ビール超え?!ソーセージとワインのペアリング実証実験

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公開日 : 2022.10.31
更新日 : 2023.7.12
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ビール超え?!ソーセージとワインのペアリング実証実験

朝食やお弁当のおかずなど家庭で馴染みのある食材、ソーセージ。ジューシーな脂と肉の旨味は、お酒のおつまみとしてもピッタリですよね。


ソーセージといえばドイツ。ドイツのお酒と言えばビール!ということでビールとの相性が良いイメージが強いですが、ワインとの相性はどうなのか……?


今回はそんな疑問を解決し、ビール超えとなるペアリングを探すべく、エノテカ編集部が実際に検証を行い、ソーセージとワインのベストペアリングを探します。

目次

ペアリング検証するソーセージとワインはこちら!

ソーセージ

今回は3種類のソーセージ、そしてソーセージに合いそうな4種のワインを選びました。


ソーセージはスーパーなどでもよく見かける3種類を、種類ごとにボイルと焼きを選択し調理しました。

・あらびきソーセージ(ボイル)

・ハーブ&レモン(ボイル)

・チョリソー(焼き)

ワインはソーセージに合いそうなものをタイプ別に選んでいます。

ワインボトル

検証結果

早速気になるペアリングの検証結果を見ていきましょう!



あらびきソーセージハーブ&レモン
チョリソー
①発泡白
②フルーティー白
③軽め赤
④スパイシー赤


◎…ベストペアリング! 〇…おいしい △…もう少し ×…微妙 


今回の実証実験で特に印象的だったのは、ソーセージとワインの相性がとても良かったことです。


中でもドイツのリースリングとの相性が抜群で、ソーセージの脂の美味しさを引き出せるのはビールよりドイツのリースリング!という意見も出るほどの好相性。


その他のワインとも全体的に相性が良く、全く合わなかった組み合わせはありませんでした。


また意外だったのは、カヴァがベストペアリングに選ばれなかったこと。


予想の段階ではビールと同じく発泡したお酒ということで好相性ではないかという意見が多かったのですが、今回はどのタイプのソーセージともベストペアリングとはなりませんでした。


今回はリンゴや柑橘などの果実味が主体のカヴァでしたが、瓶内熟成による香ばしさやコクのあるカヴァであれば結果は変わっていたかもしれないという意見も出ました。


それではここから3種類のソーセージとのベストペアリングを見ていきましょう。

あらびきソーセージ×フルーティー白

あらびきソーセージ

まずはジューシーな味わいがダイレクトに分かる、あらびきソーセージ。


「正直どのワインでも合うのではないか?」という意見が多かった中、ベストペアリングはダントツで②フルーティー白!


ドイツのリースリングは柑橘系の爽やかな酸味とほどよい果実の甘みが特徴。


ワインの持つ程良い酸味と果実味が、あらびきソーセージを食べた時のジューシーな肉汁と合わさり脂の甘みを最大限に引き立ててくれました。


またノーマルのソーセージだとケチャップやマスタードをつけることが多いですが、ワインがそういった調味料にある酸味の役割を果たし好相性。ワインと一緒に合わせることで味わいのバランスがとれ、思わずもう一口食べたくなりました。


今回のワインの生産地がソーセージの故郷と同じくドイツということで、同郷のペアリングとしても納得の組み合わせとなりました。

ベストペアリングはこちら

ワインボトル写真

ラインガウ リースリング・フォルラーツ / シュロス・フォルラーツ

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ハーブ&レモン×軽め赤

ハーブ&レモンソーセージ

続いて試したのは爽やかな味わいのハーブ&レモン。


予想ではリースリングが1番合うという予想が多かったのですが、ベストペアリングは意外にも③軽め赤ワイン


ハーブ&レモンの酸味と赤ワインの酸味のバランスがちょうど良く、ボイル特有の皮の香りとワインの香りも上手く調和していました。


同じく全く予想していなかった④スパイシー赤ワインとも相性は○。


ソーセージのもつハーブの香りと、ワインのスパイシーな味わいと上手く合わさってくれ、クセになる味わいでした。


また、ソーセージの調理法がボイルではなく焼きであればソーセージの香ばしさとワインのスパイシーさが調和してもっと合ったかも、という意見も出ました。

ベストペアリングはこちら

ワインボトル写真

シュペートブルグンダー・トロッケン / ヴィットマン

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チョリソー×スパイシー赤

チョリソー

最後はピリッとした辛みが特徴のチョリソー。


チョリソーがスペインのソーセージだということを考慮し、同郷のペアリングということで④スパイシー赤ワインが合うと予想しましたが、結果は予想通り④スパイシー赤ワイン


その他のワインとの組み合わせではチョリソーの辛みがワインの味わいを覆ってしまいお互いを引き立てることはなかったのですが、④スパイシー赤ワインはその辛みとの相性が抜群。


ワインが持つスパイシーさや樽感とチョリソーの旨味のある辛さとよく合い、他のワインにはないまとまりを感じました。

ベストペアリングはこちら

ワインボトル写真

アルトス・イベリコス・クリアンサ / トーレス

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まとめ

「ソーセージと言えばビール」という印象がありましたが、今回の検証でワインとの相性もかなり良いことが分かりました。


特にベストペアリングとなった組み合わせは、お互いの良さを引き立て合っており、ペアリングを楽しむならビールよりワインの方が良いという意見も出るほど。


まだビールとしか合わせたことのない方はぜひ!この機会にソーセージとワインのペアリングを試してみてください。

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