知っておきたい!チーズの正しい保存方法

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ワインペアリング
公開日 : 2021.9.2
更新日 : 2022.5.23
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チーズ

今日のワインのおつまみにはどのチーズを合わせようか…と考えるのはの楽しいひと時ですが、カットした後や食べきれなかった時はどのように保存して良いか、迷ってしまいませんか?

チーズをさらに美味しく楽しむためにも、チーズの保存について理解しておきたいですよね。

今回は、チーズの正しい保存方法についてお伝えします。ワインとチーズのあるおうち時間を、さらに楽しいひと時にしましょう!

目次

チーズを美味しく食べるには?

チーズ

ナチュラルチーズは、熟成が進み味わいや風味が変化していく食材です。

食べきれずに熟成が進みすぎると、食べ頃を逃し、苦味やえぐみのような味わいが出てしまうこともあります。なるべく、食べきれる量を購入するようにしましょう。

フレッシュチーズなど、熟成しないタイプのチーズは、早めに食べきることが美味しさの秘訣でもあります。

チーズは開封しカットすることで酸素と触れ、水分も出始め、劣化も進みやすくなります。どのようなチーズであっても、食べ頃までには食べきりたいものです。

保存のルール

ただ、わかっていてもどうして食べきれずに残ってしまうこともありますよね。

ここからは、翌日もチーズを美味しく食べるために大切な保存のルールをお伝えします。

保存は冷蔵庫で

購入してきたチーズは、冷蔵庫に入れて保存します。

冷凍保存をすると、長期保存ができそうなイメージがあるかもしれませんが、解凍後のチーズはボソボソとした食感や、離水や匂い移りなどにより、一般的に舌触りや風味が悪くなります。

チーズによっては、本来の美味しさが失われてしまうので、注意しましょう。

乾燥は大敵!

チーズの保存

ナチュラルチーズは微生物の働きによって熟成が進み、保存状態による影響を受けるため乾燥は大敵です!チーズをカットした後は、乾燥防止にラップやチーズ専用シートで包み保存します。

購入時に包装されている保存用のチーズ専用シートやオーブン用シートで包むと、通気性があるので熟成させたい場合にはおすすめですが、数日中に食べきる保存の目的であれば、手軽に使用できるラップで構いません。

ラップやシートは何度も使用していると劣化してくるので、こまめに交換して清潔を保ちましょう。特にラップは、チーズを取り出し食べる度に交換する方が望ましいです。

チーズの保存

できれば、容器の底にアミや簀の子状のものを敷くと、適度な通気性があり蒸れを防止できます。

チーズの保存

ジッパー付きのビニール袋に入れる際、柔らかなチーズの場合は、型崩れしないよう注意が必要です。

匂い移りに気を付ける

チーズを含め乳製品は、他の食材の香りを吸収しやすいです。そのため、香りの強いスパイスや果物と一緒に保存することは避けましょう。

冷蔵庫には様々な食材があるので、他の食材との匂い移りがしないように、フタ付きの容器で保存します。

手軽に保存できるラップは便利ですが、ラップ特有の香りもチーズに匂い移りしてしまうので、なるべく早く食べるように心がけましょう。

カビ対策

チーズをカットする際は、包丁やまな板は乾燥したものを使用することが重要です。カビは水分を好むため、腐敗を防ぐためにも充分に気を付けましょう。

チーズの保存

ハードチーズなど、カットして室温におくと汗のように脂が浮き出ます。保存の際は、清潔なペーパーなどでふきとってからラップに包みます。

包む際には、チーズとラップの間に空気が入らないように密着させます。

青カビチーズ_チーズの保存

水分の出やすい青カビチーズも、ペーパーで水分を拭き取ります。保存容器に炭を少量入れておくと、消臭や湿気のコントロールにも役立ちますよ。

タイプ別の注意点

「チーズ」といってもその種類は様々で、保存に関してもタイプ別に気を付けるポイントが変わってきます。

代表的な三つのタイプ(フレッシュチーズ、白カビチーズ、青カビチーズ)の注意点をお伝えします。

フレッシュチーズ

フレッシュチーズは、その名の通りフレッシュさが魅力のため、すでに食べ頃が店頭に並んでいます。購入したら、早めに食べきることが美味しさのポイントです。

フレッシュチーズ_チーズの保存

フレッシュチーズは水分量が多いので、劣化も早くなります。それでも食べきれない時は、酸素になるべく触れないように、購入時の容器にラップをしてフタをします。

フレッシュチーズ_チーズの保存

モッツァレラチーズは、一度で食べきってしまうことが1番ですが、余ってしまった場合には、購入時に浸かっていた液体(乳清)は捨てずに、切った断面を下にして乳清につけて冷蔵庫で保存しましょう。

ただし、すぐに雑菌が増えてしまうので、なるべく早く食べきりましょう。

白カビチーズ

ホールでも購入しやすい白カビチーズは、保存する機会の多いチーズですよね。

木箱に入っている白カビチーズは、包まれていたフィルムに包み直し、木箱に入れて保存します。フィルムの交換が必要な際は、オーブン用シートでも蒸れを防ぐことができます。

白カビチーズ_チーズの保存

カットした切り口から、チーズの乾燥が進みやすく、中身が流れ出してくるので、断面を折り畳んだアルミ箔で固定します。

木箱がないカットタイプの場合は、アルミ拍で固定し、ラップをしたら、保存容器やジッパー付きのビニール袋に入れて、冷蔵庫で保存します。

青カビチーズ

青カビチーズは、熟成が進むと香りや味わいが力強く変化します。そして、組織がもろく水分が出やすいので、保存する際も注意が必要です。

青カビチーズ_チーズの保存

繁殖しやすい青カビは、ペーパーやアルミ泊などを使用した包み方がポイントです。ペーパーで包み、さらにアルミ箔で包みましょう。

青カビは光を遮断することで、過度な熟成や、変色を防ぐことができます。香りも強いので、匂い移りがないように、さらにラップで包み、ビニール袋などに入れて保存するのもおすすめです。

水分が出やすいので、取り出す度に清潔なペーパーで拭き取り、状態を見ながらこまめにペーパーも取り替えましょう。

まとめ

日々のワインのお供に欠かせないチーズ。チーズを数種類常備して、ワインのおつまみに少しずつ食べていくチーズライフは幸せですよね。

チーズの保存は、毎日のチーズの状態を見ながら進めていきましょう。水分が出ていないか、包装紙は汚れていないかなど、生き物を扱うようなイメージですね。

保存の目的によっても、熟成を進ませるのか、数日中に食べきるのかで、保存の仕方も変わってきます。その日のチーズの状態をチェックすることを欠かさずに、日々のチーズをさらに美味しく、ワインとともにチーズライフも楽しみましょう。

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