「Stay Home」が呼び掛けられるようになってから、はや2か月。ワインラヴァーはどのように過ごしているのでしょう。
ワイン好きは、ひと好き、概して「ひとたらし」が多いもの。だからこそ仲間と交流できない日々が続けば、より一層試練に感じてしまうのかもしれません。
しかし、最近ではZoomやHangoutsなどのWeb会議システムを利用して自宅待機を有効に過ごしているようです。
オンラインでのワイン会が楽しくなるコツ
筆者がZoomを導入したのは今年の3月のこと。新型コロナウイルスが深刻になり始めたときです。
「今、Zoom使えないなんて完全に乗り遅れだ」と先輩から叱咤激励され、よちよち歩きのヒヨコのように見様見真似で使い始めたのです。使いこなせばまさに「天国」。今では毎日Zoomを使って打ち合わせ、レッスンの配信まで行っています。
最近、特にハマっているのが「ワイン会」です。「オンラインで飲んで楽しいのか」と最初は半信半疑だったものの、今では仲間との交流がすっかり癒しの時間になりつつあります。
以下に、オンラインでのワイン会が楽しくなるコツをいくつかご紹介したいと思います。
テーマを決めよう
リアルワイン会と同じようにテーマがあった方が盛り上がるでしょう。例えば「ロゼワイン」「2000円以下で美味しいワイン」「イタリア」といった具合に、ワインのタイプや、値段、生産国など何か一つ「しばり」があるだけで参加者の知的好奇心が満たされます。
特にテーマに沿って参加者が飲んでいるワインを紹介してもらうと良いでしょう。場の一体感が増すという嬉しい効果もあります。
最適な人数がある
Zoomの機能では100人と繋がることができます。しかし参加者が多くなればなるほど、発言しにくくなるものです。
リアル飲み会と同じで、楽しく飲むためには程良い人数であることも重要でしょう。
顔出しだと盛り上がる
カメラもマイクもOFFにされてしまえば、カメラの前に相手がいないなんてこともありえるかもしれません。やはりオンライン飲みで交流を深めるには、カメラもマイクもONがおすすめ。
ペットのサプライズ登場というのも、リアルでは体験できないので盛り上がります。
カメラ写りが気になる方は3000円前後で手に入るリングライトもお試しあれ。美男美女に磨きがかかること間違いないでしょう。
スマホ/PCの使い分け
スマホで参加すれば、仲間の「セラー見せて」というリクエストに答えることが出来たり、おつまみを作っている様子を見せたりと、臨場感が楽しめます。
パソコンなら夫婦そろっての参加も叶いそうです。
時間を決める
帰路につく必要がない、あとは布団に倒れるだけ…となると、どうしてもダラダラとワイン会が続いてしまいがちです。
際限なくパソコンやスマホに向かってワイン会をしていれば、家族にもよく思われないもの。
〇時~〇時と時間を決めて、メリハリをつけて行うのもコツです。
進化する楽しみ方
「必要は発明の母」とはよくいったもので、最近ではWeb会議システムを使った新サービスが次々と誕生しています。
例えばワインを購入すれば、Web会議システムを通じて、ワイン講師と一緒にテイスティング出来るとか、ワイナリーツアーに参加でき生産者に直接質問できるといったものです。
通常だったら5~6年かけて浸透したワインの楽しみ方が、この数か月で一気に広がり定着しつつあります。
テクノロジーをうまく利用して、自宅で過ごす時間を充実させたいものです。