夏バテや食欲の落ちる季節になると、自然と脳と体がエスニック料理を欲してきませんか?タイやベトナム、インドネシアなど東南アジアの暑い地域のお料理だからこそ、暑さを乗り切る知恵がギュギュッと詰まっているのです。
一方、暑い日が続くと飲む機会の減るワイン。楽しみたい季節のすれ違いから、一緒にテーブルに並ぶ印象はあまりない組み合わせかもしれませんが、実はこれ、ものすごくもったいないことなんです。
エスニック料理にこそ、是非ワインを合せて楽しんでほしい!その理由とは一体何でしょう?
エスニック料理とワインのペアリング
エスニック料理とワインの相性が良い理由は、ハーブの香り・柑橘系の香り・スパイス感・甘み・酸味・辛味など、共通の要素がとても多いから。
パクチーにグリーンのニュアンスのある爽やか白ワイン、レモンやライムの味付けにイキイキとした酸の白ワイン、スパイスの効いた料理にスパイシーな赤ワイン…似た者同士を合わせることで、料理とワインがお互いの良さを引き立て合う、ペアリングの王道を完成させることができるのです。
ロゼワインは、幅広い料理に合わせられる万能選手。特に、エスニック料理によく使われるエビ・イカなど魚介の旨みや、香辛料の効いた料理、辛味のある味わいにはロゼワインがおすすめです。
やや甘口・キリッと辛口、どちらのロゼワインもよく合います。ハーブやナンプラーなど、食材も調味料もインパクト強めなものが多いので、ワインも繊細なタイプより、しっかり華やかなタイプを選んでみてください。
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ベトナムを代表する料理!生春巻き
お米がシート状になったライスペーパーで包み、揚げずにタレをつけて食べる、ベトナムの生春巻き「ゴイ・クン」。
「包んだ和え物」という名前の通り、豚肉・ビーフン・エビ・にんじん・もやし・ニラ…にぎやかな具を一緒に巻いて食べるのが特徴です。
生のハーブをたっぷり包んだお料理には、同じくハーブのニュアンスのある、爽やかですっきりした白ワインを。特に柑橘系のフルーティータイプがピッタリです。
生春巻きは、ニラやコリアンダーなど、エスニック料理の中でも特に香りのインパクトが強いお料理。料理の香りに消されてしまわないよう、ワインも味わいのハッキリとした、香り高いものを合わせるのがポイントです。
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甘辛ソースが決め手!カオマンガイ
茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯を盛りつけ、甘辛味のソースをかけていただくカオマンガイ。マレーシア・シンガポール・タイなど、東南アジアの屋台料理で、日本では「シンガポール風チキンライス」、「海南(ハイナン)風チキンライス」とも呼ばれています。
鶏肉料理は爽やかなタイプの白ワインを合せることが多いですが、カオマンガイなら、甘辛いソースに合わせてコクのあるふくよかなタイプの白ワインがおすすめ。鶏肉・お米・ソース、三つの素材をワインがふわっと包み込み、奥行のある味わいに格上げしてくれます。
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タイ風焼きそば!パッタイ
魚介と香り野菜を炒めて旨みが凝縮された、甘辛いタイ風焼きそば。モチっとした平打ち麺に、甘酸っぱいソース、ナンプラー特有の風味やスパイスなど、様々な味わいの詰まったパッタイには、果実味たっぷりでほのかに甘いニュアンスを感じる赤ワインがおすすめです。
タンニンは料理の辛みを強調しすぎてしまうので、渋みの少ないなめらかなもの。太陽ふりそそぐ休日のお外でランチ、ソース焼きそばに甘口の中農ソースをかけて食べる感覚で!
唐辛子のピリッとした辛さを和らげ、パッタイの甘辛さをまろやかにまとめてくれます。
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インドネシアの旨辛料理!ナシゴレン
鶏肉とたまねぎ、パプリカなど甘味のある野菜を、唐辛子とナンプラー、オイスターソースでまとめたインドネシア版チャーハン。味付けはパッタイに似ていますが、一番の違いはお米の料理ということ。お米の甘みには、甘い果実味のある赤ワインより、キリッとした赤ワインがよく合います。
インドネシアでは、フルーツやハーブを入れたアイスティーと一緒に、朝食に出てくることも多いナシゴレン。ワインもアイスティー感覚で、冷やしておいしいライトな赤ワインが気分を高めてくれます。氷を浮かべたロックスタイルも楽しいですね。
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まとめ
甘酸っぱさと爽やかなハーブ感、ピリッとスパイシー、暑くなると恋しくなるエスニック料理。夏のワインの楽しみ方を取り入れれば、エスニック料理の魅力も更なる広がりを実感できます。
今年の夏は、エスニック料理とワインのおいしい関係を楽しんでみませんか?