【スタッフ愛飲】思い出に彩りを与えてくれたワイン!爽やかな果実味溢れるソーヴィニヨン・ブラン
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創業80年を超える近鉄百貨店上本町店の周辺は歴史の香りが色濃く、大阪市内にありながら名所や旧跡が数多く残ります。そんな歴史ある街にワインショップ・エノテカ近鉄上本町店は2016年にオープンしました。
エノテカスタッフに、愛飲するワインとの出会いや思いを語ってもらう「スタッフ愛飲」。
今回は、エノテカ上本町店の店長を務める矢倉さんに「モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブラン」について語っていただきました。
入社当時、試飲販売での衝撃!
―紹介していただくワインは「モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブラン」ですが、赤ワインよりも白ワインの方が好きなんですか?
私はワインを季節に合わせて替えていて、特に夏はキリッと冷やした白ワインをよく飲むので、今回は白ワインの中から選ばせていただきました。
夏という季節が大好きなんですが、ちょっと汗かきなところもあって、そんな私の火照った体をクールダウンさせてくれるワインでもあります。
―そんな「モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブラン」を初めて飲んだのはいつ頃ですか?
私がエノテカに入社して最初に配属になったのが阪神百貨店なんですが、当時、インポーターさんたちと一緒にワインを10種類くらい展開して試飲販売するということをやっていました。
まだ入社して間もなく、エノテカの商品についての知識がなかった私にとって、試飲販売は理想的な環境で、飲みながら商品を覚えていきました。
その試飲販売の時に、初めて飲んで衝撃を受けたのが「モンテス・リミテッド ソーヴィニヨン・ブラン」でした。
学生時代を思い出させてくれたワイン
―その衝撃とは、どういった内容のものですか?
昔話になって恐縮ですが、大学生の頃にアルバイト先でカクテルを作ってまして、その時にこだわって作っていたのが「ギムレット」でした。
ギムレットはスピリッツのジンとライムのジュースを使って、シェイクして作るカクテルなんですが、毎夜、アルバイトが終わってから、ギムレットを作る練習をしていました。
ジンのキレとビターな部分とライムの爽やかな酸味を混ぜ合わせて、アルコール感のバランスをいかに整えるか?という事を考え、作ってはスタッフに飲んでもらっていました。
その時の記憶がモンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランを飲んだ時にフッと蘇ったんです。思えば、その頃からお酒に対する好みがある程度決まっていたのかもしれません。
―過去の記憶を蘇らせてくれたワインというわけですね。
そうですね。モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランは、一言で言えば「爽やか」で、グリーンなニュアンスが強く、柑橘でもライムっぽい印象とスッキリとした余韻もあって、その中に苦みもあります。
ワインとカクテルを同じ土俵で語るのはどうかと思いますが、事実、フラッシュバックのように思い出して、その頃からモンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランが好きになりました。催事では、企画に導入し販売をさせていただきました。
その時、たくさんのお客様から好評いただき、個人的にもますます好きになりました。
―今も飲まれているんですか?
もちろんです。ただ、私は小遣い制のため、普段飲みはクラシックシリーズのソーヴィニヨン・ブランの方が飲んでいるかもしれませんが、趣向という意味では、リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランの方が好きですね。
ペアリングはまさかの「冷やし中華」
―普段、「モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブラン」をどういう時に飲まれますか?何かエピソードがあればお願いします。
自分のプライベートな時間に飲んでいます。
私自身、結婚して子供もいるので、休日は家族サービスをしないといけなくて、なかなか一人の時間がもてない中でも、やっぱりプライベートな時間であったり、身内との集まりであったり、そういう時に飲む機会が多いです。
ワイン屋の私が集まりにワインを持っていくと、友人も期待しているので、夏であれば「これが一番好きなワインだよ」と持っていきます。
あと、冷やし中華との相性が抜群なんです!
―冷やし中華ですか!?ちょっと詳しく教えてください。
休日に一人の時があったので、お昼から飲もうかなと思って買って帰ったんですが、その時にたまたま、冷やし中華が作られていて…。
あんまり言うと家族に怒られるんですが、私の家は昭和的な食卓なので、あまりオシャレな料理も出ないですし、飲むときは家で飲むんで、昭和っぽい料理と合わせることが多いんです。
冷やし中華もごく一般的なもので、麺とたまご、ハム、キュウリと、醤油ベースのタレで作られた冷やし中華なんですが、「これでいいや」と思って合わせて飲んだら、これがまた…(笑)
―まさか、冷やし中華が出てくるとは思いませんでした。
なんでしょう。冷やし中華最強ですよ!
具材がたまご、ハム、キュウリとあるじゃないですか。それぞれがモンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランと相性が良いんですよ。醤油ベースのタレと絡まったキュウリはフレーバーが繋げてくれます。
それをアテにして、飲むというか…具材を食べた後に〆で麺を食べるという流れですね(笑)
季節的にギリギリかもしれませんが、機会があれば、ぜひ、皆さんも冷やし中華とモンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブランを合わせてみてください。
矢倉さんは、このようなインタビューは初めてだったようで、インタビュー中に「これで大丈夫?」と、何度も私を気遣ってくれて、優しい人柄がにじみ出ていました。
夏を連想させる、爽やかさを持った「モンテス・リミテッド・ソーヴィニヨン・ブラン」は、矢倉さんの最初のお酒の好みを改めて思い出させてくれたワイン。催事でお客様に体験してもらうことで、もっともっと好きになっていったとか。
自分が最も好きなワインを、自分を介してさらに興味を持ってもらえたり、美味しさを共感できるということは、とても嬉しい経験ですよね。
矢倉さん、お忙しい中ありがとうございました。
今回ご紹介いただいたワインはこちら>
今回取材をした近鉄上本町店
- 住所 〒543-8543 大阪府大阪市天王寺区上本町6-1-55 近鉄百貨店上本町店 B1F
- TEL 06-6711-0295 FAX 06-6711-0296
- 最寄駅 近鉄難波線・奈良線・大阪線「大阪上本町駅」 大阪メトロ谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」
- E-mail uehonmachi_shop@enoteca.co.jp
- 営業時間 10:00~20:00