新緑が爽やかな今の季節だからこそ、楽しみたいのがフレッシュな白ワイン。ナチュラルでフルーティーな味わいは、今が旬の食材に合わせて楽しむのにピッタリです。続々と入荷する新着も含めた、厳選白ワインをご紹介します!
第3弾となる今回はシャブリです。
目次
すっきりフレッシュシャブリ
ブルゴーニュ最北に位置し、その冷涼な気候によって生み出されるシャープな酸がシャブリの魅力。加えてシャブリと言えば、“ミネラル感”が身上です。
約1億5千年前のジュラ紀後期、その地層が隆起したことによって造られた石灰質の地層“キンメリジャン”からなっており、特有のミネラル感やピュアさが生み出されます。
グラン・クリュは圧倒的なスケール感と複雑さを持っていますが、村名のシャブリやプルミエ・クリュはフレッシュで溌剌とした味わいから、よりシンプルな料理やシチュエーションと好相性。
今の季節なら断然こちら、です!
シャブリとはどんな場所?
霜対策の様子(ルイ・ミッシェル&フィス提供)
コート・ドールの北西、約100キロ離れた飛び地となっているシャブリ地区。
北に位置することで長年霜と格闘してきた産地ですが、今回入荷している2016年ヴィンテージも霜害と雹害で二重に苦しめられた年となりました。
2016年4月、霜害を避けるために夜明け前から畑で藁を燃やし、気温を上げることで必死に霜から芽を守った生産者たち。そのときシャブリでは、幻想的な光の海が広がりました。
自然と格闘し、苦労を重ねて造り出された希少なヴィンテージ、じっくりとご堪能ください。
ドメーヌ・ルイ・ミシェル&フィス
1850年から5代に渡って続く家族経営のドメーヌ。村名以外に1級はモンテ・ド・トネル、モンマンなど7区画、特級はレ・クロなど3区画、合計25haを所有しています。
1960年代に樽熟成をやめ、ステンレスタンクのみの使用を導入した第一人者のひとり。フレッシュさ、ピュアさ、フィネスが存分に表現されたシャブリを生み出しています。
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シャブリ
8つの異なる区画のブドウを使用し、ステンレスタンクで6~10ヵ月熟成。桃などのフルーツのアロマに、豊かなミネラル感が口いっぱいに広がります。
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シャブリ・プルミエ・クリュ・モンマン
モンマンの4つの区画のブドウを使用し、ステンレスタンクで澱と一緒に12~16ヵ月熟成。白い花や砂糖漬けのレモンのアロマ。ミネラル感溢れる味わい。
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ナタリー&ジル・フェーヴル
1745年からシャブリでブドウを造る名門フェーブル家の一族。
長いことブドウの販売を行っていましたが、2004年に自社での瓶詰めを開始。ジル・フェ―ヴル氏の妻、ナタリーさんは長年に渡って“ラ・シャブリジェンヌ”(シャブリの約1/4の生産量を誇る生産者協同組合)の醸造長を勤めていたブルゴーニュ女性醸造家の筆頭格です。
左から、ジル・フェーヴル氏、娘のジュリーさん、奥様のナタリー女史
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シャブリ
フォントネ・プレ・シャブリ村の周囲の畑から造られるブドウを使用。ステンレスタンクで澱と共に10ヵ月熟成。フレッシュでフルーティーな味わいが魅力。
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シャブリ・プルミエ・クリュ・フルショーム
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東向きの長い斜面にある1級畑、フルショームのブドウを使用。澱と共に最低12ヵ月熟成。リッチで長い余韻と豊かなミネラル感が楽しめます。
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シャブリ / ジャン・クロード・コルトー
1987年創業の比較的若いドメーヌながら、パリワインコンクールで金賞を獲得した実力派が手がける、2,000円台のお値打ちシャブリ。エノテカの大ベストセラーワイン!
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シャブリ・レ・ドゥ・リヴ / オリヴィエ・ルフレーヴ
キンメリジャンとポルトランディアン(貝殻の化石が堆積した石灰質土壌)と、2種類の異なる土壌のブドウをブレンドして使用。ミネラル豊かでバランスに優れた味わい。
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シャブリ / ダニエル・ダンプ
樽を一切使用しない、“オールステンレス熟成”によってピュアな味わいを生み出すダニエル・ダンプ。伸びやかな酸と爽やかな余韻は牡蠣や刺身などのシーフードに最適!
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あなたの好みが見つかる!味わいチャート
村名から1級、特級まで、シャブリと言っても味わいのタイプは様々。村名はフレッシュな味わいが楽しめ、1級になるとより厚みのある味わいに仕上がります。
今が旬の食材と!ペアリングメモ
刺身や寿司と好相性ですが、寿司なら5~7月が旬のアジもオススメ。加えて王道はやはり生牡蠣!
• 寿司
• 生牡蠣
• 帆立のバター焼き(プルミエ・クリュにおすすめ)
シャブリ 辛口白ワインの代名詞