ワインと料理のペアリングの基本の一つが、産地を合わせること。その地で親しまれてきた料理とその地で造られたワインは、地元の風土や文化が根付いているため、自ずと相性が良くなります。
ワイン産地の郷土料理レシピをご紹介するとともに相性の良いワインをお伝えします。
今回はブルゴーニュ地方の郷土料理から「グジェール」をご紹介します。食事前のアペリティフにピッタリなおつまみです。
グジェール
フランス全土で広く愛されるグジェールは、シュー生地にチーズを混ぜ込んで焼き上げたおつまみです。
パイのサクサク感と内側のもっちりとした食感、チーズの風味が広がります。香ばしくクリーミーな味わいが特徴です。
【材料 10個分(倍量可)】
薄力粉 30g
卵 1個
パルメザンチーズ 15g
Aバター(塩分不使用) 20g
A牛乳 30ml(全量水でもOK)
A水 20ml
A塩 ひとつまみ
A砂糖 ひとつまみ
【作り方】
1.小さめの鍋またはフライパンにAを入れて弱火にかける。バターが溶けたら、薄力粉をふるいながら入れる。
2.ヘラで混ぜ、水分を飛ばしながら弱火で2分ほど練り、ボウルに入れる。
3.溶き卵を数回に分けて加え、都度よく混ぜる。 生地をヘラで持ち上げて垂らしてみて、逆三角形のようにヘラに残る固さまで混ぜる。
※生地は水分を飛ばしながらしっかり練ってください。卵は全量使わずに、生地の様子を見て混ぜましょう。
4.パルメザンチーズを加えて混ぜる。
5.丸口金を付けた絞り袋に入れ、オーブンシートの上に、2~3cmほどの円を絞る。
※スプーン二つですくってオーブンシートの上にのせてもOKです。
6.生地の表面のとんがりに水を少しつけた指で整え、予熱200℃のオーブンで12~14分焼いて完成!
グジェールはブルゴーニュ地方のヨンヌ県が発祥と言われています。この地は辛口ワインで有名なシャブリの産地でもあります。
セオリー通り、二つは相性抜群!チーズの塩味とシャブリのキリっと爽やかな風味がよく合います。食事の前のアペリティフもスッキリと楽しめるでしょう。
ぜひ、グジェールとシャブリのペアリングをお楽しみください。
シャブリのワイン一覧はこちら
レシピを教えてくれたのは、築山紀子さん
C.P.Aチーズプロフェッショナル J.S.Aワインエキスパート 簡単でちょっとオシャレなワインに合うおつまみレシピ、チーズ料理を発信中です。 Instagram @noriko.norikostyle
文=川畑あかり