【スタッフ愛飲】人生で唯一リピートしているワイン!「ゾンマー・クーベーアー・トロッケン」
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エノテカスタッフに、愛飲するワインとの出会いや思いを語ってもらう「スタッフ愛飲」。
今回は二子玉川東急フードショー店で副店長を務める原田さんに「ゾンマー・クーベーア―・トロッケン」について訊きました。
同じワインを購入することがほとんどないという原田さんが、唯一リピートしているというこのゾンマー・クーベーア―・トロッケン。その魅力をたっぷりと語ってもらいました。
シンプルな名前に惹かれて
―今回ご紹介いただくワインを愛飲するようになったきっかけを教えてください。
このワインの取り扱いが始まってすぐの頃に、購入して飲んだのがきっかけです。「ゾンマー=夏」というシンプルな名前に惹かれて手に取りました。
夏の明るい雰囲気がワイン名とエチケットから伝わってきて、すごく親しみやすそうなワインだなというのが第一印象でした。
-太陽のイラストが可愛らしいですよね。
そうなんです。ドイツワインってワイナリーの紋章や畑などが描かれたシンプルなエチケットが多いと思うのですが、これはある意味ドイツらしくないというか。一目見て可愛いなと思いました。
いざ飲んでみると、リースリング特有の華やかなアロマとフレッシュな味わいが口の中に広がって、思わず「美味しい!」と声に出していました。
もともとリースリングが好きなんですが、このワインは初めて飲んだときにハマってしまって、それ以来ずっとリピートしています。
―リースリングがお好きなんですね。
はい。ワインを勉強し始めた頃、友人に「まずは好きな品種を見つけて、そこから知識を広げていけば良いよ」とアドバイスをもらったんです。そこで色々な品種を飲み比べたときに、自分はリースリングが好きだと気づきました。
リースリングは甘口から辛口まで、様々なタイプがあって面白いです。基本的にはこのゾンマーのような辛口タイプが好きで、特有の華やかなアロマや、酸味のあるフレッシュな味わいがリースリングの魅力だと思います。
リピートする唯一のワイン
―このワインのどんなところが好きですか?
まずは微炭酸のようなプチプチとした口当たりが好きです。これはヴィンテージにもよると思うのですが、近年のヴィンテージはこのプチプチ感が強い気がします。
あとはキンキンに冷やしても香りが損なわれないので、最初から最後までこの華やかな香りを楽しむことができるのも気に入っているポイントです。味わいのバランスが良く飲み疲れしないので、ワイン単体で飲んでも美味しいところが良いなと思います。
実はこれまでワインをリピートしたことがほとんどないのですが、このワインは唯一何度も購入しているんです。私はこのワインが本当に好きなんだと思います。
-ワインをリピートしたことがほとんどない!その理由はなんですか?
そうですね……。自分の中で指標となる言葉って何かあったりしませんか?
私はワインを勉強し始めたころ、先輩に「ワインのプロを名乗りたいなら1,000種類飲むつもりでいなさい」と言われて、それがずっと心に残っています。言われた瞬間は「何を言っているんだろう」と不思議に思ったのですが、ソムリエたるもの、色々な種類のワインを飲んで勉強しなさいという意味だったと思うんです。
この言葉が自分の中で指標となっていて、ワインを飲むときは自分が飲んだことのない銘柄やヴィンテージを優先して飲むようにしています。だから同じワインをリピートするということがほぼないんです。
そう考えるとこのワインは私にとって本当に特別なワインですね。
酸味のある食事と合わせたい
―普段はこのワインをどのように楽しんでいますか。
このおつまみを絶対合わせる!といったこだわりはあまりなく、飲み始めて気づけばなくなっている……というのが正直なところです。美味しくてついつい飲み過ぎてしまいます(笑)
何か料理を合わせるなら、このワインが持つ柑橘の風味に合わせて、レモンを絞って食べるような料理やビネガーを使った料理が合うと思います。あとはヤムウンセンというタイ料理があるのですが、それも相性が良いですよ。
―ヤムウンセン、初めて聞きました!どんなお料理ですか?
春雨を使ったサラダです。エビやイカなどの具材と春雨を、ライムのような酸味の強い果汁で味付けしたもので、このワインととても合いますよ。
エスニック料理が好きな方にはぜひ試していただきたいです。
―私も試してみます!これから夏本番ですが、今年もゾンマーを飲まれますか。
もちろんです!ゾンマーはいつ飲んでも美味しいですが、やっぱり夏に飲むのは格別です。
自分で楽しむのはもちろん、お客様にもこのワインが持つ魅力を伝えていきたいと思います!
ゾンマーの魅力をたっぷりと語ってくれた原田さん。このワインに対する愛情もさることながら、ワインのプロとしての心構えをも垣間見ることができたインタビューでした。
皆さんも、ゾンマーと共に夏を迎えてみてはいかがでしょうか。
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