毎年11月の第3木曜日に解禁される、ボジョレー・ヌーヴォー。
毎年、解禁日には世界各地でパーティーが催されるなど、人気を博しています。
今回は、今年の解禁日はいつなのか、そしてなぜ毎年11月の第3木曜日に解禁されるのかについてご紹介します。
ボジョレー・ヌーヴォーを予約
2024年の解禁日は?
2024年の解禁日は、11月21日(木)です。
9月頃に収穫されたブドウが、この日には私たちの手元にワインとして届けられると思うと、なんだかワクワクしませんか?
そもそもボジョレー・ヌーヴォーとは、フランスきっての銘醸地、ブルゴーニュのボジョレー地区で造られる、ワインの新酒(ヌーヴォー)のこと。
ガメイと言う黒ブドウ品種を使って造られます。
魅力はなんといっても、その年に収穫したブドウで造られるワインをいち早く味わえるということ。新鮮なブドウ由来の、フレッシュかつフルーティーな味わいを楽しむことができるのです。
なぜ11月の第3木曜日になったの?
ボジョレー・ヌーヴォーが造られ始めた頃、解禁日は設けていませんでした。
そんな中、他の生産者よりも早く販売しようとする者が現れ、発酵不十分な質の悪いヌーヴォーが出回るように。そこで、ワインの品質を守るため解禁日が設けられるようになったのです。
当初、解禁日は11月15日と制定されていました。
しかし、この日が土日にあたると運送業者やワイン販売店がお休みになってしまい流通や売上が大きく左右されてしまったことから、1985年より11月の第3木曜日に改定されたのです。
ちなみに、ヌーヴォーは11月の第3木曜日午前0時より前に栓を抜いてはならないことになっているので、日本は日付変更線の関係で、本場フランスよりも約8時間早く楽しむことができるんですよ。
最速でヌーヴォーを楽しむ方法
解禁されたらすぐに飲みたい!そんな方に、なるべく早くヌーヴォーを楽しむ方法をご紹介します。
なんといっても1番早いのは、解禁と同時にバーや居酒屋で飲むという方法。
ボジョレー・ヌーヴォーの取り扱いがあり、かつ深夜まで営業している飲食店の中には、午前0時にボジョレー・ヌーヴォーを提供してくれるお店があります。中には解禁パーティーが催され、非常に盛り上がるお店も。
馴染みのお店や気になっていたワインバーなどがある方は、解禁と同時にボジョレー・ヌーヴォーを提供する予定があるか、事前に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
自宅でなるべく早く飲みたいという方は、ワインショップでの事前予約がおすすめ。
ワインショップでは、ボジョレー・ヌーヴォーの事前予約を受け付けているお店があります。
受け取りは、実店舗があれば直接お店に行って受け取る、あるいは自宅への配送を手配するのが一般的。
お店の開店直後に受け取りに行くか、配送の手配を解禁日の午前中着にすれば、お昼頃にはヌーヴォーを飲むことができそうです。
木曜日の午前中なので、お仕事のある方はお昼から抜栓!というわけにはなかなかいかないと思いますが、日中に受け取り、夕飯まで冷やしておいてベストな状態を楽しむことができるので、実はおすすめの方法です。
解禁が待ちきれない!早く飲みたい!そんな方はぜひ試してみてくださいね。
ボジョレー・ヌーヴォーの美味しい飲み方
待ちに待ったボジョレー・ヌーヴォー。せっかくなら、ポイントを押さえて最大限に楽しみませんか?美味しく飲むポイントをご紹介します。
フレッシュさが特徴のボジョレー・ヌーヴォーは、少し冷やしてお楽しみ頂くのがおすすめです。
普通のワインの場合、冷やしすぎるとタンニンによる渋みが強調されて飲みにくくなってしまうことがありますが、ボジョレー・ヌーヴォーは元々タンニンが少ないのでその心配はありません。冷蔵庫で軽く冷やしてから飲みましょう。
また、食事やおつまみを合わせるなら、比較的軽めのメニューがおすすめ。シャルキュトリーや白カビ、ウォッシュチーズとの相性も良いですよ。特に秋冬にしか食べられないチーズ、モン・ドールは、この時期しか味わえない贅沢な組み合わせ。
ペアリングに迷ったら、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
今年はどんな味わいになっているんだろう?そう思うと、解禁日が待ちきれません!
1年に一度のワインのお祭りを、思いっきり楽しみましょう!