わたしたちが日頃飲んでいるワイン。このワインを造った生産者はどんなものが好きで、どんな風に仕事をしているのか気になったことはありませんか？

ワイン造りから私生活まで、生産者の素顔に迫ります。

レ・ラニャイエは、モンタルチーノ各地の様々なテロワールを映し出す、プロも絶賛する生産者の一人。ブドウとテロワールを尊重し、その土地の個性を表現するワインを生み出しています。

そんなレ・ラニャイエの当主リッカルドさんはキャンティとモンタルチーノという2つのワイン産地の間、シエナの街で生まれ育ちました。子どもの頃から、ワインメーカーはその大小にかかわらず高品質なワインを造ることで世界に認められ、街に活気をもたらす夢のある仕事だと思っていたのだそう。

今回は、そんな夢をもたらすワインメーカーの一人となったリッカルドさんにお話を伺いました。

プライベートでも職業病が出てしまいます。旅行先では必ず土壌を確認しますし、ワイナリー訪問は欠かせません。妻や娘には観光を二の次にすることからよく怒られています。念願のカリフォルニア旅行も、妻から事前にワイナリーはいかないという条件を出されました。

フレッシュ＆エレガントというレ・ラニャイエらしいスタイルに、複雑さを持ち合わせたお気に入りのワインが「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴェッキエ・ヴィニェ」。合わせるなら、牛肉一択！お肉のボリューム感をそのままに、濃厚な味わいのトスカーナの煮込み料理「ペポーゾ」はこの赤ワインと最高の相性です。

レ・ラニャイエを語る上で欠かせない要素が、畑の標高の高さです。約200～620mに位置する畑はブドウにエレガンスとフレッシュさを与えてくれます。収穫後にアルコール発酵を経て樽に移動させるまでが、一番気を張る難しい仕事。ですが、それと同時にエキサイティングな瞬間でもあります。高い理想を掲げず、ブドウに無理な醸造は行わない。地に足をつけて、 毎年ベストなワインを造ることが、僕のワイン造りにおいて最も大切です。

愛犬のミニチュア・ダックスフントのフラッシュ 。セラーや畑など常に後ろをついてきます。

学生時代ラグビーをプレーしていた経験から、趣味はラグビー観戦。今でも年に2～3回はラグビーの試合を観に行きます。この前も友人とはるばるトリノまで行ってきました！