産地や品種、醸造家のストーリー。ワインの世界は知れば知るほど奥深い。でも、知識や作法にこだわらない、もっと気軽な楽しみ方があっていいはず!
「もし、そこにワインがあったら?」
普段はワインを飲まないシチュエーションに、ワインを取り入れたら何かが変わるのか、新たなワインの楽しみ方を見つけるための実験企画です。
第4回はこちら
コットンさんの日常にワインを試してみた!
今回のゲストは「キングオブコント2022」で準優勝したお笑いコンビのコットンのお二人。
多忙な毎日を過ごす西村さんときょんさんは、近年ブームのサウナに興味があるそう。
きょん「今回は、ありがたい企画に呼んでいただいて嬉しいです! 仕事終わりにサウナ、そしてワイン、最高!
(キングオブコント)準優勝のご褒美ですねこれ……!? でも、実はサウナもワインも興味はあるけど、ちゃんと体験したことがないので、今日は本当に楽しみです!」
西村「僕もサウナは通い始めたばかりなんだけど、ワインは大好きです! ワインはね、ボトルで買って家にストックしてあるんですよ。食事に合わせて楽しめるのがいいんです!」
そんなお二人に「サウナ、そこにワイン」を体験していただきます!
まずは渋谷にあるヒミツのサウナスポットを堪能
まずはワインを飲む前に最高級のサウナ体験を楽しんでいただきます。
訪れたのは渋谷の某所にある完全招待制のサウナ「the・(ザ・テン)」。純和風の一室に用意されたサウナエリアは畳が敷かれ、茶室にいるような厳かな気分に。もちろんロウリュも堪能できて極上のサウナ時間を満喫できます。
限られたサウナ通しか入ることのできない超レアな場所ですが、今回はコットンさんのために特別にお借りしました。
西村「ここは本当にすごいところですね! サウナ室に畳が敷かれているなんて! 僕らみたいなサウナ初心者には贅沢すぎるかも。
“サッカー始めます”って言って突然海外のトップリーグに入るようなもんですよ!!」
さっそく二人揃ってサウナを満喫。しっかり汗をかいて一日の疲れも洗い流すような快感を得たようです。
サウナにあうワインって?
それではワインを。といきたいところですが、サウナ直後は心拍数が高く、身体が正常の状態ではないため飲酒は控えましょう。もちろんサウナ前、サウナ中の飲酒も厳禁。身体が落ち着いてからワインを楽しみましょう!
コットンのお二人もサウナで火照った身体を冷ましながら場所を移動して、ワイン体験にのぞみます。いざ、ワイン!
お二人は、サウナに入ってからしばらく時間が経っていますが、心身ともにほどよい疲れを感じている状態。
そこで、おどるわいん編集長である私・川畑が提案したいのは、疲れを癒してくれるようなワイン。3本ご用意して、コットンのお二人にベストな1本を選んでいただきます。
西村「なるほど! てっきりスパークリングワインかと思っていました。すごい楽しみです!」
【1本目】シャブリ
まず1本目はジャン・クロード・コルトーという生産者が手掛ける「シャブリ」です。
フランスのブルゴーニュで造られるワインなんですが、“日本に輸入されるブルゴーニュワインの2本に1本がシャブリ”と言われているほど日本で根強い人気のワインです。
シャブリが造られる地域は、昔は海だったそうで、ブドウが植わっている土壌には牡蠣の化石が含まれているそう。そんな土壌由来の塩気を少し感じるような味わいを楽しめます。
生き生きとした果実味と酸味、そこに塩味が加わって、飲めば口の中がさっぱりするようなワインなんです。サウナでたっぷりと汗をかいた後なら、ワインの味わいが体に染み渡るような気分になるのではないでしょうか。
というわけでコットンのお二人が試飲。果たしてその感想は?
西村「これは……、フルーティーなのに、キレがありますね! 塩味ってこういうことなんですね。美味しい! キンキンに冷やして飲むのが最高かも!」
きょん「ほんとだね! 疲れた身体に染み渡るよ……!」
【2本目】カラフリア
続いては「カラフリア」というロゼワインです。
まず可愛らしい海のラベルに注目してください。このワインに使われるブドウは海岸近くにある畑で育ちます。潮風をたっぷり浴びてできるワインは、塩気を感じるような味わいになるんです。
綺麗なピンクの見た目から可愛らしい味わいを想像しがちですが、爽やかな辛口なのでスッキリできると思います。
西村「おお! うまい! 少し渋みもあって……、白と赤のいいとこどりだ! フルーティーだけど甘いわけではなくてキリっと辛口! オトナの味ですね。」
きょん「ロゼワインって甘いかと思ってた!」
【3本目】オーバーホイザー・ライシュテンベルク・リースリング・カビネット
そして最後のワインです。今までの2本は酸味や塩味が特徴のものでしたが、3本目はやや甘口のドイツの白ワインを選びました。
疲れやほてりを感じる時に、甘塩っぱい味わいで癒されてほしいと思って選びました。
決して甘すぎることはないので、爽やかな甘さがクセになりますよ。
きょん「まって……俺これ超好き! 心地良い甘みだね、癒される~。」
西村「甘い! でも最初は口の中に甘さが広がるけど、後味はスッキリしてるね。美味しい!」
コットンさんが選んだ「サウナ、そこにワイン」は?
さて、コットンのお二人が選んだのは3本のうちのどれでしょうか?
きょん「すごく迷う! 普段から疲れた時には甘いものを食べるから『オーバーホイザー・ライシュテンベルク・リースリング・カビネット』もすごく好みだった! ワインを初めて飲む! という人にもおすすめできる1本かなって。」
西村「甘すぎず、酸味があるのがいいよね! 僕はシャブリ、即決でしたね。塩味を感じるドライな味わいが本当に美味しかった!」
きょん「じゃあ、相方が言うなら……、ってわけじゃないけど、シャブリも美味しかった。『キンキンに冷えたシャブリなら間違いない!』ってことでこちらに!」
というわけで、お二人が選んだ「サウナ、そこにワイン」は「シャブリ」でした!
シャブリ
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