世界のワインと郷土料理を味わい尽くす~前編~

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公開日 : 2023.8.25
更新日 : 2023.8.25
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実り豊かな季節、秋がやってきました。美味しいもので溢れるこの時期、何を食べるかじっくり考えるのも楽しみの一つです。


今回はそんな食欲の秋に相応しい、世界のワインと郷土料理のペアリングをご紹介します。


さあ、あなたはこの秋なにを味わう?前編はフランス・ボルドー地方、ブルゴーニュ地方、ローヌ地方の郷土料理です。

目次

ボルドー地方

牡蠣とワイン

ボルドー近くアルカション湾名物の牡蠣。


レモンをたっぷり絞り、ボルドー・ブランと合わせる現地の定番ペアリングを楽しみましょう!

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おすすめはムートン・カデ・ブラン。名門バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが手がけるカジュアルワイン、ムートン・カデシリーズです。


こちらは、ソーヴィニヨン・ブラン由来の爽やかな風味が魅力。柑橘系果実を思わせる凛とした酸をお楽しみください。

ムートン・カデ・ブラン

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豆知識:赤ワイン造りの副産物カヌレ


カヌレ

古くからワイン産業で栄えたボルドー。特にメドック地区のシャトーでは、渋み成分であるタンニンと結合しやすいたんぱく質を含む卵白を使用して、美しく澄んだワインを造ってきました。 そこで残った卵黄を何かに使えないかと考え生まれたのがカヌレです。ワイン造りの副産物でもあるカヌレは、香ばしい風味が赤ワインと相性抜群!

ブルゴーニュ地方

ブッフ・ブルギニヨン

手間暇かけて作るご馳走ブッフ・ブルギニヨンには、キレイな酸味のピノ・ノワールを合わせましょう!

再現レシピ:ブッフ・ブルギニヨン

【材料 2人分】


タマネギ 2個

ニンジン 2本

バター 50g

塩・胡椒 適量

牛肉(肩やモモ肉) 300g

タイム 2本(他ハーブで代用可)

ローリエ 2枚(他ハーブで代用可)

赤ワイン 375ml

水 適量


【作り方】


1.牛肉を3cm角に切り、大きな脂身を除いておく。ニンジンは一口大に切り、タマネギはみじん切りにする。


2.バターを引いた鍋で1のタマネギを透明になるまで炒める。同様にバターを引いた鍋で1の牛肉を全体に火が通るまで焼く。


3.2の鍋に赤ワイン200mlと水を具材が浸るくらいまで入れて沸騰させ、火を弱めたら、塩・胡椒を加える。


4.タイムとローリエ、1のニンジンを入れ、具材が浸るまで残りの赤ワインを入れたら2時間ほど弱火で煮る。


5.4を一晩寝かせて味をなじませたら完成。

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おすすめはブルゴーニュ キュヴェ・マルゴ。ピュリニー・モンラッシェを代表する名手、オリヴィエ・ルフレーヴが手掛ける1本です。


ジューシーな果実味と丸みを帯びたタンニンを備えた穏やかな印象的。余韻が長く続くため、ゆっくり時間をかけてお楽しみいただけます。

ブルゴーニュ キュヴェ・マルゴ

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エスカルゴ

しっかりした味付けのエスカルゴは、クレマン・ド・ブルゴーニュでスッキリ爽やかなペアリングを楽しめます。

再現レシピ:エスカルゴ

【材料 1人分】


冷凍エスカルゴ 100g

有塩バター 50g

ニンニク 1片

イタリアンパセリ 1本(5g)


【作り方】


1.ボウルにみじん切りにしたニンニクとイタリアンパセリ、常温に戻したバターを入れよく混ぜる。


2.ラップで棒状に成形し、冷蔵庫で冷やしたらエスカルゴバターの完成。


3.冷凍エスカルゴに2のバターを塗って200度のオーブンで10分加熱する。

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クレマン・ド・ブルゴーニュ発展の立役者、パリゴ・エ・リシャールが手掛けるオリジーヌ クレマン・ド・ブルゴーニュ。


こちらは柑橘系果実のアロマときめ細やかな泡が魅力です。エレガントでバランスのとれたスタイルの1本です。

オリジーヌ クレマン・ド・ブルゴーニュ

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豆知識:グルメなエスカルゴはブドウの葉が大好物


ワインの銘醸地として知られるブルゴーニュのエスカルゴはブドウの葉が大好物で、栽培家たちは初夏に畑に発生するエスカルゴの駆除を兼ね、食用としてきました。 上質なブドウの葉を食べているからか、ブルゴーニュのエスカルゴはとっても美味。今やフランスを代表する郷土料理として知られています。

ローヌ地方

旬のカブをたっぷり使ったナヴァラン・ダニョーは、羊肉のワイルドな旨みを引き出してくれる、シラー主体の赤ワインと一緒に召し上がれ!

再現レシピ:ナヴァラン・ダニョー

【材料 2人分】


ニンジン 1本

タマネギ 1/2個

カブ 2個

ニンニク 2片

トマト缶 200g

羊肩肉 400g

オリーブオイル 大さじ1

固形コンソメ 1個

水 具材が浸るくらい

砂糖 小さじ1

塩・胡椒 適量

ナツメグ 少々

バター 10g

白ワイン 100ml


【作り方】


1.オリーブオイルを引いた鍋で、みじん切りにしたニンニクを炒め香りを出す。羊肉を一口大に切り、中火で両面を焼く。焼き目が付いたら火を弱め、砂糖を入れて味をなじませる。


2.1に白ワイン、塩・胡椒、ナツメグ、トマト缶、固形コンソメと水を加えて45分程度煮込む。


3.別のフライパンにバターを引き、一口大に切ったニンジン、タマネギ、カブを10分程度ソテーする。


4.3を2の鍋にいれ、20分程度弱火で煮込んだら完成。

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アニエス・べー創設など異色の経歴をもつオーナーによるシャトー・ド・モンフランが手掛ける1本。


チェリーやスパイスのアロマに、いきいきとした赤系果実のニュアンスを備えるチャーミングな味わいです。

モンフラン・ラ・トゥール・ルージュ

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