ついにシリーズイベント、コンプリート!「廣瀬俊朗のワインにトライ!」最終回ボルドー編を開催!

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レポート
公開日 : 2023.10.30
更新日 : 2023.11.8
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先日、元ラグビー選手の廣瀬俊朗さんをナビゲーターにお迎えし、ラグビーとワインをかけあわせたオンラインイベント「廣瀬俊朗のワインにトライ!」第7回を開催しました。

※イベント時オンライン画面キャプチャより

ニュージーランド、フランス、オーストラリア、などなど、ラグビーの強豪国は実はワインの銘醸地が多い、ということに遠征で気づいた廣瀬さん。二つをかけあわせて紹介すると面白いのでは…、そんな廣瀬さんのご発想から実現したイベント、「ワインにトライ!」。


毎回一つの国にスポットをあて、ラグビーとワインという二つの世界を繋げて紹介してきました。2021年にスタートした本シリーズイベントも今回でついに最終回です。


今回のテーマは、第1回と同じ、フランス・ボルドー。ボルドーのアントル・ドゥ・メールにあるシャトー・テューレイを廣瀬さんに訪問いただき、現地から中継するという初の試み。世界各地のワインについて学んできた廣瀬さんが、最後に現地を訪れ、ワインの生産現場を自ら見ていただくシリーズ集大成として、お届けしました。


ボルドーからご登場いただいたスペシャルゲストは、シャトー・テューレイのオーナーファミリー、マリー・クルセルさんとシルヴィー・クルセルさん姉妹。そして、第1回にご登場いただいた、ボルドーの大手ネゴシアン、ジョアンヌに務める大のラグビーファンのローラン・ボネさんです。


みなさん一緒にご登場いただき、お客様と一緒に「シャトー・テューレイ・ルージュ・メイド・ウィズ・ラブ」で乾杯!ラベルのハートにかけて、今回のテーマは「LOVE」。ラグビー愛、ワイン愛、家族愛など、LOVEいっぱいにお届けするべく、みんなでハートマークのポーズをとっていただきました。

今回のテーマは「LOVE」ということで、みんなでハートマーク
目次

ワイン銘醸地で、ラグビー熱も高い土地、ボルドーへ

廣瀬さんがボルドーを訪れたのは9月に続いて今回が2回目。9月にはフランスで開催中のラグビーワールドカップのお仕事で、ボルドー、トゥールーズ、ニースなどフランス各地を訪れ、とくにフランスの南部ではラグビー熱の高さを感じたそうです。ラグビーワールドカップの試合会場の一つにもなっているボルドーは、ボネさん曰く、非常にラグビー人気が高いのだそうです。


「ラグビーが生まれたのはイギリスですが、その向上に大いに貢献したのがフランスです。フランスにおけるラグビー発祥はフランス南西部と言われており、そのエリアに含まれるボルドーは、とくにラグビー熱が高い土地となります。フランスのなかでもベストチームがボルドーにありますし、ファンの多さもフランスの中で最も多いと言って過言ではありません。フランス代表にボルドーのチームから6人の選手が選出されたりと、非常に盛り上がっています!」とラグビーで盛り上がるボルドーの街の様子をお話いただきました。

9月にボルドーを訪問した際の廣瀬さん。ガロンヌ川の前でパシャリ(写真左)、写真右はワイン博物館、「シテ・デュ・ヴァン」にて

ちなみに廣瀬さんは、「ワイン最高です!こちらで買うとすごく安いです。あと、地元のワインショップの人におすすめを教えてもらったりするのがうれしいですね」とラグビーの試合だけでなく、ワインもたっぷり堪能された模様。「ワインにトライ!」を個人的に実践されていたようでした。

シャトー・テューレイが位置するのは、ボルドー市街地から25キロ離れた、とても美しい環境が広がる場所。シルヴィーさんにシャトー・テューレイの周囲の環境について説明いただきました。


「シャトー・テューレイは、持続可能性のあるワイン造りを行っている生産者にのみ与えられる認証“テラ・ヴィティス”や、生物多様性を守っていることから、“ビー・フレンドリー”の認証も取得しています。丘になっていてブドウ畑が森に囲まれており、非常に自然豊かな場所となります」


イベント中にも鳥の鳴き声が聴こえたりと、その豊かな環境を画面越しからも感じることができました。

バレルテイスティングを初体験!

ここからは、シャトー内のセラーに移動いただきました。廣瀬さんは「めちゃくちゃきれいですね!下には石が敷かれているんですね。少しヒンヤリしていて寒いです」とセラーについてコメント。セラー内の温度は17℃ぐらいなんだそうです。


そしてセラー内にずらりと並ぶ300もの樽。ブドウを収穫して除梗・破砕し、アルコール発酵を終えたワインは樽に移されます。これは、渋みのもととなるタンニンをゆっくりと時間をかけてマイルドにし、骨格と複雑さをワインに与えるという役割を持っています。廣瀬さんの前後に並ぶのは、そうした樽熟成中の赤ワイン。まだリリース前の2022年ヴィンテージです。そこで廣瀬さんに初めての体験となる、バレルテイスティングに挑戦いただきました。


「ブドウにすごく近い味わいがします。めちゃ美味しいです。少し濃い味わいがしますね」と廣瀬さん。しっかり飲んでしまったので、おかわりをされていました。これはワインが美味しいという証拠ですね!

シャトー・テューレイのセラーで2022年ヴィンテージのワインを樽からテイスティング

ちなみにシャトー・テューレイで目指しているのは、一言で言うと「バランス」だそう。


それに対してラグビーでもバランスは重要でしょうか、という質問に廣瀬さんは、「15人全体でのバランスも必要ですし、僕みたいな選手はそんなに身長が高くないからまわりの選手とのバランスを取ることも必要です。いろんな意味でラグビーにバランスは大事ですが、バランスを取り過ぎて個性がなくなるのも良くないです。バランスを取りつつ、その良さや個性をどう生かすか、というのがラグビーもワインも課題だと思います」とのこと。


バランスについてラグビーとワインも一緒だと、廣瀬さんから大変興味深いお話をしていただきました。

芝生の上でのアペリティフタイム

イベントでは、廣瀬さんとボネさんにラグビーについても、シャトー・テューレイのテイスティングルームでたっぷりお話いただきました。盛り上がっているところへ、廣瀬さんとボネさんを呼びにきたマリーさんとシルヴィーさん。どこに行くのかと思ったら…、これから屋外でのアペリティフタイムです!


家族での定番アペリティフを再現いただき、テーブルに並ぶのは、ボルドー名物のフォワグラ、マグレ・ドカナール、カヌレ、牡蠣などなど。マリーさんの説明によると、アペリティフはフランスの文化の一部であり、日曜日のランチに家族や友だちと一緒に楽しむ定番なんだそう。特にボルドーで有名なアルカッションの牡蠣は日曜日に必ず食べるそうです。シャトー・テューレイの白ワインと共に、廣瀬さんに楽しんでいただきました。


そこに飛び入り参加したのが、マリーさんの息子さん。廣瀬さんのファンというポールくん(9歳)がラグビーボールを持って登場。ラグビーが大好きということで、廣瀬さんとパスやキックをするという、とてもハートウォーミングな展開になりました。


最後にロータックルをして、地面に倒された廣瀬さん。真剣にタックルしてきたそうです(笑)

廣瀬さんからも絶賛されたポールくんのパスとキック回し。将来のフランス代表!?

改めて、ラグビーとワインの共通点とは

ボネさんにラグビーとワインの共通点について改めてお話しいただきました。


「ハードワークがワイン造りにおいてもラグビーにおいても、とても重要です。なおかつ一時的なものではなく継続性が大切で、すばらしいレベルに達成するためには、ハードワークに加えて、どちらも成熟させ、より高めていく必要があります。加えて、どちらも人と人とのつながり、シェアすることが重要です。ラグビーとワインはよく似ていますよね」


ラグビーとワイン、どちらもこよなく愛するボネさんならではのコメントがすてきでした。


最後には、このイベントを発案した廣瀬さんに、ラグビーとワインを絡めたイベントの感想を聞いてみました。


「2021年からこのイベントは始まりましたが、第1回目にボネさんに登場いただき、しかも今回はフランスで新しい仲間も含めて直接会うことができて楽しかったですね。ラグビーだけでもこんなに盛り上がれなかったし、ワインだけでもこんなに盛り上がることはできなかった。二つが重なるイベントをみなさんと共にできたのは本当によかったです。フランス、南アフリカ、オーストラリア、イタリア、アルゼンチン、ニュージーランドなど、こんなにワールドワイドにいろんな国を紹介できるイベントもなかなかないのではと思います。いったんここで一区切りとなりますが、引き続き、皆さんと一緒にオモロイことをやりながら、ラグビーを楽しむ、ワインを楽しむ、人生を楽しむということをやっていけたらなと思います!」


フランス代表が負けて、とてもがっかりしていたボネさんですが、今回のイベントで廣瀬さんに会えて悲しかった傷も癒えたそう。最後には廣瀬さんとボネさんで日本とフランス代表のジャージの交換をしていただきました。

今回は廣瀬さんにボルドー現地から登場いただき、ラグビーとワイン、それぞれをたっぷり堪能するひとときとなりました。


これまでご参加いただきました皆さま、たくさんのチャットや温かいメッセージでイベントを盛り上げていただき、大変ありがとうございました。「ワインにトライ!」はいったん今回で終了となりますが、「これからも続けてほしい!」「リアル開催を増やしてほしい!」など、とてもうれしくありがたいお言葉をたくさんいただいておりますので、またラグビーとワインを楽しむ機会を企画できればと思っております。


これからも引き続き、ラグビーとワインを楽しんでいきましょう!

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