雨模様と夏日が交差する、カラダにもココロにも厳しい季節。
湿度の高い日本では、古くから愛されてきた和の薬味がそんな季節の助けになります。梅雨の時期から、厳しい暑さの夏にかけて、カラダの回復の力にもなってくれる薬味を上手に取り入れてみましょう!
今回は、薬味をたっぷり使ったおつまみレシピ3選と、一緒に楽しみたいワインをご紹介します。
梅と薬味のポテトサラダ
マヨネーズにポン酢と梅、そして薬味をたっぷり加える、ただそれだけ。だけなのに、いつものポテトサラダが、爽やかおつまみに大変身!
ワインにも不思議とスッと寄り添ってくれる……和の薬味の偉大さを実感できます。
【材料 2人分】
ジャガイモ 2個(約200g)
小葱 2本
ミョウガ 1個
梅 1~2個
マヨネーズ 30g
ポン酢 小さじ1
【作り方】
1.ジャガイモは皮付きのまま湯に入れ、弱火で20~30分。串がスッと入るまで柔らかく茹で、冷水にとる。皮をむき、一口大にカットする。
※ジャガイモの皮は4等分にカットしてから指先でつまむと、スルッと簡単に剥けます。
2.ミョウガは縦半分にカットしてから、斜め薄切りに。小葱は小口に、梅は種をとって粗めに刻む。
※梅は銘柄により塩加減がかなり違いますので、味を見て分量を調節してください。
3.マヨネーズ・ポン酢・梅を混ぜ、ジャガイモ・小葱・ミョウガを和える。
4.お皿に盛り付けて完成!
ジャガイモのほっくりした甘さに、薬味の爽やかな風味と梅の酸味が絶妙なアクセント!
白ワインで爽やかなペアリングを楽しみましょう。果実味が豊かでほのかな苦みのある白ワインがおすすめです。
ミョウガと豚肉の辛味噌炒め
加熱することで穏やかになったミョウガ独特の風味は、味噌とハチミツの甘辛い味付けと相性抜群です。
コチュジャンがピリッとアクセントに、味付けをほんのちょっと引き算することで、グッとワインコンシャスなお料理に仕上がります。
【材料 2人分】
豚肉(ロース薄切り) 200g
タマネギ 1個
ミョウガ 2個
Aすりごま 大さじ1
Aしょうゆ 大さじ1.5
Aハチミツ 大さじ1
A辛味噌(コチュジャン) 小さじ1
油 少々
【作り方】
1.ミョウガは縦4等分にカット。タマネギは繊維を断つ方向(横)の半月切りに、豚肉は食べやすい大きさにカットする。
※豚肉はバラなど脂身の多い部位より、赤身の旨味をしっかり味わえる部位がおすすめです。
2.油を中温で熱し、豚肉・タマネギを炒める。豚肉に火が通り、タマネギがしんなりしたらミョウガを加え、さっと炒め合わせる。
3.火を止めてからAを混ぜ、全体が均一になったら出来上がり!
こちらに合せるのは、赤ワイン。辛味があるのでタンニンは強すぎないものを選びます。
味を引き締めてさっぱりいただきたいなら、酸を感じられる軽やかなタイプもおすすめです。
シソとトマトの冷やしそうめん
ちょっと和風の冷製パスタのような、和えるだけそうめん。
チュルチュルッと、梅雨や夏バテ気分を吹き飛ばす、さっぱり爽やかな1品は〆ではなく、おつまみにもなる主食です。
【材料 2人分】
トマト 1個
シソ 5枚
ミョウガ 1個
そうめん 100g
Aポン酢 大さじ2
Aオリーブオイル 大さじ1
A砂糖 小さじ2
【作り方】
1.シソ・ミョウガは縦半分にカットしてから、斜め千切りに。トマトはヘタを除いて、1cm角にカットする。
2.そうめんは表示に従って茹で、冷水にとって水気を切る。
3.Aを混ぜ、1・2を和えて盛り付ける。
穏やかな酸味と薬味の風味、フレッシュトマトの爽やかさにはドライタイプのロゼワインがピッタリです。
赤×白のお料理と、ピンクのグラス。ふわふわっと漂う香りと華やかなテーブルが、気分をパっと晴れやかにしれくれます。
まとめ
「薬」という字が入る薬味は、むくみやダルさ、疲れをとる効果もあるとも言われています。そして薬味を加えると、彩りも味わいも華やかで爽やかになりますよね。
梅雨のジメジメも、夏の厳しい暑さも、薬味を取り入れた爽やかなお料理とワインで、心地良く軽やかに楽しみましょう!