ワインにまつわる用語はたくさんあります。
そのためなんとなく難しいと感じる方も多いと思いのではないでしょうか。
しかし、その意味を知ればワインがもっと面白くなるかもしれません。
ここではよく出てくるワインの用語について、辞典形式で分かりやすくお伝えします。
ドメーヌ(Domaine)
ドメーヌ(Domaine)とは、ブドウの栽培から醸造、熟成、瓶詰めまでのワイン造りの工程全てを行う生産者を指します。
大きな特徴は、一貫したワイン造りを行うことができ、品質をコントロールすることができることです。
そのため、造られるワインは生産者の意図やこだわりをより強く感じることができます。
しかし家族経営などの小規模な生産者が多く、生産量が少ないため入手困難なこともしばしば。
特に人気のドメーヌが生産したワインは、そういった理由から高値で取引されることも多くなっています。
グラン・クリュ(Grand Cru)
グラン・クリュ(Grand Cru)はフランス語で「偉大な畑」という意味です。
グラン・クリュを名乗るには厳しい条件があり、その品質は世界のワインの中でもトップクラス。
地域ごとにその条件は異なりますが、いずれにしても最高峰のワインと言えるでしょう。
生産量は少なく、ブルゴーニュ地方ではこの地方で造られるワインのわずか1%ほど。
その希少価値の高さと品質の高さから、一度は飲んでみたい憧れのワインとしてその地位を確立しています。
代表的なグラン・クリュとしてはモンラッシェが挙げられます。
モノポール(Monopole)
モノポール(Monopole)は単独所有の畑を意味し、一つのブドウ畑を一つの生産者のみで所有することを言います。
特にフランスのブルゴーニュ地方では、市民の財産や家族関係について定めたナポレオン法典によって土地が細かく分割され、一つのブドウ畑が多くの生産者によって所有されています。
そのため単独所有されるブドウ畑は珍しく、モノポールのワインは非常に希少です。
有名なモノポールの畑としてはロマネ・コンティやラ・ターシュが挙げられます。