日ごとに寒くなり、身体の芯から温まる飲み物が恋しい季節になってきました。最近は秋から冬にかけて、街中で「ホットワイン」の文字をよく見掛けます。
ホットワインの魅力は、まろやかな味わいだけではなく、「ふぅふぅ」と冷ましながら、ゆっくり手先から身体の芯まで温まってほぐれていく時間ですよね。
今回は、そんなホットワインを自宅で簡単に楽しめる作り方をご紹介します。
定番の赤ワインだけではなく、白ワインとロゼワインのレシピも併せてご紹介します。珍しいかもしれませんが、赤ワインのホットワインより飲みやすく、冬の定番になること間違いなしの美味しさですよ。
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目次
ホットワインとは
ワインを温め、甘味と香辛料などを入れて作られるホットワインは、中世の時代から飲まれていたと言われるほど、ヨーロッパでは定番の飲み物です。
ホットワインを思い出すと、きらびやかな装飾のある海外のクリスマスシーズンに、屋外で飲む風景がイメージされます。冬の季節に極寒となるヨーロッパの地域で、屋外に出店が並ぶ時期には古くから欠かせない飲み物です。
香辛料の効果で身体も温まるため、風邪予防や、冷え性の方にも好まれています。香辛料を利かせたクリスマスの伝統的なお菓子と一緒に召し上がることも多いようです。
冬の風物詩として観光客に人気が出始め、現在では日本国内のイベント会場やカフェでも、定番になりつつあるホットワイン。日頃ワインを嗜まれない方でも、温かく甘い香りでフルーティーな美味しさは、女性を中心に人気があります。
簡単ホットワインレシピ
赤ワインのイメージが強いホットワインですが、海外では赤ワインだけではなく白ワイン、ロゼワインのホットワインも作られています。例えば、白ワインが有名な北イタリアでは、赤ワインよりも白ワインで作ることも多いほどです。
ここからは自宅で簡単に作れる3種類のホットワインの作り方をご紹介します。スパイスの香りが魅力的な赤ワインで作るホットワインから、意外な美味しさで一度作ると癖になる白ワインとロゼワインのホットワインも。
その日にあるワインで作ることができるので、バラエティ豊かなホットワインを楽しめますよ。
赤ワインのホットワインレシピ
まずは定番の赤ワインのホットワインからレシピをご紹介します。
【材料 3~4人分】
赤ワイン 500ml
Aはちみつ大さじ 2~3
Aシナモン 1本(半分に折る)
Aクローブ 2~3個
Aスターアニス(八角) 2個
A生姜スライス 2枚(よく洗い皮つきのまま使用)
Aリキュール 30ml(無くても可)
Bオレンジスライス 2枚(皮をよく洗う)
Bレモンスライス 2枚(皮をよく洗う)
※Aは、あるものをお好みで加えてください。
レシピはアルコールを飛ばしきらない為、アルコールは残ります。
【作り方】
1.小鍋に赤ワインとAを入れ沸騰直前まで火にかける。
2.Bを入れひと混ぜしながら温め、火を止める。
3.カップに移し、お好みで甘さを足してください。
ポイント
フレッシュフルーツは、鍋の中でグツグツ煮立たせると苦味や雑味が出やすいので、飲む直前に加えます。
フルーツを加えると、酸味が加わりスッキリとした味わいに仕上げることができます。オレンジやレモン以外に、ブルーベリーもおすすめです。
使用するワインは、1本だけでなく、余っているワインを数種類ブレンドしても問題ありません。抜栓してから数日経ったワインも、ホットワインにすれば最後まで美味しく飲むことができます。
渋みが穏やかなワインを選ぶと、飲みやすいホットワインに仕上がります。
香辛料のクローブやスターアニスは香りが強いので、苦手な方はシナモンや生姜だけでも十分美味しく出来ます。
甘味には、天然のはちみつやリキュール(オレンジやカシス、バニラなど)、黒糖またはジャムもおすすめです。
作り置かずに、飲みきる分だけ作りましょう!
白ワインのホットワインレシピ
定番の赤ワインよりも飲みやすく、はちみつとの相性もピッタリです。フルーティーなオレンジやレモンの柑橘類の香りと生姜が身体を温めてくれます。
【材料 3~4人分】
A白ワイン(辛口) 500ml
Aはちみつ 大さじ2~3
Aシナモンスティック 2本(半分に折る)
A生姜スライス 2枚(よく洗い皮つきのまま使用)
Bレモンスライス 2枚(皮をよく洗う)
Bオレンジスライス 2枚(皮をよく洗う)
【作り方】
1.小鍋に白ワインとAを入れ沸騰直前まで火にかける。
2.Bを入れひと混ぜしながら温め、火を止める。
3.カップに移し、お好みで甘さを足してください。
※作り方は、赤ワインの工程と同じです。
ポイント
辛口の白ワインを使用しています。甘口の白ワインの場合は甘みを調整してください。
ロゼワインのホットワインレシピ
ロゼワインといちごの組み合わせは見た目にも可愛らしく、甘酸っぱさの中にフルーツの甘みが広がります。
おすすめの材料は八角(スターアニス)です。エキゾチックな風味に魅了されるでしょう。
【材料 3~4人分】
Aロゼワイン 500ml
Aスターアニス(八角)2個
Aはちみつ 大さじ2~3
Bりんごスライス 1/4個(皮をよく洗い、一口大に切る)
Bいちご 3個(へたを取り、半分に切る)
【作り方】
1.小鍋にロゼワインとAを入れ沸騰直前まで火にかける。
2.Bを入れひと混ぜしながら温め、火を止める。
3.カップに移し、お好みで甘さを足してください。
※作り方は赤ワインの工程と同じです。
ポイント
あればカシスリキュールをアレンジで加えると、よりベリー系の甘みを楽しめます。
年末年始に向かうにつれ、冷たいものから温かいものへと身体が自然に求めるようになりますよね。グッと冷え込む時期に、湯気立つホットワインを両手に持ち、手を温めながら身体の内側まで温めると、心までホッとしてきます。
今回ご紹介したレシピは、好みや気分に合わせてアレンジが自在です。最近ではホットワイン用の手軽なミックススパイスも売られています。まずは手軽な香辛料からチャレンジし、慣れたらフルーツを何種類も入れ、自分好みの味わいを探してみてください。
冬の定番の飲み物として、赤ワインだけではなく白ワイン、ロゼワインのホットワインも是非お試しください。
各国のホットワイン グリューワインとは?
フランスでは「ヴァン・ショー」、ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、北欧では「グレッグ」、英語では「モルドワイン」と呼ばれています。
「ホットワイン」の名は、温めたワインとして意味が伝わりやすい日本での呼び名です。
各国によって使用する材料は異なりますが、共通しているのは温めたワインと香辛料の甘い香り。冬の訪れを感じさせてくれますね。
番外編!もっと気軽にホットワインを楽しむ!
ホットワインを作ろうと思っても、たくさんのスパイスや果物を用意するのが大変…という方におすすめのアイテムをご紹介します。
温めるだけ!簡単ホットワイン
赤ワインをベースにレモン、オレンジなどの柑橘系果実、シナモンなどのスパイスと砂糖を調合されています。
沸騰させないようお鍋で60℃ぐらいに温めるか、 マグカップなどに移して電子レンジで温めるだけで簡単にホットワインが出来上がり!
お好みに応じてさらにスパイスなどを足して、オリジナルのホットワインを作るのもおすすめです。
ワインと温めれば完成!スパイスミックス
美味しいホットワインを手軽に作ることができる専用スパイスミックスです。ワインとともに鍋や電子レンジで温めるだけで、果実の香りやハーブの爽やかな風味が広がるホットワインが完成します!
ぜひ、自宅に常備して、気軽にほっと一息つきませんか?
648 円
(税込)
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