ワインと料理のペアリングの基本の一つが、産地を合わせること。その地で親しまれてきた料理とその地で造られたワインは、地元の風土や文化が根付いているため、自ずと相性が良くなります。
ワイン産地の郷土料理レシピをご紹介するとともに相性の良いワインをお伝えします。
今回はイタリアきっての美食の地、ピエモンテから「ブラザート」をご紹介します。赤ワインでじっくり煮込むごちそう料理です。
ブラザート
美しい山々に囲まれ海に面していないピエモンテの郷土料理は肉や野菜が中心。
ブラザートもその一つで、牛肉を赤ワインで煮込んだ満足感のある料理です。
涼しくなってきたこの季節に、コトコト煮込んだブラザートをお楽しみください。
【材料2人分】
A牛肉 500g
A赤ワイン 1/2本
A玉ねぎ 1/2個
Aにんじん 1本
Aセロリ 1/2本
Aローリエ 1枚
Aマッシュルーム 100g
塩 小さじ1
バター 20g
マッシュポテトなど お好みで
【作り方】
1.野菜は乱切りする。大きめのボールに、Aを全て入れ、冷蔵庫で一晩置く。
2.肉を取り出し、水分を拭き取る。フライパンにバターを入れ、牛肉に焼き色を付ける。
3.厚手の鍋に2と1を入れ火にかける。灰汁を取り、塩を入れる。蓋をして2時間ほど弱火で煮込む。
4.牛肉を取り出し、切り分ける。煮汁をミキサーにかける。
(※ミキサーがない場合、そのまま煮汁だけをかけて仕上げてもOKです)
5.お好みでマッシュポテトを添えてできあがり。
ピエモンテを代表するネッビオーロと最高の相性です。
長時間の煮込みによって柔らかくほろっとした牛肉に香味野菜と赤ワインのソースが絡むブラザート。赤ワインとの相性は間違いなしです!
ピエモンテペアリングで至福のひとときが過ごせるでしょう。
ネッビオーロのワイン一覧
レシピを教えてくれたのは、築山紀子さん
C.P.Aチーズプロフェッショナル J.S.Aワインエキスパート 簡単でちょっとオシャレなワインに合うおつまみレシピ、チーズ料理を発信中です。 Instagram @noriko.norikostyle
文=川畑あかり