【今日のワイン】赤ワインの「渋くて酸っぱい」というイメージを塗り替えてくれた「グラン・ヴァン」
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皆さま、初めまして。エノテカ・オンラインの尾渡です。2022年の「今日のワイン」を担当させていただきます。
本日は自己紹介という意味合いを込めて、私の20歳の頃のエピソードとともにワインをご紹介したいと思います。
突然ですが、皆様は初めてワインを飲んだ時、どんな感想をもったか覚えていますでしょうか。「とにかく美味しかった」「感動してワインにハマってしまった」という方もいれば、全く記憶にない……なんて方もいらっしゃるかと思います。
私が初めて飲んだのは赤ワインだったのですが、20歳になりたての私には「渋くて酸っぱい」と感じられ、あいにく良い出会いではありませんでした。
のちに、その印象を大きく変えてくれたのが本日ご紹介する「グラン・ヴァン」です。
私がこのワインを初めて飲んだのは、成人式翌日の晩。両親がお祝いにワインとご馳走を用意してくれていました。
初めて赤ワインを飲んだ時の印象が強く、それ以来赤ワインは敬遠していましたが、せっかく両親が用意してくれたのだからと思い挑戦してみることに。
グラスに鼻を近付けると、ふわりと漂う果実と樽の香りが心地良く、不思議と食欲を誘います。おそるおそる口に含むと、滑らかでまろやかな口当たりと豊かな果実味が感じられ、頬がゆるんでしまいました。これまでの「赤ワイン=渋く酸っぱい」というイメージが一新された瞬間です。
そんな過去を思い出しながら、今回は最新ヴィンテージの2017年を飲んでみました。
熟したベリーやカシス、プラムのアロマが漂い、「濃密」という印象を受けます。木樽由来のトーストやチョコレートのニュアンスも立ち上り、これまでのヴィンテージよりも高級感のある仕上がりに。
果実味は凝縮感たっぷりで親しみやすいため、赤ワインを渋く酸っぱいと思っている人にぜひオススメしたい1本ですね。
こちらのワインを手掛けるワイナリー、ドメーヌ・ド・ロスタルの「Ostal(オスタル)」は家や家族を意味するそう。両親をきっかけに出会ったワインなので、なんだか不思議な縁を感じてしまいます。
今日は20歳の頃の自分に思いを馳せながら、ゆっくり味わおうと思います。
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