【スタッフ愛飲】リピート決定!余韻が綺麗にまとまる赤ワイン

ライフスタイル
公開日 : 2021.8.12
更新日 : 2023.7.12
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今回はエスプリ・ド・タイユヴァンで副店長を務める廣崎さんに語ってもらいました。

エノテカで取り扱うワインとは異なり、パリのレストラン「タイユヴァン」がセレクトしたワインがそろうエスプリ・ド・タイユヴァン。

そんなコレクション・タイユヴァンから、愛飲を決めたという「カオール」を紹介してもらいました。

目次

飲み疲れない1本

※こちらのワインはエノテカ各店での取り扱いはございません。

―今回ご紹介いただくワインとの出会いを教えてください。

年に数回、パリのタイユヴァンからワインが入荷してくるタイミングがあるのですが、こちらの「カオール」は今年の6月に入荷してきたワインの一つで、その時に飲みました。

今回の入荷が初めてでずっと気になっている1本だったので、飲むのが楽しみでした。

―初めて飲んだ印象はいかがでしたか?

カオールのワインはマルベックを使っているので、色が濃く、味わいも濃厚なものを想像していました。

確かにその通り色が濃く味わいも濃厚なのですが、思いのほか余韻が綺麗に終わっていくんですよ。

なので、濃いから飲み疲れるというわけではなく、「色も濃く味わいも濃厚なのにおかわりしたくなる」という印象に驚きました。

また飲みたい、リピートしよう!と決めましたね。

ワインを飲むことが勉強ということもあって、いつも新しいものに挑戦するので滅多にリピートすることはありません。

これまでタイユヴァンのワインでリピートしたことのあるワインは5種類程度で、リピートするのは本当に気に入ったときだけです。

―リピートの決め手になったのは何ですか?

余韻に雑味がなくて心地良く消えていく印象だったので、飲み疲れなかったというのが1番大きいです。

伝統的なカオールの特徴と現代に求められている味わいとのバランスを上手く取っているなと感じました。

「カオールの特徴を残しつつ、クリーンな印象で終わらせる」というのはよっぽど醸造が上手くないとできないですし、それを支えるためにはそれだけ良いブドウを収穫しているということです。

日本ではカオールという地域はフランスの中でもマイナーなので、ワイナリーとしての知名度も低いですが、本当に素晴らしいワインを造る生産者です。

すき焼きと合わせて飲みたい!

―どんなシーンで飲んだのか、教えてください。

まずはワインと向き合いたかったので、ワイン単体で飲みました。じっくりとワインと向き合うことができました。

もちろんワイン単体でも楽しめますが、カオールのワインの魅力は料理との相性の良さにもあると思います。

ワインの味わいが気に入っただけでなく、2本目はペアリングを楽しみたいなと考え、リピートしようと決めました。

―どんなペアリングを楽しみたいですか?

今回のようなワインはやっぱり煮込み料理……すき焼きと合わせたいですね!

こちらのカオールは色が濃く、果実の風味が凝縮していて、味わいの第一印象も濃密で酸味が穏やかなので、甘味と旨味が複雑に絡み合うすき焼きとバランスがとりやすいです。

タンニンがすき焼きの脂身を消して口の中をリセットしてくれると思います。

それでいて余韻が上品に消えていくので重たい印象はなく、余韻が消えた後ですき焼きの美味しい風味が口の中に残り、次の一口が進みやすくなります。

料理と合わせることでさらに美味しく感じるワインだと思います。

ペアリングの楽しさ

―今後はエスプリ・ド・タイユヴァンでもペアリングを楽しめるのでしょうか?

そうですね。今回初めて入荷してくるタイミングということもあり、シェフの栗原さんにもワインを飲んでもらいました。

このカオールとのペアリングメニューも考えているところです!

―ペアリングメニューは廣崎さんと栗原シェフで考えているとのことですが、難しさなどありますか?

ワインと料理のペアリングは組み合わせが無限にあるので、最初はどう手を付けていいのかわかりませんでした。

レカーブ・ド・タイユヴァン 東京で働き始め、当時のタイユヴァンの総支配人にペアリングのノウハウを教えていただいてから、ペアリングの方向性が見えてきました。

ペアリングを理論的に組み立てていくことが分かってきたので、今はすごく面白いです。それでいて奥深く、やっぱり無限の組み合わせがあって応用が利くので考えるのが楽しいですね。

その楽しさをお客様にも感じてもらえることが何よりもうれしいです。



ワインを飲むときは勉強のために自身が知らない産地や飲んだことのワインを飲むことが多いという廣崎さん。だからこそ同じワインをリピートすることは少ないと言います。

「今回のインタビューをきっかけに、読んだ方がカオールのワインに手を伸ばすきっかけになると嬉しいです!」と最後に語りました。

マイナーなワインは、なかなか自分では手に取ることは少ないかもしれませんが、ぜひフランスの地元のワインにも注目してみてくださいね。

今回取材したエスプリ・ド・タイユヴァン

住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目3番4号 丸の内テラス1階

TEL:03-6259-1151 FAX:03-6259-1152
最寄駅:東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、都営地下鉄三田線「大手町駅」、東京メトロ・都営地下鉄大手町駅、JR「東京駅」
E-mail:espritdetaillevent_shop@enoteca.co.jp
営業時間
ワインショップ:11:00~20:00(日祝は18:00まで)
レストラン:11:00~20:00(L.O.19:00)

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