世界のワインと郷土料理を味わい尽くす~中編~

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公開日 : 2023.8.25
更新日 : 2023.8.25
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実り豊かな季節、秋がやってきました。美味しいもので溢れるこの時期、何を食べるかじっくり考えるのも楽しみの一つです。


今回はそんな食欲の秋に相応しい、世界のワインと郷土料理のペアリングをご紹介します。


さあ、あなたはこの秋なにを味わう?中編はイタリア・トスカーナ、ピエモンテ、シチリアの郷土料理です。

目次

トスカーナ

地元の人に愛される名物料理「ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ」。


塩・胡椒とハーブで味付けされたシンプルながらも豪快なステーキは果実味豊かな赤ワインと好相性です!

再現レシピ:ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ

【材料 2~3人分】


牛肩ロース肉(骨付き) 1㎏

ローズマリー 1束

オリーブオイル 大さじ3

塩・胡椒 適量


【作り方】


1.牛肉は室温に戻し、フライパンを温める。


2.ローズマリーの束をオリーブオイルに浸し、そのローズマリーを使って牛肉の表面にオリーブオイルを塗る。


3.2の表面に塩・胡椒を振る。


4.フライパンで牛肉の表面が濃い茶色になるまで約5~7分間調理する。


5.牛肉をひっくり返し、反対側にも焼き色がつくまで約5~7分間焼いて完成。

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トスカーナのワイン造りを牽引するワイナリー、カステッロ・ディ・アマ。


彼らのフラッグシップワインで使用されるブドウ畑の若樹を用いて造られた、いきいきとした果実味が魅力の赤ワインです。

キャンティ・クラシコ・アマ

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豆知識:大人数で楽しむTボーンステーキ


Tボーンステーキ

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、イタリアの銘柄牛であるキアニーナの仔牛肉をレアで焼き上げたTボーンステーキ。代用として他の仔牛肉が使われることもあります。 トスカーナではこれを1㎏以上でオーダーし、大人数でシェアして楽しむのが一般的です。

海沿いのトスカーナ名産のイカを用いた素朴な家庭料理の一つ「イカとほうれん草の煮込み」。


フレッシュな酸味のある白ワインと合わせることで、料理のしっかりとした味わいが軽やかになり、お互いを引き立てます。

再現レシピ:イカとほうれん草の煮込み

【材料 2人分】


イカ 350g 

ほうれん草 200g

タマネギ 1/2個

ニンニク 1片

パセリ 適量

唐辛子 適量

白ワイン 50ml

トマト缶 200g

塩・胡椒 適量


【作り方】


1.イカは内臓を取り除いて水で洗い、食べやすい大きさに切る。タマネギは薄切りにし、ニンニクはみじん切りにする。


2.ほうれん草を少量の塩水で10分間茹でる。水気を絞って一口大に切る。


3.鍋にタマネギ、ニンニク、刻んだパセリ、唐辛子を入れ4~5分ほど炒め、イカ、塩・胡椒、白ワインを加える。


4.蓋をせず5分煮た後、トマト缶を加えてさらに3~4分煮込み、ほうれん草を加える。


5.塩・胡椒を加えて蓋をし、30分ほど煮る。

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名門アンティノリが手がけるロングセラーシリーズの白ワイン。


フレッシュさとミネラル感溢れる、すっきりとした飲み心地と旨みをお楽しみいただける1本です。

サンタ・クリスティーナ・ヴェルメンティーノ

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ピエモンテ

ペペローネ・リピエーノ

パプリカに詰め物をしてオーブンで焼き上げた、色合い鮮やかな家庭料理「ペペローネ・リピエーノ」。軽やかなワインと一緒にいただきましょう!

再現レシピ:ペペローネ・リピエーノ

【材料 2人分】


牛ひき肉 200g

パン粉 50g

パプリカ 4個

牛乳 130ml

卵 1個

粉チーズ 40g

ニンニク 1~2片

パセリ 適量

オリーブオイル 適量

ローズマリー 適量

塩・胡椒 適量


【作り方】


1.ボウルにパン粉と牛乳と卵を入れ、混ぜる。


2.1のボウルに牛肉、粉チーズ、塩・胡椒、刻んだパセリを加え、均一になるまでよく混ぜる。


3.パプリカの上部を切り落とし、種とわたを取って、内側に塩を振る。


4.2を3に詰め、耐熱容器に並べる。


5.オリーブオイルを回しかけ、ローズマリーとニンニクを耐熱容器とパプリカの隙間に並べる。


6.180℃に予熱したオーブンに入れ、パプリカがきれいにローストされて詰め物に火が通るまで焼いて完成。

バーニャカウダ

野菜やパンをソースにディップしていただく、ピエモンテを代表する一品「バーニャ・カウダ」。


ニンニクとアンチョビのしっかりとした味付けには、ドライな白ワインがおすすめです。

再現レシピ:バーニャ・カウダソース

【材料 2人分】


アンチョビフィレ 12枚

無塩バター 90g

オリーブオイル 3/4カップ

ニンニク 6片


【作り方】


1.ニンニクをみじん切りにし、フライパンでオリーブオイルと一緒に香りが出るまで炒める。


2.アンチョビフィレをスプーンで潰しながら1のオイルに加える。


3.アンチョビが油に溶けるまで弱火で煮込む。


4.バターを加えて溶かし、よく混ぜて完成。

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ロエロ地域の由緒あるワイナリーがピエモンテの土着品種であるアルネイスを使用して造る、テロワールを忠実に反映した白ワイン。


いきいきとしたフレッシュさとフルーティーさが魅力で、親しみやすい味わいです。

ポッジョ・ディ・カ―ロ ロエロ・アルネイス

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豆知識:通称「酔っ払いチーズ」!?


テストゥン・アル・バローロ

イタリアワインの王様と呼ばれるピエモンテの銘醸ワイン「バローロ」。そんなバローロのブドウの搾りかすにテストゥン(「石頭」の意を持つとても固いチーズ)を漬け込み熟成させて作るのが「テストゥン・アル・バローロ」です。 熟成によってテストゥンがソフトな紫色に変化していく様子から、別名「酔っ払いチーズ」と呼ばれ、ピエモンテではワインと一緒に親しまれています。

シチリア

シチリア名産のオレンジをふんだんに使った爽やかなサラダ。


柑橘系の香り広がる白ワインをキリッと冷やして一緒にどうぞ。

再現レシピ:オレンジのサラダ

【材料 2人分】


オレンジ 2個

赤タマネギ 1/2個

黒オリーブ 7個

オリーブオイル 大さじ2

パセリ 適量

塩・胡椒 適量


【作り方】


1.オレンジは皮をむいてヘタを取り除き、輪切りにして皿の上に並べる。


2.赤タマネギの皮をむいて薄切りにし、パセリのみじん切りと混ぜる。


3.2と黒オリーブをオレンジの上にのせて塩・胡椒で味付けをし、オリーブオイルを回しかける。


4.ラップをかけて冷蔵庫で1時間冷やしたら完成。

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エトナ地区のワイナリーが若樹のカッリカンテを用いて造る白ワイン。レモンやメロンなど印象的なアロマと、クリーミーな口当たりが魅力です。

ピエトラドルチェ・エトナ・ビアンコ

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