夏に飲みたくなる、キリリとした飲み口の爽やかなシャブリ。日本でも人気のある白ワインですが、よく「牡蠣×シャブリ」は好相性と言われますよね。

では、他にどんなおつまみが合うのでしょうか？

今回は暑い季節に美味しいシャブリと合わせる簡単おつまみレシピをご紹介します。この夏のおうちでのワインタイムに、ぜひシャブリと合わせてお試しください！

縦に長く広がるフランス・ブルゴーニュ地方の最北に位置するシャブリ地区。スラン川の両岸に、美しいブドウ畑が広がっています。

この冷涼な気候で生まれる辛口の白ワインがシャブリで、ブルゴーニュを代表するシャルドネ種から造られています。

この地方ならではの非常に冷涼な気候と、特有の石灰質を多く含む土壌から、ワインには爽やかでキレのある酸と、豊かなミネラル感が生まれます。

そんなキレのある酸や港町を想起させるようなヨードの香りが、牡蠣と相性抜群！牡蠣シャブリと言われるほど定着したのです。

牡蠣とシャブリの相性は有名ですが、他にはどんな食材と合うのでしょうか。

シャブリは、豊かな果実味とキレの良い酸味、硬質な味わいが特徴なので、牡蠣以外の魚介類にももちろんピッタリです。

貝類や、淡泊な魚、豚肉や鶏肉と言った白系の肉にも合います。レモンや酢などの酸味にも合わせやすく、揚げ物などの油分を合わせれば、口の中をさっぱりとさせてくれます。

また、天ぷらや寿司などの和食にも、シャブリは好相性です。

シャブリと一言で言っても、格付けや製造方法によっても味わいが異なります。ワインの重さと料理の味わいを合わせ、シンプルにレモンや塩などでいただく料理から、バターやクリームなどに合わせる料理など様々に合わせることができます。

地元では、郷土料理や地元のチーズと合わせることが多いそうです。

今回は、魚介のホタテ、サーモン、豚肉を使用した簡単なおつまみを3品ご紹介します。

ホタテとゴールドキウイの甘みをわさびの風味で引き締めて、カルパッチョに。ミネラル感のあるシャブリと合わさると、味わいのバランスが良く、ワインが進みます。

サーモンをレモンバターでシンプルにホイル焼きに。レモンの香りとサーモンの旨味は、爽やかなシャブリにピッタリです。

パン粉焼きのカリっとした食感は、シャブリのキレの良い酸味やミネラル感とよく合います。豚肉の甘みが、シャブリ果実味でさらに引き立ちます。

シャブリをいただく際、作っておくと重宝するのが、ブルゴーニュバターです。

エスカルゴなどにも使われるブルゴーニュバターは、野菜から魚、肉と何でも合わせやすいので、お好みの食材と合わせて楽しめます。

日本で昔から人気のある白ワイン、シャブリ。暑い季節に飲むシャブリの酸味は、身体のほてりを取り、リフレッシュさせてくれます。

デイリーワインに常備したい白ワインですね。ぜひ、この夏のワインタイムに、シャブリと合わせてお試し下さい。