ブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区最大の面積を持つジュヴレ・シャンベルタン村には九つのグラン・クリュ(特級畑)があります。
その一つ、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズはブルゴーニュの中でもとりわけ古い歴史を持つクリマで、シャンベルタンと共に他の七つのグラン・クリュとは別格とされています。
今回はそんなシャンベルタン・クロ・ド・ベーズについて解説します。
産地 | フランス ブルゴーニュ コート・ド・ニュイ ジュヴレ・シャンベルタン村 |
面積 | 14.67ha |
土壌 | 粘土質を含む石灰岩 |
品種 | ピノ・ノワール |
タイプ | 赤 |
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テロワール
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズはブルゴーニュのコート・ド・ニュイ地区北部ジュヴレ・シャンベルタン村にあるグラン・クリュ(特級畑)で、面積は約14.67ha、標高約270〜300mの東向きの斜面にあります。
夏は暑く冬は寒い半大陸性気候のブルゴーニュの中で、ジュヴレ・シャンベルタン村はグラン・クリュを擁する村としては北方に位置するため比較的冷涼です。
土壌は粘土石灰質土壌、グラン・クリュは茶色い土壌で表土は薄く、泥土や砂利質の堆積物となっています。
ジュヴレ・シャンベルタン村は斜面の多い隆起した地形のため、日照条件が素晴らしく、果皮が厚く、色の濃いブドウができます。このブドウが力強いワインを生み出します。
ジュヴレ・シャンベルタン村のグラン・クリュはいずれも、コート・ド・ニュイ北部の世界的に有名な畑がずらりと並ぶ「グラン・クリュ街道」に沿っています。
シャンベルタン・クロ・ド・ベーズは北にマジ・シャンベルタン、南にシャンベルタン、街道を挟んで東にシャペル・シャンベルタン、グリオット・シャンベルタンに隣接しています。
ジュヴレ・シャンベルタン村の九つのグラン・クリュ
ワインの特徴
1937年にA.O.C.に認定されたシャンベルタン・クロ・ド・ベーズはピノ・ノワールから造られる赤ワインです。
ブルゴーニュきっての肉付きの良い男性的なワインで、香りも味わいも凝縮しています。若いうちは酸もタンニンも豊富で堅牢ですが、長期熟成の後にはフィネスをまとい、芳醇で複雑な香り、ビロードのような滑らかさを持つ、艶やかで甘美なワインへと変化します。
飲み頃を迎えるまでに最低でも10年、長いものでは30年程度の熟成も可能です。
ちなみに、A.O.C.としては、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの畑から生まれるワインはシャンベルタンも名乗ることができますが、シャンベルタンの畑から生まれるワインはシャンベルタンとしか名乗ることができません。
歴史
ブルゴーニュワインの王と言われる「シャンベルタン」が13世紀頃に名付けられた畑であるのに対して、クロ・ド・ベーズは630年、ブルゴーニュ公アルマゲール侯爵がベーズ修道院に寄進した土地にブドウ畑が開墾されたことに始まります。
クロ・ド・ド・ベーズはブルゴーニュの「クロ(石垣に囲まれた畑)」の中では最も古いとされており、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズとシャンベルタンの畑の境界線は中世から変更されていません。
代表的な生産者
- ピエール・ダモワ
- アルマン・ルソー
- ドルーアン・ラローズ
- フェブレ
- ブリュノ・クレール
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