ワインで発見! 魅惑のブルゴーニュ

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レポート
公開日 : 2022.8.23
更新日 : 2022.8.23
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ワインで発見! 魅惑のブルゴーニュ

のどかな田園風景が広がるブルゴーニュ地方。


歴史ある偉大な銘醸地も多く、造られるブルゴーニュワインもまた、古くから世界中の人々を魅了してきました。


まるで魔法のように飲む人の心をつかむ、そんな魅惑の銘醸地ブルゴーニュの楽しみ方を3つのステップで発見していきましょう。

目次

ブルゴーニュワイン用語辞典

3つのステップの前に、まずはブルゴーニュワインを知るうえでこれだけは押さえておきたい用語をご紹介します。

【ドメーヌ】仏:Domaine

フランス語で所有地の意味。ブルゴーニュ地方で、ブドウ畑を所有し、栽培や瓶詰めに至るまでを行う生産者のこと。自社畑でブドウを栽培する小規模な生産者が多いのが特徴。


【ネゴシアン】仏:Négociant

フランス語で交渉人の意味。畑を所有せず、農家やドメーヌからブドウやブドウ果汁、ワインを買い付けて、熟成や瓶詰めを独自に行い出荷する生産者のこと。


【テロワール】仏:Terroir

ブドウ樹をとりまく環境(気候、土壌、地形など)すべてのこと。ブドウは育つ環境によって風味や味わいが変化する果物であることから、ワインの世界ではテロワールが重視されている。


【クリマ】仏:Climat

畑の区画のこと。シトー派の僧侶が、より優れたワインを生む区画を、土壌の質や陽光の当たり方で区別したことが始まり。2015年にはディジョンからボーヌまでの1,247のクリマが世界遺産に登録された。


【ヴィエイユ・ヴィーニュ】仏:Vieille Vigne

フランス語で古樹の意味。略称で、V.V.とも。高樹齢のブドウで造られるワインのことを指し、一般的には、凝縮感が高く、より複雑味を感じる味わいになる。

Point 1 ブルゴーニュワインの基本を知る

ブルゴーニュワインといえば、単一品種で造られる、ピノ・ノワールの赤ワインやシャルドネの白ワインが有名です。


初めて飲む方にも、ブルゴーニュラヴァーの方にもオススメのブルゴーニュの魅力がギュッと詰まった2本をご紹介します。

フレッシュで爽やか、シャルドネを味わうクラシカルなブルゴーニュ・ブラン

リンゴやレモンなどの爽やかな香りに、ハチミツやバターのアロマ。シャルドネの豊かな果実味が堪能できるお手本のようなブルゴーニュワインです。

ブルゴーニュ・シャルドネ レ・ミュレル / ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス

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ピノ・ノワール特有の心地良いフルーティーなアロマが魅力!

ラズベリーやブラックベリー、熟したチェリーのアロマがグラスから溢れます。ピノ・ノワールの魅力を凝縮したようなフレッシュでバランスの良い1本です。

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ラ・ムートニエール / ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス

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Point2 推し生産者を見つける

ブルゴーニュワインといえば、生産者ごとの個性も魅力のひとつ。


所有する畑、ブドウ栽培のメソッド、醸造のこだわりが個性としてワインの味わいに表れます。ここでは、そんな個性が魅力のオススメ生産者をご紹介します。

丁寧で愚直なワイン造り『ジャンテ・パンショ』

現当主ヴァンサン・ジャンテさん

ブルゴーニュの中でもひときわ有名なアペラシオン、ジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を置く造り手。


彼らのスタイルは、凝縮した果実味と上品にまとまった絶妙なバランス。ワイン評論家やワイン評価誌が太鼓判を押す注目生産者です。

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ピノ・ノワールのクローン種、ピノ・ファンで仕立てられる赤ワイン。果実が小さく、果皮の厚い品種ならではの凝縮感が魅力で、ジャンテ・パンショの個性を存分に味わえます。

ブルゴーニュ ピノ・ファン / ジャンテ・パンショ

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ムルソーの名門ドメーヌ『マトロ』

現当主のアデルさん(右)とエルザさん(左)姉妹

100年もの歴史を持つ家族経営のドメーヌ。


基本的に新樽を使用しないこと、化学肥料を使わないこと、収量をコントロールするといった伝統を受け継ぎ、果実感を重要視したスタイルで、飲む人を虜にする至福のワインを生み出しています。

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熟したレモンやアンズを連想させる果実香に、スモークのニュアンス。透明感溢れる果実味と濃密な味わいが魅力の、マトロの実力を堪能できる「名刺代わり」の1本です。

ムルソー / マトロ

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Point 3 テロワールによる味わいの違いを感じる

パッチワーク状の複雑で多彩な土壌とテロワールを反映しやすい品種から仕立てられることで、隣り合う畑でも味わいが全く異なるブルゴーニュワイン。


ここではマコネを例に挙げ、地域、畑ごとの味わいの違いを知るオススメワインをご紹介します。

マコネ地図

そもそもマコネとは、ブルゴーニュ南部、コート・シャロネーズ地区のさらに南に位置する地区です。マコネとマコン、よく似ていますがマコネは地区の名前、マコンは街の名前となります。

マコネの4つの村のブドウをブレンド 果実味豊かな地域名ワイン

レモンやグレープフルーツなどシトラス系の爽やかなアロマに、ハーブや白い花のフローラルなニュアンスが重なります。溢れんばかりの瑞々しい果実味が魅力の1本。

マコン・ヴィラージュ / レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン

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マコンでも標高の高い区画で造られる 美しい酸とミネラルが魅力の1本

標高の高いミリー村の斜面に位置する区画、ラマルティーヌ。


レモンやグレープフルーツのアロマにミネラリーなニュアンス。テロワール由来のしっかりとした酸が、味わい全体を引き締めています。

マコン・ミリー・ラマルティーヌ / レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン

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日当たりのよい単一畑 濃密ながらも上品な仕上がりの1本

マコン北部に位置するウシジィ村の畑レ・マランシュは、南向きで日当たりのよい粘土質土壌のテロワール。熟度の高い南国系フルーツを感じさせる陽気な味わいのワインを生みだします。

マコン・ウシジィ・レ・マランシュ / レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォン

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まとめ

ブルゴーニュワインの楽しみ方を、3ステップでご紹介しました。


お好みのブルゴーニュワインをぜひ探してみてくださいね。

ブルゴーニュワイン一覧

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