大切な人たちとのかけがえのないひと時。その傍らには、いつも特別な1本があります。

この記事では、気心知れた友人とのホームパーティーで大人気のメニューごとに、最高のペアリングとなる1本をご紹介。

相性抜群のワインがあれば、会話も弾み、ワイワイと盛り上がること間違いなしです。

ホームパーティーの定番メニューのひとつともいえる餃子。グッと大人の餃子パーティーを演出するなら、ワインとのペアリングを楽しんでみては。

えびやチーズ、ニラなど思い思いの具材を詰めたら、さあコルクを開けて乾杯！

さまざまな具材はもちろん、肉汁たっぷりの焼き餃子やツルっとさっぱり水餃子など、餃子のあらゆるアレンジにぴったりハマるのがこちらのロゼスパークリング。餃子と同じように多様なブドウをブレンドして造られているため、とっても懐が深いんです。

ラズベリーのような爽やかな赤い果実の香りの中に、少しだけあるハーブやペッパーのニュアンスがポイント。ワインが合わせづらいニンニクやニラの強い香りとも喧嘩せずに、美味しい風味を口いっぱいに広げてくれます。

また、ビールと同じように炭酸が口の中をスッキリさせてくれるので、次の餃子の受け入れ態勢もばっちり。おしゃべりも、食べる手も止まらない大盛り上がりのパーティーになるはず。

ワイワイと楽しみながら、手軽に焼き上げられるたこ焼き。定番の味に加えて、キムチや納豆など中に入れる具材も個性強めな具材がずらり。しまいには、何が入っているかわからない”闇たこ焼き”が始まることも……。

そんなパンチの強い食材やソース、マヨネーズの濃厚な味を受け止めてくれるのが、スペインの銘醸地リオハの赤ワインです。酸味や渋みが穏やかで果実味主体のまろやかな味わいは、個性的な具材と喧嘩せず、たこ焼きを包み込んでくれます。

煮詰めたベリー系のアロマとスパイスの香りが、同じようにフルーツや野菜、スパイスを煮詰めて作られているソースの複雑な風味と◎。角がなく丸みのあるワインの口当たりも、たこ焼きの魅力である外はカリっと、中はトロっとする食感にマッチします。同じようにソースが味の決め手になっているお好み焼きとも相性が良いですよ。

アツアツのたこ焼きに、とびっきりの赤ワイン。具材ごとに変わる新しいマリアージュに、驚きの尽きない、楽しい一夜となることでしょう。

ちょっとしたお祝いや、久しぶりに家族が集まるタイミングなどに登場する手巻き寿司。同じ魚介類とはいっても、バラエティ豊かな手巻き寿司は、具材によって味わいもさまざまです。

そんな時は手巻き寿司のベースとなる酢飯に合うワインを選びましょう。おすすめはこちらのドイツ産スパークリングワイン。爽やかな香りと甘酸っぱい味わいが、酢飯を引き立てます。

万能選手ですが、グレープフルーツや白い花の上品な香りは、特にヒラメやホタテなど甘みのある白身魚や貝類と相性抜群です。

ちなみに手巻き寿司とワインを楽しむときは、酢橘やポン酢など柑橘類のフレーバーを手巻き寿司に取り入れるとグッと相性が良くなるのでお試しあれ。

集まった誰もが笑顔になれる、スペシャルな手巻き寿司パーティーが演出できますよ。

冬場にほっこり温かいチョコレートフォンデュ。板チョコと牛乳さえあれば自宅でも簡単に楽しめるパーティーメニューです。マシュマロ、プチシュー、フルーツなどを揃えてスイーツ三昧しちゃいましょう。

チョコとワインというと不思議と赤ワインをイメージしますが、じつは赤ワインを合わせるのは少し難しいんです。そこでおすすめしたいのが、マスカットから造られている微発泡の甘口白ワイン。

カカオ比率の高いチョコレートだとワインが負けてしまいますが、板チョコをクリームで伸ばして作るフォンデュにはぴったり！ 原料がマスカットということからも想像できますが、チョコを纏わせるフルーツやマシュマロとの相性も抜群なので、チョコレートフォンデュにはこれ以上ないくらいのワインです。

とっても華やかで豪華な桃とバラの香りがチョコレートフォンデュに添えられ、不思議とクリーミーな風味が引き立ち、キャラメルのような味わいに変化。まるでワイン自体が高級スイーツのようになる、感動的な体験をぜひお試しください。

低アルコール＆甘口＆微発泡の三拍子で、お酒があまり得意でない方も、一緒にこの美味しさを堪能できるはず。甘く、優しいスイーツパーティーで、仕事にプライベートに、いつも頑張っている友人たちと癒しのひと時を楽しんで。