こんにちは！エノテカ・オンラインの川相です。

寒い日が続きますが、皆さんはどうお過ごしでしょうか。私は寒いと出かけることが億劫になるので、自宅でワインを飲みながら過ごすことが多いです。

先日も自宅でワインを飲みながらインターネットで動画を見ていたのですが、たまたま目にした洋画のワンシーンにとても興味をそそられるということがありました。

そのシーンはダンディな方が1人で暖炉の近くでワインをゆったりと楽しむというもの。洋画では時々このようなシーンを見かけることがありますが、季節的にも最近の過ごし方としても憧れを強く抱きました。

このような過ごし方を自分もしてみたいと思いますが、家に暖炉はありませんし、周りを見渡してもあるのは炬燵と電気ストーブだけ。ダンディさもオシャレさも全くありません。

素敵な空間を再現することは早々に諦めましたが、ソムリエとしてはせめてワインだけでも憧れの時間に近づけるようなものを選びたいと思いました。

そこで選んだのがこちらの「ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン」です。

カリフォルニアで造られる赤ワインですが、「洋画」ということから連想しただけではありません。

こちらのワインを造るケイマス・ヴィンヤーズは、カリフォルニアの生産者の中でも特に歴史が長く、ワイン専門誌でも高く評価されている生産者。格好良く決めるために、普段は中々飲むことのないスペシャルな生産者を選びました。

またこちらのワインは、カリフォルニアワインの王道とも言える力強いスタイルが魅力です。しっかりとした芯を持つ味わいはゆっくりと過ごすには適していますし、体をあたためてくれるような濃厚さは寒い季節にぴったりです。

実際に自宅で飲んでみると、熟したカシスやブラックベリー、バニラやビターチョコレートなどの濃密な香りによってすぐに引き込まれました。

口に含むと広がる甘さを感じてしまうほどの濃厚な果実味。どっしりとした重みはありますが、口当たりは驚くほど滑らかです。

最後に果実とスパイスの味わいがいつまでも残るような長い余韻を楽しんでいると、気づけば心も体もリラックスしていました。

今回ワインのおつまみとして合わせたのは、コーヒー豆の入ったチョコレート。

甘いものを合わせるのは意外かもしれませんが、濃厚な味わいとビターチョコレートのような香りを持つワインのため相性は抜群です。またちびちびと食べることが出来るので、時間をかけてワインを飲む時にはうってつけです。

こちらのワインの楽しみ方としては、映画鑑賞や読書をしながら飲んだり、バレンタインやホワイトデーに恋人と楽しむのもおすすめ。

皆さんもワインでゆったりとした時間を過ごしたい時があればぜひお試しください。

ケイマス・ヴィンヤーズ カベルネ・ソーヴィニヨン / ケイマス・ヴィンヤーズ