大切な人との特別な食事での1杯も、疲れた1日の終わりに飲む1杯も、ワインはその時の気持ちに寄り添い、心を豊かにそして落ち着かせてくれる存在です。
また1杯のワインがいつもの日常にちょっとだけ彩りを与えてくれます。
そんなワインのある暮らしを覗いてみませんか?エノテカスタッフの生活に馴染んだワインのある暮らしをお伝えします。
今回は11月22日(いい夫婦の日)を前に、ワイン好き夫婦の時間をご紹介します。
著:山﨑 大地
ワインショップ・エノテカ グランフロント大阪店兼大阪店 統括店長。 生まれも育ちも大阪の生粋の大阪人。最近の楽しみは、忙しい合間に楽しむAmazon Primeでの映画やアニメ。
シフト制で働く私と、土日休みの妻。お互いの休みが合う日は、貴重なひとときです。そんな休日には、お気に入りのドラマやアニメを一緒に観て過ごすのが恒例となっています。
特にお気に入りなのが、ある有名なグルメドラマ。すっかりその世界にハマってしまいました。ドラマに登場する飲食店を巡る旅にも出かけ、現地で「ドラマと同じやね!」なんて話しながら美味しい食事を楽しみ、素敵な思い出を作ることができました。
休日の過ごし方はそれだけではありません。休日の家事担当は私。普段は仕事帰りに急に飲みに行ったりと、妻に迷惑をかけることもしばしば……だからこそ、休日はできるだけ妻にゆっくりと過ごしてもらいたいと思い、積極的に家事をこなすようにしています。
今日は、二人の大好物であるラム肉を使った料理を作ることにしました。秋の気配が深まって肌寒くなってきたこの時期にぴったりな、心温まる一皿を用意します。ラム肉をじっくりとローストし、香草と一緒に仕上げると、キッチンに香ばしい香りが広がります。その香りを楽しみながら、妻の笑顔を想像すると、料理をするのがますます楽しくなります。
この一皿には、ボルドー産の濃厚な赤ワインを合わせることにしました。料理に合わせてワインを選ぶ時間もまた、私にとっては大好きなひととき。
食卓を囲み、ラム肉の香りとともに赤ワインを味わうと、その深い味わいが口いっぱいに広がります。食事が進むにつれて会話も弾み、笑い声が絶えません。
休日には、美味しい料理と共に、ワインをゆっくりと楽しむ。これが僕たちの理想的な休日の過ごし方です。日常の忙しさを忘れ、心温まる時間を大切にしながら、次の休日を楽しみにしています。
これが、私の「ワインのある暮らし」です。