アンチワインとワインおじさん 第2話 「ボトル1本は飲みきれないから買うのは無理!」

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公開日 : 2022.11.18
更新日 : 2023.7.12
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アンチワインとワインおじさん 第2話 「ボトル1本は飲みきれないから買うのは無理!」

思いもしないちょっとした出会いが、劇的ではなくても、小さくその後の人生を変えていく……。


この物語は、そんな奇天烈な出会いをなぜか果たしてしまったアンチワインな今どき会社員の、ワインを巡るちょっと不思議なお話。

第1話はこちら

中井戸りこ(25歳)/演:中井りか(NGT48)

アパレル商社に勤めるOL。富山県出身。

おしゃれ大好き、骨格パーソナルカラー完璧把握女子。

休日はカフェに行って、美容メンテやコスメや服のショッピング、夜は赤提灯系で日本酒を飲むのが好き。

若手アントレプレナー風遊び人元カレに浮気されて別れて以来、その人が趣味にしていたワインが嫌いに。

アンチワイン

謎のワインおじさん(??歳) /演:加藤章太郎

なぜかりこが「だからワインって好きじゃない……」など苦手意識発言をするとどこからともなく現れるスタイリッシュイケオジ。

大変紳士的にワインの魅力をりこに伝えて颯爽と消え去っていく謎の人物。

でもよく見ると、どこかで見たことあるような……?

ワインおじさん

ワインのボトル買いなんてマジ無理!

今日はお休みでメンテナンスデーなりこ。美容室に、ネイルにまつエクに……バタバタと充実した休日。


気分も上がったところでお買い物に。


「来週末うちでホムパなんだよなー何作ろうかなー……。餃子焼いて、焼き鳥とかも作っちゃうかなぁ。楽しみすぎ!」


こう見えて……と言っては失礼だけど、実は料理が得意なりこ。たまに仲良しの友達を呼んではホムパするのが定例。


「飲み物は……」

アンチワイン

ちらっとワインの棚に目をやるりこ。いつもなら気にならない棚だけど……。


「この間グラスくるくるで味が変化って教えてもらってワイン、なんか美味しかったよなぁ」


先日の不思議なワインおじさんとの出会いを思い出す。

アンチワイン

「いやいや! いつも通り富山の日本酒用意しよーっと! だって、ワインなんてボトルで買ったことないし、1本飲み切るなんてそもそも無理だし、保存方法だってわかんないし、難易度高すぎ!」


なんとなく気になって手に取ったワインだけど、やっぱり棚に戻すりこ。すると、背後から忍び寄る影が……。

アンチワインと忍び寄るワインおじさん

飲み切らなくても楽しみは拡がるばかり!?

「またお会いしましたね」


「!?」


そこには、同じく買い物中のあの人……!


「えっ!? この間の!?!?」


そう、あのワインおじさん再び!


「そして今ボトルを手に取って戻しましたね?」

アンチワインとワインおじさん

「あ、はい……。いや1本って飲みきれないし、それで捨てるのもちょっとあれだし、保存とか色々面倒臭そうだし無理だなって……」


「そうですよね、そう思いますよね。わかります。でも! 実はワインには賞味期限がないから、開封したからといって一日で飲み切らなくて大丈夫なんです」


「えっ そうなんですか?? なんかほら、炭酸抜けちゃうとか、味が悪くなるとか、そういうのはないんですか?」


「大丈夫! むしろこの間のグラスくるくるの時と同じように、時間経過と共に味の変化を楽しめるから、ワインによっては2日目や3日目のほうが美味しいこともあるんです!」

ワインの説明をするワインおじさん

残ったワインの活用法はさまざま

「そ、そうなんですか……。確かにそれなら1本くらい買ってみてもいいのかも。で、でも! 開けてから3日以上過ぎたらさすがに捨てた方がいいんですよね?」


「いやいや! ピークを過ぎたら今度はジュースと割ってカクテルにしたり、料理に使ったりしても美味しいですよ!


実は気軽に、いろいろな楽しみ方をできるのがワイン。あなたの気持ちや生活に柔軟に寄り添ってくれる、そういう身近なものなんです。何も堅苦しく難しく考えないで大丈夫なんですよ」

アンチワイン

「あぁ失礼、今回も喋り過ぎました。では私は家でこちらのワインを数日かけてじっくり楽しむので……失礼」


ワインおじさんはお気に入りのワイン1本を手に、今日も颯爽と去って行ってしまうのでした。


「……なんか色々教えてくれるんだけど、誰なの?」

ワインを渡されるアンチワイン

すると、店員さんから紙袋に入った1本のワインを手渡されるりこ。


「こちら先ほどの男性から……」


「っええ! また!!! だからこれってドラマの中だけの演出なんだってば!」


中にはラベルに綺麗なイラストが描かれたロゼワインが。


「わぁ、綺麗だし可愛い〜! 飲み切らなくて大丈夫なんだったら安心して開けられるなぁ。よし、じゃあ今週末はワイン、出してみようか! そしたら料理のメニューもちょっと変えて……。なんかさらにワクワクしてきたかも!?」


またまたあの不思議なワインおじさんとの出会いにより、新しい扉を開けたりこ。


いつもと同じホムパでも、飲み物をワインにしてみることで、りこの日常にまた新しい風が吹き抜けたのです。

ワインを見るアンチワイン

ワインおじさんからもうひとこと


みなさんお待たせしました、今日もまたワインおじさんです。


さあ、今回の「開けたら飲み切らなきゃいけないんでしょ?」は、多くの方が思っていることかと思います。


飲み切らなくても大丈夫! なんですが、その保存方法などは少しコツがあります。


まず、保存は冷蔵庫で。これは白も赤も、です。


赤ワインは一度開けたら冷蔵庫で保存して、飲む時に少しずつ温度を上げながら楽しめばOK。2、3日は保存可能です。


そして冷蔵庫の中では必ず“立てて”保存してください。スクリューキャップのものはそのままキャップを閉めて大丈夫。


コルク栓のものは、コルクにラップを巻いてから再栓するのがポイント! 密閉度が増すので、そのままコルクを挿すよりもワインをフレッシュに保つことができます。


スパークリングワインの場合は、コルクでの再栓は難しいので、ビンの口にラップをして輪ゴムでキュッと留めてください。


ね? 簡単でしょ? これだけでワインを数日美味しく飲めるんです。


ぜひボトル買いにチャレンジしてみて、味わいの変わるワインをお家で楽しんでみてください。


さぁ、私も昨日ちょうど冷蔵庫に入れたボトルが……今日はどんな味になっているのか楽しみです。

第3話はこちら

アンチワイン役:中井りかさん


中井りか

中井りか 1997年8月23日生まれ。富山県出身。2015年7月、NGT48の1期生オーディションに合格。2016年11月、「ハイテンション」でAKB48のシングル曲選抜メンバーに選ばれ、2017年のNGT48デビュー時には、表題曲「青春時計」でセンターを務めた。愛称は「りかちゃん」「りか姫」。

ワインおじさん役:加藤章太郎さん


加藤章太郎

加藤章太郎 モデル。18歳からキャリアをスタートし、現在ではメンズファッションメディアを中心に、CMや俳優業など多方面で活躍。雑誌「東京カレンダー」の人気Webドラマ「港区おじさん」の主人公を好演し、そのイケおじっぷりが話題に。

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