春になると、いちごや柑橘類などのカラフルな果物が市場に出回り、わたしたちの目や舌を楽しませてくれますよね。
旬のフルーツをそのままたっぷり味わったら、次はワインに合うおつまみにアレンジしてみませんか?
いつもの料理にフルーツをプラスするだけで、テーブルがパッと華やかになります。
今回は、初心者さんでも料理に取り入れやすい春フルーツのおつまみレシピ3品をご紹介します。
ベーコンソテーといちごマリネ
ガツンとした味のベーコンソテーに、甘酸っぱいいちごのマリネをどっさり!春ならではのご馳走気分を満喫できる、贅沢なヒトサラです。
【材料 2~4人分】
厚切りベーコン 150g
いちご 1パック
A レモン 大さじ1
A ハチミツ 大さじ1
A オリーブオイル 大さじ1
A 塩コショウ 少々
オリーブオイル 少々
バルサミコ酢 適量
【作り方】
1.いちごはヘタを除き、小粒なら半分、大粒なら4等分にカット。Aを混ぜ、いちごを加えて10分ほど浸しておく。
2.厚切りベーコンは食べやすい大きさにカット。オリーブオイル少々を中火で熱し、両面こんがり色が付くまで焼く。
3.器に2を盛り付けて1をのせ、バルサミコ酢をかける。バルサミコ酢は濃厚なタイプがおすすめ。
サラサラなタイプを使用する場合は、フライパンで1/3量まで煮詰めるとトロッとしたソースのようにする。
合わせるワインは、辛口のロゼワイン。いちごの赤にロゼのピンクが映える華やかなペアリングです。
食べ応えのあるベーコンをいちごの甘い風味で包み込むと、ふんわりとしたやさしい味わいになるので、ワインをのんびりと楽しみたい時にピッタリです。
グレープフルーツとクルミのコールスロー
定番のコールスローを、ワインに合うようにアレンジ。グレープフルーツとクルミを加えることで、爽やかな風味で食感も楽しめるおつまみに大変身します。
【材料 2~4人分】
キャベツ 1/8個
グレープフルーツ 1個
クルミ 15g
A 塩 小さじ1/4
B マヨネーズ 40g
B 粒マスタード 8g
B 塩コショウ 少々
【作り方】
1.グレープフルーツのへたと底を切り落とし、皮をそぎ落とすように剥く。薄皮に沿って包丁を入れて果肉を取り出し、2cm程度の大きさにカット。残った薄皮を両手で包むように絞り、果汁をとる。
2.キャベツは芯を取り除いて千切りにし、ポリ袋に入れる。Aの塩を加え、全体に均一に行き渡るよう、口を押えて上下左右に振る。そのまま5分ほど置き、しんなりしてきたら汁気を絞る。
※千切りが上手に薄く切れなくても、このひと手間を加えることで、味のなじみと食感が良くなります。
3.Bをよく混ぜ、1と2と手で砕いたクルミを加えて和える。
合わせるワインは、軽めの辛口白ワイン。材料にマヨネーズを使用していますが、グレープフルーツでさっぱりとした味わいに仕上げているので、すっきり爽やかなタイプのワインとよく合います。
鶏もも肉のオレンジ煮
照り焼きの味付けを、いつもよりちょっとだけ薄く、甘めに。オレンジの甘酸っぱさが鶏肉の脂を軽やかに、香りも豊かに仕上がります。
【材料 2~4人分】
鶏もも肉 2枚
オレンジ 1個
タマネギ 1個
A 醤油 大さじ1.5
A ハチミツ 大さじ2
オリーブオイル 少々
塩 少々
パセリ お好みで
【作り方】
1.オレンジの皮の一部をごく薄くむき、千切りにする。オレンジのへたと底を切り落とし、皮をそぎ落とすように剥き、薄皮に沿って包丁を入れて果肉を取り出す。残った薄皮を両手で包むように絞り、果汁をとる。
2.鶏肉は加熱するとひとまわり小さくなるので、少し大きめにカット。味がぼやけないよう、全体に塩をふって下味をつけておく。タマネギは横に繊維を断つよう薄切りにする。
3.オリーブオイルを中火で熱し、鶏肉の皮を下にして並べる。2~3分焼いて皮がこんがり色づいたら裏返し、タマネギをのせ、Aを加える。
4.蓋をして弱火で15分。タマネギの水が出てしんなりしたら蓋を外し、オレンジの果肉と果汁を加える。中火で2~3分、時々混ぜながら軽く煮詰める。
5.器に盛り、オレンジの皮と、お好みで刻んだパセリを散らす。
軽やかな赤ワインがよく合います。ほっこりとした甘さとしょっぱさのバランスに、赤ワインの果実味が心地良いペアリングです。
ワインの柔らかい渋みが、お料理の甘さを程良く引き締めてくれます。
まとめ
デコポン、はっさく、マンゴー、キウイフルーツなど……春はたくさんのフルーツが旬を迎えます。
今回ご紹介したレシピは、他のフルーツでも美味しく作れるものばかりです。
いろいろアレンジを試して、お料理の時間も楽しいひとときにしてみてくださいね。