「一人でボトル1本も飲みきれないから諦めよう...。」「いつもより奮発して買ったワイン、開けるタイミングに困るなぁ。」
なんて思ったことはありませんか?そんな悩みを解決してくれる、便利なワイングッズがコラヴァンです。今回はそんなコラヴァンの誕生秘話、魅力について詳しくご説明します。
コラヴァンとは?
コラヴァンは、コルクを抜かずにワインを飲むことができる画期的なワイングッズ。コルクに細いニードル(針)を通してワインを注ぐと、注いだ分だけボトル内にアルゴンガスが注入される仕組みになっており、ワインの酸化を長期間防ぐことができます。
現在はニードルを使用しない「ピボット」、スパークリングワイン用の「コラヴァンスパークリング」など多くの種類があります。
コラヴァン誕生秘話
そんなコラヴァンの誕生は2013年。医療機器の開発に関わっていたアメリカ人のグレッグ・ラブレヒト氏のアイディアから生まれました。
彼がこのアイディアを思いついたのは妻の妊娠がきっかけでした。一緒にワインを楽しめなくなったため、ボトルを一度開けたら一人で全て飲みきるか、酸化して風味が落ちてしまったら処分せざるを得なくなっていたそう。
大のワイン好きであるグレッグ氏。ワインボトルを開けるたびに「次にこのワインを飲むのはいつになるのか?」ということを考えず、気軽にグラスワインを楽しみたいという思いが募っていきました。
そんな中、仕事柄低刺激で精密なニードルを扱っていたグレッグ氏はひらめきます。「これと同じニードルを使えば、ニードルがコルクを通り抜け、コルクを抜かずにワインを抽出することができるのでは?」と。
それから4年後の2003年に試作品を開発。何度もテストを繰り返し、ついに10年後の2013年にコラヴァンが完成したのです。
酸化の心配いらず
この「コルクを抜かずにワインを抽出する」という他にはない画期的なアイディアは、すぐに多くのワイン愛好家の注目の的となりました。
しかしそれだけでなく、さらに驚くべき点はワインを注いだ分だけアルゴンガスがボトルの中に注入される仕組みのため、酸化が防げるということ。
一度飲んだ後も長期間風味が保たれるため、グラスをいくつも並べて何種類ものワインを同時に楽しんだり、料理に合わせてワインを変えたりというバーやレストランにいるかのような楽しみ方が自宅で実現するのです。
熟成中ワインの試し飲みができる!
このような楽しみ方ができるコラヴァンは、今まさに熟成中のワインにも役立ちます。
コラヴァンがあれば熟成中のワインを少し試して、飲み頃になっているか、まだ寝かせておいたほうがいいかを判断することができるのです。
ただしその後に数年間の保存ができるのは、ニードルを通して抽出する天然コルクのワイン。ニードルを使わずコラヴァン専用キャップに付け替えてワインを注ぐピボットは、一度抜栓している分風味を維持できる期間が短く酸化抑制期間は約4週間とされています。
また、もし長期熟成を経てコルクが脆くなっている場合は、通常のニードルではなく別売りのヴィンテージニードルを使用するのがおすすめです。
場所を選ばない気軽さ、手軽さ
ここまで革新的なコラヴァンは、重くて手入れが大変では?と思いきや、そうではありません。本体の重量は270~540gと軽量。そして使った後は、水道水を注ぎ口から数秒間流した後、トリガーを押して本体内部の水分を取り除くだけと手入れもとても簡単です。
さらに本体の高さはどのモデルも約21cmでスリムな形状のため場所を取らず、最新モデルのタイムレス11を除き電気も使用しないため、コードレスで持ち運びも非常に簡単。またタイムレス11も事前に充電しておけば、問題なく外出先で使用できます。
酸化防止機能だけでなく、ガスカプセルさえあればどこでも使用できるという手軽さもコラヴァンの魅力の一つなのです。
まとめ
医療機器に使用する針からの思いがけないひらめきで誕生したコラヴァン。今では世界中のワイン愛好家や評論家も使用しており、ワイン評論家ロバート・パーカー氏は「この35年間で最も画期的な発明」と絶賛しています。
コラヴァンがあれば一人でも気兼ねなくボトルでワインを楽しむことができ、奮発して買った特別なワインを少しずつ味わいたいときにも大活躍。
夢のような楽しみ方ができワインライフがもっと豊かになりますよ。
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