1月に入り、一段と冷え込んできましたね。気温の低さは、体調不良につながってしまいます。
そんな季節には、カラダを芯から温めてくれる生姜料理を作って、ワインと一緒に楽しみませんか?
今回は生姜を使ったお料理レシピを、ワインのおすすめペアリングとともにご紹介します。ぜひ、今晩の献立のご参考にしてみてください。
にんじんと生姜のきんぴら
生姜の爽やかな辛みを生かした、シンプルな味付けの副菜。
きんぴらの一般的なレシピではごま油を使いますが、ワインのお供なら油はオリーブオイルにチェンジ!醤油味もごく薄めにして野菜の味わいを引き立て、ワインコンシャスに仕上げます。
【材料(2人分)】
にんじん 1本(約200g)
生姜 2片(約30g)
オリーブオイル 大さじ1
A薄口醤油 小さじ1
Aみりん 小さじ2
塩 少々
白炒りごま お好みで
【作り方】
1.にんじんは皮をむいて細切りに、生姜はペーパーで土汚れをふきとり皮つきのまま千切りにする。
2.オリーブオイルを中火にかけ、生姜を1分ほど炒める。
3.にんじんを加えて2~3分炒め、Aを加え全体を大きく混ぜながら煮絡める。
4.塩で味を調えて器に盛り、お好みで白炒りごまをふる。
合わせるワインのおすすめは、スッキリとした飲み口の白ワイン。
程良い酸味と果実味が料理の味わいを引き締め、生姜の爽やかな辛み、ごまのナッティな風味を心地良く結んでくれます。
チーズとトマトの洋風生姜焼き
生姜料理と言えば、やはり外せない生姜焼き。定番の味付けから一変、ガラリと表情を変えた洋風アレンジもおすすめです。
生姜とトマトの相性の良さと、とろりチーズ。フライパンのままテーブルへ、カジュアルスタイルでハフハフいただいちゃいましょう。
【材料(2人分)】
豚肉(こまぎれ) 200g
たまねぎ 1/2個
ミニトマト 6個
生姜 1片
シュレッドチーズ(ピザ用) 50g
サラダ油 大さじ1
鶏がらスープの素 小さじ1
塩こしょう 少々
【作り方】
1.たまねぎはイチョウの薄切りに、生姜はペーパーで土汚れをふきとり皮つきのまま千切りに、ミニトマトは2等分にカット。豚肉は一口大にカットし、下味の塩こしょうをふる。
2.サラダ油を中火にかけ、豚肉を1分ほど炒める。
3.豚肉の色が変わったら生姜・たまねぎを加えて3~4分炒め、鶏がらスープの素を加え全体を混ぜる。
4.ミニトマトを加えさらに1分ほど炒め、シュレッドチーズを散らす。
5.蓋をして弱火で1~2分、蒸し焼きにしてチーズを溶かして完成。
軽め~コクのある白ワインやスパークリングワイン、幅広く合せられるお料理ですが、特におすすめのペアリングはドライタイプのロゼワイン。
生姜&トマトの爽やかさとチーズのまろやかなコクを、ロゼワインのキュートな風味が包むこみ、テーブルも味わいもひときわ華やかに彩ってくれます。
やわらかジンジャーチキン
生姜とニンニクのスパイスを効かせ、甘辛く炊いたオリエンタルな煮込み料理。
一見、ご飯のおかずの雰囲気ですが、ワインと合わせるとグッとエキゾチックな味わいに。その意外性にハッとさせられます。
【材料(2人分)】
鶏もも肉 2枚(約500g)
たまねぎ 1/2個
生姜 1片
にんにく 1片
サラダ油 小さじ1
A醤油 大さじ2
A砂糖 大さじ2
サニーレタス・糸唐辛子 お好みで
【作り方】
1.たまねぎはイチョウの薄切りに、にんにくはみじん切り、生姜はペーパーで土汚れをふきとり皮つきのまま粗みじんに刻む。鶏肉は一口大にカットする。
2.サラダ油を中火にかけ、鶏肉の皮めに焼き色をつける。
3.鶏肉の色が変わったら生姜・にんにく・たまねぎを加え、3~4分炒め合せる。
4.Aを加え、蓋をして弱火で20分煮る。
5.お好みでサニーレタスと一緒に盛り、糸唐辛子を添えて出来上がり。
ワインもお料理のニュアンスに合せ、ほのかな甘みとスパイス感のある赤ワインがおすすめです。お肉の食感が柔らかいので、タンニンの強すぎない、テクスチャーのやわらかなタイプをチョイス。
ふわり広がる甘みとスパイス感、ワインとお料理が同調し、よりエキゾチックな味わいを堪能できます。
まとめ
味付けの引き算で白ワイン、洋風アレンジでロゼワイン、少しだけ濃い目の味付けで赤ワイン、そして万能に合せられるスパークリングワイン。生姜とワインの美味しい関係は、やってみると意外と幅広いことに気づかされます。
冬本番!これからますます厳しくなる冷え込みには、体の中から温めてくれる生姜の力を借りて、ワインと一緒に楽しく乗り切りましょう。