日本人はまぐろが大好き!実は、古くから日本人とまぐろには密接な関係があります。
奈良時代の万葉集には、山部赤人が聖武天皇のお供をして明石地方を旅した時、鮪(しび=まぐろ)で栄えるこの地方を讃えて詠んだ歌が残っているほどです。
この歌を読んだとされる日にちなんで10月10日は「まぐろの日」とされています。
今回はまぐろを使ったワインに合うおつまみレシピを3品ご紹介します。ワインと合わせると、さらにまぐろの魅力に気付くかも!?
自家製ツナのカナッペ
缶詰でお馴染みのツナですが、自家製にすると贅沢になってボリューム感もあり、しっとりとした味わいを楽しめます。保存もできるので、日々の常備おつまみにピッタリですよ。
【材料 2人分】
まぐろ(刺身用) 1柵(150~200g)
A塩 小さじ1/2
Aにんにく 1片
Aローリエ 1枚
Aオリーブオイル かぶる程度
バゲット 4枚
粒マスタード 適量
ピクルス 適量
【作り方】
1.まぐろは小さめの鍋に入るくらいの大きさに切り、塩をする。15~20分冷蔵庫に置き、水気を拭き取る。にんにくはつぶしておく。
2.鍋にまぐろとAを入れる。
(鍋は厚手の小さめサイズを使用、オリーブオイルはかぶる程度注ぎ入れます。)
3.火にかけ、沸々としたら7~8分弱火で煮る。火を止めて、鍋に入れたまま熱を取る。
(保存する場合は、保存容器にツナを入れ、オイルをしっかりとかぶせるように入れ、冷蔵庫に。1週間ほどで食べ切ってください。オイルはパスタなどに使用しても美味しいですよ。)
4.カリッと焼いたバゲットに自家製ツナ、粒マスタードやケイパーベリーなどをお好みでのせて出来上がり。
自家製ツナは肉質がしっかりした食べごたえと味わいなので、合わせるワインはボリュームのある白ワインがおすすめです。
オリーブオイルのフルーティーさも、白ワインにピッタリ。カリッとしたバゲットとともに、ワインのすすむ前菜が仕上がります。
マグロのチーズタルタル
火を使用しない、混ぜるだけで作るマグロのタルタルです。クリームチーズを合わせてまろやかな味わいに、バルサミコ酢の酸味をプラスしました。
見栄え良く盛り付けると、おもてなしにもピッタリですよ。
【材料 2人分】
マグロ 1柵 (150g)
クリームチーズ 20g
赤玉ねぎ 1/4個
ケッパー 10g
バルサミコ酢 小さじ1
塩 小さじ1/4
ケイパーベリー、スプラウト、粒マスタードなどお好みで。
【作り方】
1.赤玉ねぎは皮を剥きみじん切りにする。ケッパーは細かく刻む。クリームチーズは常温に戻す。マグロは1cm角に切る。
2.材料を全てボールに入れ、混ぜ合わせる。
3.2をお皿に盛り、ハーブやスプラウトをお好みで飾る。
魚料理には白ワインと思いがちですが、赤身のまぐろには軽めの赤ワインもよく合います。
今回のタルタルには、バルサミコ酢の酸味を隠し味に加えました。適度な酸味とコクがあると、赤ワインに寄り添うポイントになります。
マグロのソテー サルサソース
シンプルにバターソテーしたまぐろに、ピリ辛のサルサソースを合わせました。
サルサソースにはたっぷりの野菜と辛みがあるので、食欲が増します。厚めに切って、ソースをたっぷりのせて召し上がれ!
【材料 2人分】
まぐろ 1柵(150~200g)
塩 少々
バター 10g
Aトマト 1個
Aピーマン 1個
Aパプリカ(赤・黄) 各1/4個
A紫玉ねぎ 1/4個
Aにんにく 1/2かけ
Aカシューナッツ 5~6粒
Bオリーブオイル 大さじ1
B塩 小さじ1/2
Bスイートチリソース 大さじ1
Bライム・果汁 大さじ1
Bこしょう 少々
【作り方】
1.Aを全て5㎜幅ほどに細かく刻む。ボールにAとB を入れて合わせておく。
2.マグロは半分に切る。両面に塩をし、10分ほど置き、水分を拭き取る。
3.フライパンにバターを入れ温め、2を両面焼く。
4.お皿に盛り、ソースをかけて出来上がり。
フレッシュ野菜の食感と、辛みのあるサルサソースの味わいには、スッキリとした味わいのロゼワインがおすすめです。
白ワインより重く、赤ワインよりも軽めなロゼワインは、魚料理にも合わせやすいワインです。
赤身のまぐろの肉質にバターが絡まり、ピリ辛なソースにもロゼワインが寄り添います。
まとめ
魚料理は、白ワインと決めがちですが、赤身のまぐろはロゼワインや赤ワインとも好相性です。
今回の料理は、どれも簡単なステップで調理できます。ぜひお好みのワインとのペアリングをお楽しみください!