広大なブドウ畑に豪華なお城が点在するボルドー地方。
古くからワイン産業で繁栄したこの地は、世界のワイン産地のお手本として今もその栄華を極めています。
ワインラヴァーなら一度は必ず通る産地、ボルドー。そんな憧れの銘醸地ボルドーの楽しみ方を3つのステップで巡っていきましょう。
ボルドーワイン用語辞典
ステップに進む前に、まずはボルドーワインを知るうえでこれだけは押さえておきたい用語をご紹介します。
【シャトー】仏:Château
フランス語で城の意味。ボルドーで、ブドウ畑を所有し、栽培や瓶詰めに至るまでを行う生産者のこと。隣接する畑でブドウを収穫し、城のように大きな醸造所でワインを製造していたことから、シャトーと呼ぶようになる。
【アッサンブラージュ】仏:Assemblage
ブレンドと同意。ボルドーワインは、2種類以上のブドウをブレンドして造られていることが多く、そのブレンド技術が、各シャトーの醸造責任者の腕の見せ所となる。
【バリック】 仏:Barrique
ボルドー地方やコニャック地方でワインの熟成に使われる小樽のこと。内容量は、ボルドーで225L。ワインに樽の香りが移り、独特の風味を生み出す。
【ファーストラベル】英:First Label
シャトーが各々に生産しているラインナップの中でも、「シャトーの顔」とも言える最上級ワイン。
【セカンドラベル】英:Second Label
ファーストラベルで使用されないブドウを使ったワインのこと。樹齢の若いブドウから造られたり、醸造初期の熟成段階で選別されたり、特定の区画から造られるワインが多い。
Step1 ボルドーの味わいを知る
ボルドーワインといえば、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロを使った重厚な赤ワインと、ソーヴィニヨン・ブランやセミヨンを使った爽やかな白ワインが有名。
初めて飲む方にも、ボルドーラヴァーの方にもオススメのクラシカルなボルドーワインをご紹介します。
おすすめのボルドー・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランのキリッとした爽快さとセミヨンのオイリーな質感を見事に融合させた、典型的なボルドー・ブラン。
グレープフルーツやアカシアの花のような濃密な香り。熟した桃やアンズのピュアな果実味が溢れ、しっかりとしたミネラル感が全体の印象を引き締めている1本です。
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おすすめのボルドー・ルージュ
ボルドー・ルージュならではの重厚さと気品溢れる味わい。
カシスやラズベリー、ブラックチェリーなどの赤・黒系果実にナッツや煎ったコーヒーのニュアンスを感じる上品なアロマ。魅力的な余韻がつづく上品なクラシカル・ボルドーです。
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Step2 ソムリエが厳選!今飲みボルドー
ボルドーワインといえば、飲むタイミングに悩むもの。
ですがここでは、エノテカのソムリエが実際にテイスティングして選んだ、今飲んで美味しいボルドーワインの中から、熟成ワインとフレッシュな果実味のワインをご紹介します。
熟成感を楽しむ
ワインの魅力のひとつである「熟成」。熟成が進むと、酸とタンニンがワインに溶け込み、飲み心地が良くなります。ここではそんな熟成を感じられる1本をご紹介します。
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熟したプラムやブルーベリーといった果実の凝縮感と滑らかなタンニンが魅力。15年もの熟成を経て丸みを帯びた口当たりは、熟成ワインの入門にもオススメの1本です。
Step3 右岸と左岸で好みを知る
ボルドーワインといっても、そのワインが造られるのが右岸か左岸かで味わいが大きく異なります。
ここではそれぞれの特徴がわかるオススメワインをご紹介します。まずは飲み比べて好みの地域を知りましょう。
左岸
土壌:排水性が高く保温効果のある砂礫質(砂利)
主なブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
主要産地: オー・メドック、グラーヴ
味わいの特徴:しっかりとした男性的な味わい
おすすめのワイン
ラズベリー、チェリー、プルーンなどの果実のアロマに、スパイシーなニュアンス。
熟した果実の旨味と上質なタンニンが魅力の飲み応えのある1本です。左岸を代表する銘醸地ポイヤックの味わいをご堪能ください。
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右岸
土壌:保水性が高く冷たい粘土質
主なブドウ品種:早熟なメルロ
主要産地:サン・テミリオン、ポムロルなど
味わいの特徴:豊満で女性的な味わい
おすすめのワイン
ブラックチェリーやレッドチェリーなどの芳醇な果実のアロマ。
メルロ特有のふくよかな果実味と木樽の風味が見事に調和した滑らかな舌触りが心地良い1本。右岸の魅力溢れる味わいをお楽しみください。
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まとめ
銘醸地ボルドーのワインをご紹介しました。
ぜひこの3つのステップで、好みのボルドーワインを見つけてみてくださいね。
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