近年世界的なブームとなっているロゼワイン。アメリカでは2014年から2018年までの5年間で消費量が1.5倍になり、フランスでも白ワインより多く飲まれているワインとなりました。
そんなロゼワインは、日本では桜を想起させる色から「春のワイン」というイメージがありますが、実は、諸外国では「夏のワイン」の代名詞。今年の夏はもっと身近にロゼワインを楽しんでみませんか?
ロゼワインブームを牽引する一大産地フランス・プロヴァンス地方から、ドメーヌ・オット★のブランドアンバサダーであるクリストフ氏に本場のロゼワインの楽しみ方を教えてもらいました。
ドメーヌ・オット★ブランドアンバサダー、クリストフ氏
プロヴァンスってどんなところ?
その前に、まずはロゼワインの本場、フランス・プロヴァンス地方についておさらいしましょう。
プロヴァンス地方は、南を地中海、東はイタリア国境に接するフランス南東部にある地域です。
とりわけ地中海に広がるエメラルド色の海岸線「コート・ダ・ジュール(紺碧の海岸)」が有名で、その美しい海岸線はヨーロッパの方々も憧れる絶景の一つ。
ニースやカンヌといったリゾートタウンは、フランス国内のみならず世界中の人々が夏のバカンスに訪れる、セレブに愛される街として知られています。
そんなフランス屈指のリゾート地、プロヴァンスの特産品がロゼワインなのです。
プロヴァンスで生産されるワインのおよそ90%がロゼ。フランス全体のロゼワイン生産量の約40%を占める一大産地となっています。
夏こそロゼ!
プロヴァンスの気候は年中温暖。夏場の平均最高気温は28度前後に達しますが、暑い夏でもニースの街を歩くと、カフェやレストランのテラスで多くの人が楽しんでいるそうです。
そんな彼らが楽しんでいるのが、地元の特産品である淡いピンク色のロゼワインなんだとか。キンキンに冷えたボトルから滴る水滴、爽やかでキリっとした味わい、暑いなかで飲むしっかりと冷えたロゼは最高ですよね。
そしてなんといってもエメラルド色の地中海、晴れた青空と淡いロゼワインのコントラストは最高です!
とりあえずロゼ!
クリストフ氏によると、ロゼワインの最大の魅力は「とにかく気楽に楽しめること」。
一人でも、家族とでも、友達とでも。食事の際にはもちろん、何気ない夏の夕暮れにリラックスしたい時やアウトドアシーンまで、どんな場面でも寄り添ってくれる存在だといいます。
ロゼワインには赤ワインのようにしっかりとした渋みはありませんが、白ワインよりも強い果実味があり、アペリティフや前菜、メインが肉料理だろうと魚料理だろうとお構いなし。どんな食事にも合わせやすいのです。
そのためプロヴァンスのロゼワイン上級者は、レストランに入ると「とりあえずロゼワイン」といった頼み方もするそうです。なんだか聞き慣れたフレーズですが、不思議とおしゃれに感じますね。
まとめ
暑い時期こそロゼの真骨頂。本場プロヴァンスでは、暑さが本格化する夏にロゼワインが楽しまれています。
今年の夏はロゼワインを片手にプロヴァンスに思いを馳せ、バカンス気分に浸ってみてはいかがでしょうか。何気ない日常でも、ロゼワインがあるだけでおしゃれな雰囲気になりますよ。
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