機能性とデザインにこだわり抜き、世界中のホテル、レストラン、ワイン生産者、そして多くの愛好家から絶大な支持を受けているブランド、イタレッセ。彼らが新たにリリースしたワイングラスが、「マスタークラス」です。

スタークラスは、「一つの形を一つの用途に限りたくない」と語る2代目オーナー、マッシモ・バルドゥッチ氏の言葉どおり、従来の型にはまった機能的なグラスの域を越え、マルチでより多岐にわたるテイスティングを可能にするグラスへの進化を遂げたイタレッセ新シリーズ。ワインのスタイルに合わせて使い分けるという考え方は、ワインが多様化した現代において、ぴったりのコンセプトを持った作品と言えます。

「プロヴァンスで3つのワイナリーを訪れ、それぞれのワイナリーのロゼワインを飲んだ時のことです。それらのロゼワインは産地、品が同じであるにも関わらず、味わいが全く違うワインでした。

近年では、ブドウ品種や産地毎にワイングラスが使用されますが、このとき私は一つの形を一つの用途に限定するべきではないと感じました。私たちの造ったグラスは、ブドウ品種ではなく、ワイン毎のスタイルによって選ぶグラスです。」と語る、イタレッセ2代目オーナーのマッシモ・バルドゥッチ氏。マスタークラスは、ワインのスタイルに合わせて開発されたグラスです。

マスタークラスには見た者を魅了する、繊細で美しいフォルムを有しています。この広く造られた最大径から上部に向かってぐっと絞るられたボウルは、美しいだけでなくワインからより多くの要素を引き出し、かつバランスよくテイスティングできるよう理想の形状になっています。

また、このマスターグラスには、イタレッセが長い時間と努力をかけて開発した、薄さと耐久性を兼ね備える「エクセレンスグラス」を使用。一見不安定に見える長いステムや薄いリムも強度が高められており、継ぎ目のない美しい曲線を成形しつつも、様々な場面で安心してサービスできる強度をグラスに与えています。このようにマスタークラスは「機能と美」「サービスとテイスティング」という、相反するものを見事に融合させた素晴らしいグラスと言えます。

マスタークラス48は若めでフレッシュな白ワインやロゼワインに適したグラス。小ぶりなボウルは発散しやすい花や果実のアロマを捉え、酸味をよりヴィヴィッドに感じさせてくれます。アロマを的確に集めながらも、表面積が小さいため、低温を保ちたいスパークリングや甘口ワインなどのテイスティングにも好相性です。

マスタークラス70では、ふっくらとしたボウルのふくらみが樽の使用や熟成によって生み出された複雑なブーケを引き出すことができます。また、ボウルの勾配が若い赤ワインの強い収斂味や力強い白ワインの味わいを和らげ、しっかりした構成のワインを適度に飲みやすくしてくれます。また、シェリーやヴィンテージシャンパーニュの複雑な味わいを愉しむのにも適しています。

マスタークラス90は、繊細かつ豊かな芳香を備えたワインに適したグラスです。熟成したブルゴーニュやバルバレスコはもちろん、アンフォラワイン、オレンジワインでは、ワインの持つ複雑な香りを解きほぐすとともに、アタックから余韻に至るまでの味わいの奥深さをより明瞭なものにしてくれます。