廣瀬俊朗さん
(ラグビー元日本代表キャプテン)
ラグビーの海外遠征で、たくさんのワインと出合ってきたラグビー元日本代表キャプテンの廣瀬俊朗さん。それらのワインを通じて、会話が弾み、仲間ができ、その国をより深く知ることができたそうです。「ワインはたくさんの良い思い出と、最高の時間を作ってくれる飲みものです」と語る廣瀬さんにとって、ルイ・ロデレールは親しみと共感を持つメゾンなのだとか。その理由をお伺いしました。
ラグビー選手として世界各国を遠征中に、南アフリカ、フランス、ニュージーランド、アルゼンチンなど、“ラグビーの強豪国は実はワインの銘醸地が多い”ということに気づいた廣瀬さん。世界各地でワインに親しみ、今やすっかりワイン好きとして知られています。
「現役時代はたくさんの国に遠征しましたが、その土地ならではの美味しいワインと数多く出合ったことがいちばん印象に残っています。
それぞれの都市で、みんな自分の土地で造られたワインを楽しんでいました。ワインは人を豊かにし、楽しい時間を演出するものだと実感しました。
2007年に開催された第6回ラグビーワールドカップでは、フランス南部のカオールへ行ったのですが、その土地名産の色素が濃い“ブラックワイン”をみんなで飲んで、歯が黒(くろ)なるなあ、こんなワインもあるんや~!と感動したり。
2012年にはジョージアやルーマニア、フランス、2013年にもフランスに行き、その土地ごとに特徴があるワインが存在することを知りました。
しかも、どの地でもみんなワインを飲んでいる様子がとても楽しそうで。ワインは人を繋ぐなあ、というのを肌身で感じながら、ワインがどんどん好きになっていきました」
現地仕込みでワインに親しまれてきた廣瀬さんですが、シャンパーニュもよく楽しまれるそうです。それはどんなときなのでしょうか。
「シャンパーニュはやっぱり華やかなイメージがあるので、お祝いごとや友だちと久しぶりに会ったときなど、気分を上げるときに開けることが多いです。
この前、友人家族と旅行に行った際、友人が誕生日だったのでルイ・ロデレールの『ブリュット・ヴィンテージ・ロゼ』をプレゼントしたら、とても喜んでくれました。シャンパーニュは、そんなふうに嬉しい時間を仲間とシェアできるのがいいですね。
ワインは日常的に楽しんでいます。自宅には大きめのワインセラーがあり、ワインでいっぱいなんですが(笑)、もちろんルイ・ロデレールも入っています。
一人でワインを飲むときもたまにありますが、シャンパーニュはより“仲間と飲もう”という気持ちになるお酒だと思います。
ちょっと意外かもしれませんが、ラグビーにもシャンパーニュが欠かせないシーンがあります。
現役引退後にワールドカップに行った際には、試合前のパーティーでシャンパーニュを飲みましたし、試合が終わった後にも試合結果について皆で語り合いながら、パーティー会場でもシャンパーニュを飲みました。
これは2023年のフランス大会だけでなく、2019年の日本大会も同様で、シャンパーニュを飲む機会はけっこうありましたね。
試合前には景気づけみたいなところがありますし、終わったあとはノーサイド、敵味方関係なくファン同士も互いを讃え合ってみんなで乾杯、というイメージでしょうか。
実はエディさん(日本代表ヘッドコーチのエディ・ジョーンズ氏)もワインが大好きなんですよ。機会があったらルイ・ロデレールも一緒に飲みたいです。」
現役時代、ラグビー日本代表の合宿でお世話になった宮崎で、米づくりにトライしている廣瀬さん。廣瀬さんが鎌倉でオープンした「CAFE STAND BLOSSOM ~KAMAKURA~」のグラノーラやクッキーには宮崎の田んぼで栽培されたお米が使われています。
ルイ・ロデレールのシャンパーニュを日頃から家族や友人と楽しんでいるという廣瀬さん。ほかのシャンパーニュ・メゾンとは異なる、ルイ・ロデレールならではのシャンパーニュづくりの哲学と姿勢に惹かれており、近年廣瀬さんが取り組む米づくりとの共通点も感じているそうです。
「ルイ・ロデレールならではのシャンパーニュ造りへのこだわりと、真摯な姿勢が好きですね。
自分たちの畑を持ち、2000年代頭から20年以上にわたって持続可能なブドウ栽培を実践している。造り手たちのシャンパーニュづくりに対する想いが感じられ、手触り感がある。それってすごくいいですよね。
僕たちも宮崎で米づくりに挑戦しているので、そういう肌感覚は大事だと思っています。
米づくりは、代表時代にキャンプでご縁ができた宮崎と関わりを持ちたいと思い、2022年から宮崎市加江田の耕作放棄地を活用して始めました。
田植えや稲刈りといった生産現場に携わることで、食べものに対するリスペクトも大きく変わりました。
ルイ・ロデレールも自分たちの畑から一貫したシャンパーニュづくりをやっているから、これほど素晴らしい味わいになるんだなあと感じていますし、そうしたシャンパーニュを飲みたいと思っています。」
米づくりでは、栽培中は無農薬に挑戦しており、自然と共存していく取り組みの大変さを実感していると語る廣瀬さん。ルイ・ロデレールはオーガニック栽培の生産者であることにも、自身の米づくりとの親近感や共通点を感じているそうです。
素材本来の美味しさを、そしてその土地の素晴らしさが感じられるものをジャンルは異なるものの、同じ方向を向いているからこそ、廣瀬さんにルイ・ロデレールのシャンパーニュが響いています。
Profile
廣瀬俊朗
ラグビー元日本代表キャプテン。株式会社HiRAKU 代表取締役。ラグビーワールドカップ2019では公式アンバサダーとして活動。試合解説をはじめ、国歌・アンセムを歌い各国の選手・ファンをおもてなしする「Scrum Unison」や、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」への出演など、幅広い活動で大会を盛り上げた。現在は、株式会社HiRAKU代表取締役として、スポーツの普及、教育、食、健康に重点をおいた様々なプロジェクトに取り組んでいる。ラグビー日本代表応援サポーター2023に就任。2024年6月からラグビー日本代表のチームディレクター補佐に就任。