ワイン産地といえば、真っ先にその名の挙がるボルドー。長い歴史と伝統を持つボルドーに対して、高級なワインばかり…、赤ワインが有名、買ってもすぐに飲めず寝かせなきゃいけない! などのイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
ですが、ボルドーはそれ“だけ”にあらず!様々な魅力や楽しみ方があります。この機会に“だけ”じゃない魅力に触れてみませんか?
熟成が必要なワイン、だけじゃない!
格式高い印象のあるボルドーワインは、若いうちは風味がしっかりしていて、長期熟成をさせないとより美味しく楽しめない……というイメージがありませんか?実は、熟成の文化が根付いたボルドーだからこそ、飲み頃ワインが今買えてすぐ飲めちゃうんです。「今」が飲み頃の今飲み&熟成済のお手頃ワインを紹介します。
ボルドーワインの飲み頃って?
「長期熟成をしており熟成香が強い=飲み頃」とは限らず、「酸とタンニンが溶け込んでいて、飲み心地が良くなってきている」という点がボルドーワインの飲み頃のポイントと言われています。 ワインに含まれるタンニンや酸は、年数を重ねることで角がとれまろやかになります。そのため、「飲み頃」を迎えたワインは、フレッシュな果実味を持ちながら、滑らかな口当たりと、より濃密で複雑な香りを味わうことができます。 ワインの飲み頃には明確な正解がなく、ワインごとに違いがあります。「飲み頃」を見極めるのも楽しみのひとつと言えるかもしれません。
今飲んで美味しい!“今”飲みボルドー
メドック格付けシャトーが手がける滑らかなタンニンと豊かな果実味を今すぐに味わえる1本
オー・メドック・ジスクール
赤
パワフル&ストラクチャー
シャトー・ジスクールの醸造チームが手掛ける、抜群のコストパフォーマンスを誇るボルドー。果実味たっぷりの凝縮感ある豊かな味わい。 詳細を見る
4.1
(120件)2019年
4,950 円
(税込)
JS 93
果実味とタンニンのバランスに優れた軽い飲み口の親しみやすい味わい
サン・テステフ・ド・カロン・セギュール
赤
パワフル&ストラクチャー
「サン・テステフのシャトー・マルゴー」と称される人気シャトー。フレッシュで親しみやすいスタイルが魅力のサードラベル。 詳細を見る
3.8
(12件)2017年
6,600 円
(税込)
熟成したワインが今買える!
優良なテロワールから生み出される豊満さと洗練さを持った12年熟成ワイン
番外編!ワインを飲む、だけじゃない
「ボルドー」と聞くとやっぱり「ワイン」!……ですが、長い歴史と伝統を持つボルドーの魅力はワインを飲むだけにあらず。ここでは、あらゆる側面からボルドーをこよなく愛するエノテカスタッフが「ワインを飲むだけじゃないボルドー」をご紹介します。
JSA認定ソムリエ。ボルドーワインは年齢問わず「飲む楽しみ」を共有できるワイン界の共通言語。そんな素晴らしいワインを生み出すボルドーという土地の虜です。
イチオシ郷土料理
ランプロワ・ア・ラ・ボルドレーズ
大西洋に面し、三つの川が流れるボルドーは、年間を通して雨が多い気候です。そのように水に恵まれた環境は日本
と似ているところがあり、食文化にも共通点があります。こちらは日本でも馴染み深い食材であるヤツメウナギの赤ワイン煮。大ぶりに切ったウナギと香味野菜を赤ワインでじっくり煮込む料理です。煮込むことでより深まったウナギの旨味はメルロ主体で造られるサン・テミリオンやポムロルの赤ワインと相性抜群です!
アニョー
「アニョー」はフランス語で「仔羊」を意味する、フランス料理の代表的な食材です。1歳までの仔羊を指し、香草を使ってローストするのが一般的な食べ方です。仔羊はフランス料理ではメジャーな食材ですが、ボルドーのポイヤック産はその中でも最上のひとつとされる銘柄です。
マカロンクッキー
マカロンと聞くと、色とりどりのクリームを挟んだ焼き菓子を想像するかもしれません。しかしボルドーでマカロンというと、クリームを挟まないクッキー状の焼き菓子を指します。ワイン造りの副産物として有名なカヌレと並んで日常的に親しまれています。
一度は行きたい! 観光名所
サン・テミリオン
サン・テミリオンの町を中心に、ブドウ畑を含む八つの村が「サン=テミリオン地域」の名前で1999年にワイン産地として世界で初めて世界遺産に登録されました。ブドウ栽培とワイン造りが盛んになった中世以降の街並みと歴史的建造物が数多く残されており、歴史の息吹を感じることのできる風光明媚な観光地として人気を博しています。ワイナリーを擁する世界遺産は世界でも稀有なので、ボルドーワイン好きの方はぜひ一度訪れてみてください!
ワインの総合文化施設「シテ・デュ・ヴァン」
2016年にボルドー市街地からガロンヌ川沿いを北上したところにオープンした、ワインの博物館。ワインを世界規模の文化財として捉えた文化施設で、ボルドーワインに限らず、世界中のワインやワイン自体の魅力を様々な角度から学ぶことができます。ワイン好きにとってはまさにテーマパークの如くワクワクと楽しめる総合施設です!ワインの博物館としては類を見ない広さと展示のバリエーションで、1日中楽しめますよ。