春の陽気が心地良く、週末のおうち時間が一層楽しく感じられる季節がやってきました。外の景色を楽しむのも良いけれど、たまには自宅でリラックスしながら、春の味覚とともにゆっくり過ごすのも贅沢なひとときです。
今回は、春の食材を使ったメイン料理と副菜のレシピを、春にピッタリのワインとともにご紹介します。これを読めば、あなたの春の特別なテーブルが完成!簡単なのに華やかで、お店で食べるような本格的な味わいを自宅で楽しめます。おもてなしメニューに困ったときにもピッタリですよ。
レシピを教えてもらったのは、SNSで「おうちで作れるプロの味」を発信するパパイズムさん。調理の際のポイントも教えてもらったので料理初心者も安心です!
レシピを教えてくれたのは、パパイズムさん
元料理人。10年以上の厨房経験を活かし、レシピ開発・執筆・写真・動画制作を手がける。 現在は子育てをしながら自宅で活動し、プロの技術を家庭で再現できるレシピを発信。 「作ってみたくなる料理」をテーマに、わかりやすく伝えることを大切にしている。 Instagramアカウント:@papa_izm_kitchen
副菜レシピ:いちごとマスカルポーネのはちみつレモンサラダ
スーパーでも気軽に手に入る材料で作る、見た目も華やかなフルーツサラダです。
手が込んでいるように見えますが、実はとっても簡単!一気にテーブルが華やぎます。
【材料】
いちご 5〜6粒(半分にカット)
マスカルポーネ 50g
ベビーリーフ ひとつかみ(30~50g)
ミックスナッツ 大さじ1(砕いたもの)
Aはちみつ 小さじ1/2
Aレモン果汁 小さじ2
Aオリーブオイル 小さじ1
A塩 ひとつまみ
A黒こしょう 適量
【作り方】
1.いちごはヘタを取り、縦半分にカット。Aを混ぜてドレッシングを作る
2.ベビーリーフをお皿に広げる。
3.カットしたいちごでマスカルポーネをはさむ。
4.ドレッシング、砕いたミックスナッツをかける。仕上げにいちごに塩を少々振りかける。
Point!
いちごに塩を振ることで甘みが引き立ちます。塩加減はお好みで調整して、軽く振りかける程度がおすすめです。
Point!
いちごの酸味とのバランスを考え、乳脂肪分の高いマスカルポーネを選びました。クリームチーズやカッテージチーズでも代用可能です。
メインレシピ:鶏むね肉とフレッシュトマトのさっぱりヨーグルトソース煮
トマトの赤とヨーグルトの白、さっぱりしたソースは見た目も春らしい!ヘルシーな鶏むねを使ったメイン料理です。
下味をつける時間を除けば、10分で完成します!
【材料】
鶏むね肉 300g
塩 3g(肉の1%)
白こしょう 適量
小麦粉 大さじ1
フレッシュトマト(大) 1個(120g程度)
ヨーグルト(無糖) 大さじ2
粉チーズ 大さじ1
にんにく 1片
オリーブオイル 小さじ1
塩・こしょう 適量
ハーブ(乾燥バジル or オレガノ) 小さじ1/2
【作り方】
1.にんにくは皮をむき、硬い部分を取り除いた後、包丁の腹で軽く潰す。フレッシュトマトはヘタを取って粗くみじん切り。鶏むね肉は皮付きのまま2mm幅にそぎ切りし、塩と白こしょうで下味をつけ、小麦粉をまぶす。
2.フライパンに潰したにんにくとオリーブオイルを入れて中火にかけ、にんにくの中心までじっくりと火入れし、オイルに香りを移す。
Point!
にんにくはみじん切りにせず、オイルに香りだけつけて取り出すことで程良くにんにくの香りがつきます。
鶏むね肉は下味をしてから、10分程度置いておくと味がよく馴染みます。
3.にんにくを取り出して、鶏むね肉を並べて焼く。
4.片面に焼き色がついたらひっくり返し、刻んだトマトを追加して、潰すように1分程度炒める。
5.ヨーグルト、粉チーズ、ハーブを加えて混ぜ、弱火で1分程度コトコト煮込む。
Point!
鶏むね肉は炒めすぎると固くなるので手早く仕上げるのがポイントです。
6.お皿に盛り付け、お好みで粉チーズ、色味でパセリを散らして完成!
春のテーブルを彩るおすすめワイン
完成した料理と春にピッタリのワインをご紹介します。数人でのパーティーには2本を用意し、少人数で楽しむ際にはどちらか1本でも十分にお楽しみいただけます。
①フルーティーなロゼワイン
色合いがまさに春!なロゼワイン。赤系果実のフルーティーで爽やかな味わいはテーブルに華を添えてくれます。
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サンタ・クリスティーナ ジャルディーノ・ロゼ
ロゼ
リッチ&フルーティー
イタリアの偉大な名門、アンティノリ家が手掛ける人気ブランド。赤系果実のフルーティーで爽やかな味わいのロゼワイン。 詳細を見る
4.1
(21件)2022年
2,200 円
(税込)
ベリー系の風味が強いロゼワインといちご、レモン果汁のほんのり甘いドレッシングが相性抜群!マスカルポーネのコクと甘み、ミルキーな香りがワインと合わせることで、より引き立ちます。
②軽やかな白ワイン
だんだんと日差しの温もりを感じる春。冷やして飲むと心地良く、爽快な味わいを楽しめます。
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ムートン・カデ・ソーヴィニヨン・ブラン・オーガニック・バイ・ナタン
白
アロマティック&ピュア
シャトー・ムートンの血統を受け継ぐカジュアルワイン、ムートン・カデ。爽やかな果実のアロマに上品な花の香りが合わさる、スッキリとしたオーガニックワイン。 詳細を見る
4.0
(1件)2023年
2,200 円
(税込)
このワインの爽やかな酸味が、鶏むね肉の淡白さやトマト、ヨーグルトの酸味がマッチ!また、ヨーグルトとチーズのコクがワインのフルーティーさを引き立てます。
まとめ
春の訪れを感じるこの季節、特別な食事とともにワインを楽しむ時間は、まさに贅沢なひとときです。今回ご紹介したレシピは、簡単に華やかで本格的な味わいを楽しめます。さらに、食材の特徴を引き立てるワインを選ぶことで、より一層春らしいテーブルを演出できます。
「いちごとマスカルポーネのはちみつレモンサラダ」と「鶏むね肉とフレッシュトマトのさっぱりヨーグルトソース煮」、それぞれにピッタリのワインを合わせれば、心地良い春の食卓が完成します。
春を感じながら、週末はおうちレストランで贅沢なひとときを楽しんでみませんか?
文=川畑あかり