暑くなってくると、ひんやりとしたデザートが美味しく感じますよね。今回はワインを使った大人のスイーツ、「ワインゼリー」をご紹介します。
つるりと喉越しの良いゼリーは、食欲がなくなりやすい夏にピッタリです。ワインの飲み残しや余ってしまったワインの活用にもなりますよ。
ワインゼリーの作り方
しっかりとアルコールを感じられる、ワインの風味を残した大人のワインゼリーです。材料は四つで手軽に作れます。
フルーツを添えると、爽やかな甘みが加わってさらに美味しくなりますよ。
【材料 3~4人分】
Aワイン 250ml
Aグラニュー糖(砂糖) 50g
粉ゼラチン 5g
水 大さじ2
※ワインは辛口を使用しています。甘口ワインを使用する場合は、甘さを調整してください。
【作り方】
1.粉ゼラチンを水でふやかしておく。
2.鍋にワインとグラニュー糖を入れ、混ぜながら砂糖が溶けたら火を止める。ゼラチンを加えて溶かす。
3.容器に入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やす。お好みでフルーツを添えてください。
<ポイント>
今回のレシピでは、アルコールはしっかりと残ります。アルコールを飛ばしたい場合は、工程2でワインと砂糖を沸騰させアルコールを飛ばしてから、火を止め少し温度を下げてからゼラチンを加えてください。仕上がりのワイン風味を和らげたい場合は、ワインの半量を水にしても大丈夫です。
ワインは赤、白またはロゼ、スパークリングワインでも作ることができるので、お好きなワインでお試しください。タンニンが強い赤ワインの場合、味わいが渋くなりやすいので、軽めのものや半量を水にすることもおすすめです。
ゼリーを作る際、お好みでフルーツを添えると華やかで瑞々しさが加わり、美味しさも格別です。お好みのフルーツで構いませんが、ワインの色と同化しないように、フルーツとのコントラストがはっきりすると見た目にも彩り良くなります。
赤ワインゼリーにぶどう(皮なし)や桃、白ワインゼリーにイチゴやラズベリー、ロゼワインにはチェリーやブルーベリーなど、色の違いがあると見た目も華やかです。
赤ワインのゼリーは渋みを感じやすいので、酸味より甘味が強いフルーツを添えると食べやすくなります。
今回はワインのみでゼリーを作成しましたが、ゼリーの中にフルーツを加える場合、タンパク質分解酵素を含む生のパイナップルやキウイ、パパイヤ、イチジクなどはゼラチンが固まらないことがあるので、フルーツに火を入れてコンポートにしてから、または缶詰を使用してください。
さらにアレンジ!
基本のワインゼリーをさらにアレンジしてみませんか?赤、白、ロゼの組み合わせで2層や3層のゼリーにすれば華やかなワインゼリーになります。
最初に1段目のゼリーをしっかりと冷やし、2段目のゼリーはゼリー液の粗熱を取り、上に流し入れてよく冷やします。
もっと手軽にするには、ゼリーをフォークでクラッシュさせて、1段目の上にのせてもおしゃれにできますよ!
ワインゼリーに生クリームやシリアルをプラスすれば、パフェ風にもアレンジできます。
ゼリーを使った前菜にアレンジ!
甘い物が苦手な方には、ゼリーの甘みを控えめにして塩味を足した、おしゃれな前菜にアレンジしてはいかがでしょうか。
【材料】
Aワイン 250ml
Aグラニュー糖(砂糖) 大さじ1
A塩 小さじ1/4
粉ゼラチン 5g
水 大さじ2
※コクを出したい場合には、コンソメ顆粒を加えても美味しくなります。
作り方は上記と同じです。
クラッシュしたゼリーをバゲットにのせて、カナッペに。
茹でた野菜を容器に加えてゼリー液を流し入れて冷やせば、おしゃれなワインゼリー寄せおつまみに変身です!
ワインをしっかりと感じられるキリっとしたゼリーなので、暑い日の前菜にピッタリです。
まとめ
大人の楽しみ方でもあるワインゼリー。暑い日のデザートや、食事の前菜になるおしゃれな1品が出来上がります。材料もシンプルなので、飲み残したワインの消費にもなり、便利ですよね。
ワインはアルコールを残しているので、食べ終わりはほろ酔いで良い気分。ぜひ夏の暑さに負けないように、ひんやりワインゼリーを作ってみてくださいね。