【今日のワイン】サラブレッド好きにおすすめ!「ヒューソネット・カベルネ・ソーヴィニヨン」
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こんにちは。エノテカ・オンラインの尾渡です。
早いことで今年も4ヵ月が過ぎましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。私は近所に少しだけ残ったモクレンの花の優しい香りに、春の名残を感じています。そんなモクレンも次第に花弁を落として若葉が増え、新緑の季節へ。
新緑と聞いて私が思い浮かべるのは、ゴルフ場や競馬場のターフです。心地良い風が吹く中、青々しい芝がとても綺麗で印象的。
ターフを走るサラブレッドに限って言えば、5月は特にオススメの季節です。芝の上を時速60~70kmで目の前を駆け抜ける姿は衝撃的で、大学生の頃に感激して以来すっかりハマってしまいました。
すっかり趣味の話に熱が入ってしまいましたが、今日はそんなサラブレッドに関係のあるワインを飲んでみたいと思います。「ヒューソネット・カベルネ・ソーヴィニヨン 2018」です。
競走馬が描かれた特徴的なエチケット。コルクにも同様に馬が描かれています。これはワイナリーのアラス・デ・ピルケが、チリ・アンデス山脈のふもとに広がるマイポ・ヴァレー、ピルケ南西部の600haの敷地で牧場とワイナリーを経営していることに由来します。
「アラス」とはスペイン語で「馬牧場」という意味。1892年に設立された、チリで最も歴史あるサラブレッド牧場でもあります。
サラブレッドと関係のあるワイナリーは数多くあるのですが、馬名を冠したワインは多くありません。実はこの“ヒューソネット”というのは競走馬の名前で、アメリカで活躍した偉大なお馬さん。引退後にはピルケ牧場で種牡馬入りし、数々の名馬を送り出しました。
いざ、グラスに注いでみると、熟したラズベリーやブラックベリーの香りが広がります。ベルベットのような滑らかな舌触りで、程良く溶け込んだタンニンが魅力。酸味が味わいを引き締めた後、カカオやバニラの風味が優しく続きます。濃厚でコクのあるスタイルで、素直に美味しいと感じました。
カベルネ・ソーヴィニヨン主体ですが、このワインはヴィンテージによって、シラーやカルメネールがブレンドされます。今回飲んだ2018年ヴィンテージは、カルメネールがブレンドされた年でした。
今日は偉大な競走馬の名を冠したワインを飲んでみました。5月の週末はこちらのワインを飲みながら、サラブレッドたちの夢を応援したいと思います。
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