4月。一人暮らしを始めるという方も多いのではないでしょうか。
自分だけのために作る日々の料理は、できるだけ手軽にパパッと仕上げたい!ズボラでもちゃんと美味しくて、きちんと野菜も栄養も取れる。そんなレシピのレパートリーを増やしておきたいですね。
今回のテーマは、そんな方にお届けするひとりごはん。
お安い価格で手軽に手に入る「ブタこま」こと豚こま切れ肉とストックしやすい玉ねぎを使った「ブタこま玉ねぎ」をアレンジして3日間楽しめるレシピをご紹介します。
和洋中幅広いアレンジを楽しめる万能作り置きアイテム!どれもフライパン一つでできちゃうお手軽レシピです。
作り置きで楽ちん!万能すぎる「ブタこま玉ねぎ」
豚こま切れ肉と、薄切り玉ねぎを炒め、塩コショウで下味つけ。小分けして、1週間ほど冷蔵庫でストックできます。
【材料(1人分×3食分)】
豚こま切れ肉 400g
玉ねぎ 2個(約200g)
塩・黒コショウ 各少々
サラダ油 小さじ1
【作り方】
1.玉ねぎは横(繊維を断つ方向)に薄切り、豚こま切れ肉を食べやすい大きさにカットする。
2.フライパンに油を熱し、中火で玉ねぎを1~2分炒める。
3.玉ねぎがしんなりしてきたら豚こま切れ肉を加え、色が変わるまで1~2分炒め合わせる。
4.下味つけ用の塩・黒コショウをふり、全体を混ぜて火を止める。
5.粗熱をとり、3等分の小分けにしてラップで包み、保存袋に入れる。
ポイント
玉ねぎはサラダなどシャキシャキ食べたい時は、縦にスライス。今回のようにしんなり柔らかに仕上げたい時は、横にカットして繊維を断つのがポイントです。 豚こまは厚みや大きさによって、火の通る時間に誤差がでます。加熱時間は様子を見て調節してください。
【1日目】ポークケチャッピー丼
ブタこま玉ねぎで、まず作ってほしいイチオシレシピ。ケチャップ味に甘酸っぱさを強調させた、懐かしのケチャッピー。
酢豚を豚こまで作るイメージです。ごはんに豪快にのせて、ガツガツいっちゃいましょう!
【材料(1人分)】
「ブタこま玉ねぎ」 180g
エリンギ 1本
ミニトマト 3個
Aケチャップ 大さじ1
A酢 大さじ1
A醤油 大さじ1/2
A砂糖 大さじ1/2
ごはん 1人分
サラダ油 少々
【作り方】
1.エリンギは食べやすい大きさに。ミニトマトはヘタを取り半分にカット。
2.フライパンに油を熱し、中火でエリンギを1~2分炒める。
3.「ブタこま玉ねぎ」を加え、1~2分炒め合わせる。
4.Aとミニトマトを加え、全体を混ぜながら2~3分煮る。
5.汁気がなくなったらごはんの上に盛って、できあがり。
ワインを合わせるなら、飲み口軽やかな白ワイン。ケチャッピーの甘みと酸味に、ワインの爽やかさがプラスオンする格上げペアリング。
交互に口に運んで、自然と無邪気な笑顔になっちゃいます。
【2日目】豚こまチンジャオ
材料二つ!ブタこま玉ねぎに、ピーマンをプラスするだけ!
簡単なのに、上級者級に仕上がる秘密のレシピ。ピーマンは後から炒め合わせ、彩りと食感を残すのがポイントです。
【材料(1人分)】
「ブタこま玉ねぎ」 180g
ピーマン 2個
Aオイスターソース 大さじ1
A醤油 大さじ1/2
A酒 大さじ1/2
ごま油 少々
ごはん 1人分
【作り方】
1.ピーマンは種をとり、縦細切りにする。
2.フライパンにごま油を加えて中火で熱し、「ブタこま玉ねぎ」を1~2分炒める。
3.ピーマンを加え、1~2分炒め合せる。
4.Aを加え、1分ほど全体を混ぜながら絡める。
5.ごはんの上に盛って、できあがり。
ドンピシャのペアリングは、オレンジワインでまったり…と言いたいところですが、ひとりごはんなら、カジュアルな赤ワインがちょうど良い雰囲気。
ピーマンの苦みがあるので、タンニンは控えめのタイプをチョイス。ちょっと濃いめの味付けを、スッと軽やかにしてくれます。
【3日目】ペッパーレモン塩やきそば
黒コショウをガツンときかせた塩やきそば。ちょっと多すぎない?間違えてない?と躊躇するほどの分量ですが、辛党さんでなくても意外とサラリといけちゃいます。
レモンの分量はお好みで、酸味がお好きな方はたっぷり多めに加えて召し上がれ。
【材料(1人分)】
「ブタこま玉ねぎ」 180g
中華麺(やきそば用) 1人分
レモン果汁 小さじ2~3
A鶏がらスープの素 小さじ1
A黒コショウ 小さじ1/2
A塩 少々
サラダ油 少々
マヨネーズ お好みで
【作り方】
1.中華麺は温度が低いとほぐれにくいので、炒める前にレンジで温める(袋のままレンジ600wに1分目安)。
2.フライパンに油を加えて中火で熱し、「ブタこま玉ねぎ」を1~2分炒める。
3.中華麺をほぐし入れ、Aを加える。
4.全体を混ぜながら1分ほど炒め合わせる。
5.器に盛ってレモンをかける。
6.お好みでマヨネーズをかけて完成!
黒コショウに合わせたいのは赤ワイン、レモンに合わせたいのは白ワイン。さて、どっちに合わせる?迷った時は、万能なスパークリングワインにおまかせ。
シュワシュワ喉を刺激する心地良さは、ソース焼きそばにビールを合わせるイメージです。爽やかな余韻がゆったり時間を演出してくれます。
まとめ
万能な作り置きアイテム「ブタこま玉ねぎ」と、おすすめのアレンジレシピ3品をご紹介しました。
どれも短時間で作れて食べ応えもあるので、忙しい平日の夕飯にも、ささっと済ませたい休日ランチにもおすすめです。
ワインを楽しみたいひとりごはんの入門編として、ぜひお試しください。