みなさま、こんにちは♪
今年はまだまだ暑さが続きそうな気配ですが、今日から暦は9月。朝夕には少し季節の移り変わりを感じるような柔らかな日差しに、ホッとする日もありますね♪
さて。
エノテカ・オンラインで毎月食材とワインとのマリアージュをご紹介している特集、「旬の食材」。9月のテーマは「秋茄子と白ワイン」ということで、今回の主役の食材は、コチラの野菜です^^
「秋茄子は嫁に食わすな」などという、日本では古くからのことわざにも出てくる茄子。このことわざの意味には諸説ありますが、それほど日本人にとっては今も昔も馴染みの深い野菜だったということですね。
茄子は、トマトなどと同様に夏野菜と思われがちですが、実は朝晩の寒暖差が出てくるこれからの時期がギュッと実が引き締まり、味が乗ってくる美味しい時期なんです。もともと淡泊で実の90%以上が水分という茄子だけに、引き締まった実が熱を加えることでトロっとしてくる食感は、秋ならではのご馳走とも言えますよね!
さて。
今月はそんな今が旬の秋茄子を、キリッと冷やした白ワインに合うようなエスニック風に仕立てた一品をご紹介いたします^^♪
「蒸し豚と焼き茄子のヤム」
茄子は、素材そのもののクセが無いので、調理法次第でジャンルを問わず色々な楽しみ方が出来るという意味でも嬉しい食材。今回は、タイ料理の肉類を使ったサラダ、ラープをイメージして、日本の食卓でメイン料理として食べられるようにアレンジを加えました。
豚肉と茄子を別々の調理法で仕立ててあるので、それぞれ食べても美味しいですし、お肉と茄子、ハーブを一緒に口に入れれば・・・アラ不思議!ラープ風の完成です♪
白ワインがススムことはもちろんですが、白いご飯にも合う、おかず風の一品です。
今回こちらの料理に合わせて選んだワインは、ブルゴーニュの造り手、ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィスの「レ・コティーユ・シャルドネ」。
最近エノテカに仲間入りしたこちらのワイン。5世代にわたり家族経営でワイン造りを続ける造り手のシャルドネ100%のヴァン・ド・フランスです。
ブルゴーニュのマコン地区のシャルドネと、その他地域のシャルドネをブレンドし造られているので、ブルゴーニュと産地を名乗ることはできませんが、エレガントなスタイルはブルゴーニュそのもの!というスグレものの白ワインです。
レ・コティーユ・シャルドネの魅力は、フレッシュで清涼感のあるハーブやレモンなど柑橘のアロマ。
フレッシュミントを思わせるハーブのアロマがキリッと香り、後味はドライでスッキリとした味わいに仕上がっているので、タイ料理などハーブをふんだんに用いた料理や辛みのある料理にもぴったりの1本です♪
今回の「蒸し豚と焼き茄子のヤム」のレシピを簡単にご紹介しますね^^♪
1.茄子は皮ごとグリルで焼いて熱いうちに皮を剥き、ナンプラー、ライム汁、砂糖、チリソースを合わせたマリネ液に浸しておきます。
*この茄子が食べた時に肉と繋ぐソースのような役割を果たすので、しっかり酸味、甘味、ほのかな辛み、付けておくことがポイント!
2.豚肩ロース肉を4~5mm厚さにスライスして、塩麹を揉み込んで冷蔵庫で1時間ほどマリネしておきます。
3.2を耐熱皿に広げて並べ、蒸し器で蒸し上げます。蒸し器が無い場合は電子レンジでもOK。
4.お皿に3のお肉と1の茄子とマリネ液、紫玉ねぎのスライス、ミント、パクチーを色よく盛ります。
イメージは肉とハーブを混ぜて食べるサラダ、それをメイン料理にアレンジしているので、是非全ての食材をご一緒に♪
味付けは酸っぱ甘辛いタイ料理ですが、豚肉に揉み込んだ塩麹がまろやかさとお肉を柔らかくしてくれる効果があって、どこか優しい味わい。
トロッと口のなかでとろける甘酸っぱい味わいの茄子がソースのような役割を果たしてくれるのも、美味しいポイントです♪
豚肉はスタミナを付ける栄養素たっぷりなので、残暑が厳しい今の時期にはぴったりですよね!白ワインがついつい進み過ぎしてしまうのが、困りものかも?!
茄子の美味しいシーズンに、是非普段の食卓でお試しになってみてくださいね^^♪
▽本日ご紹介したワインはコチラ
レ・コティーユ・シャルドネ / ドメーヌ・ルー・ペール・エ・フィス
▽コチラの「旬の食材」特集でも詳しくご紹介しています。是非ご覧ください♪