エノテカスタッフに、愛飲するワインとの出会いや思いを語ってもらう「スタッフ愛飲」。
今回は南町田グランベリーパーク店で店長を務める鈴木さんに、「シャトー・ダルマイヤック」について語っていただきました。
いつ開けても美味しく楽しめるという赤ワインです。
初めて美味しいと感じた格付けシャトーのワイン
―今回ご紹介いただくワインとの初めての出会いについて教えてください。
エノテカに入社後まずはフランス・ボルドーの格付けシャトーを覚えたいと思い、格付けシャトーの中から何本か購入して飲んでみることにしたんです。その中の1本がダルマイヤックでした。
当時は新卒で入社した直後のため正直お金に余裕はなかったのですが、やっぱり飲まないと覚えられないな、という気持ちがどこかにあって。
とは言え格付けの上級クラスはなかなか手が出せなかったので、自分の買える範囲のものを探したときにダルマイヤックはなんとか手の届くワインでした。
―初めて飲んだときの印象はいかがでしたか?
素直に美味しい!というのが第一印象ですね。
実は入社した直後に、格付け1級のシャトー・マルゴーを飲む機会があったのですが、その時は正直何が良いのか分からなかったんです。
今考えると飲み手としてのスキルも足りていなかったと思うのですが(笑)
他のボルドー格付けシャトーのワインの美味しさはまだ理解できないと感じるなかで、ダルマイヤックはグラスに注いだ直後から上がってくる華やかな香りと口に含んだ時の親しみやすさから、素直に美味しいと思いました。
また気軽に楽しめて美味しいという感覚だけでなく、ボルドーだからこそのスケール感と言いますか、口に含んだ時の重みや余韻の長さをしっかりと感じることができました。
いつ開けても楽しめる安心感
―こちらのワインを愛飲するようになったきっかけを教えてください。
ダルマイヤックを初めて飲んだのは2011年ヴィンテージだったのですが、その後バックヴィンテージを飲んだ時に新たな一面を発見したのがきっかけです。
まだダルマイヤックがシャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップという名前の頃で、確か1980年代のヴィンテージだったと思います。
その時、若いヴィンテージに感じた親しみやすさだけでなく、時間が経過したからこその奥深さと熟成ポテンシャルをしっかりと感じたんです。
若いうちに飲んでも、熟成してから飲んでも美味しいというその二面性に惹かれ、今では新しいヴィンテージが入荷すると必ず購入しています。
購入したワインは熟成した味わいを楽しみにとっておく時ももちろんありますが、待ちきれずに飲んでしまうことも多いですね(笑)
―ダルマイヤックの魅力はどんなところですか。
いつどんな時に飲んでも楽しめるところです。
このワインをきっかけにボルドーワインにハマっていろいろなワインを飲んできましたが、改めて飲んでも素晴らしいワインだなと思います。
安っぽさは決してないけれどもいつ開けても、いつこのワインに戻ってきても美味しいと感じられる、そんな懐の深さが魅力ですね。
こういうシーンじゃなきゃいけないとか、熟成させなきゃいけない、といったことをあまり気にしなくても楽しめるワインだと思っています。
幸せな気分になれるワイン
―普段このワインをどのような時に飲んでいますか?
先ほどダルマイヤックとの出会いの部分で自分でも手に届くワインとは話したのですが、とはいえ日常的に飲めるかっていうとなかなかそうはいかないというのが本音です。
普段の日常の中ですごく良いことがあった時に楽しむワインでしょうか。グラスに注ぐとすぐにいい香りが上がってきて、一口飲んだだけで幸せな気分になります。
あとはいつでも楽しめるというのがダルマイヤックの魅力の一つなので、シチュエーションやペアリングはこだわらずに飲んでいます。
例えば果実味主体のシンプルなワインならフライドチキンのようなジャンキーな食べ物が合わせやすかったり、タンニンを感じる骨格がしっかりしたワインだと王道のステーキが合うとかがあると思うのですが、ダルマイヤックはどちらでも楽しめるんです。
―ちなみに鈴木さんは今までどんな風に楽しんだのですか?
私の場合は食事中というより食後のひと段落した後に飲むことが多いです。
私はチョコレートが好きで特に冬場によく食べるのですが、ビター系のチョコレートをかじりながら楽しむのが好きですね。
―いいですね。食後に至福のひとときが楽しめそうです!
初めて飲んだ時からダルマイヤックの美味しさに感動し、その変わらない美味しさから今でも愛飲し続けているという鈴木さん。
最後にこのワインをどんな人に飲んでほしいですか?と聞くと、どんどんワインにハマっていろんなワインを飲んでいる方はもちろん、ワインは好きだけどデイリーワインがほとんど、という方に少し背伸びして飲んでみてほしいとのこと。
鈴木さんの言葉に、今度改めてじっくりと味わってみたいと思いました。
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シャトー・ダルマイヤック / シャトー・ダルマイヤック
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