「今は我慢して熟成させてから飲みたい……」なんてこと、ワインを楽しんでいくにつれ増えていくかと思います。

ご自宅で熟成も可能ですが、ワインの熟成に適した環境を整えるのは難しいかもしれません。とっておきのワインだとなおさら気になりますよね。

栃木県那須塩原市にある「エノテカ　エイジング・ワインセラー」では、そんな大切なワインを最適な環境で熟成、お守りしています。

こだわりが詰まったエイジング・ワインセラーをご紹介します。

エノテカ　エイジング・ワインセラーは、お客様のワインをお預かりして保管するワイン専用倉庫で、2007年10月よりレンタルセラーのサービスを行っています。

ワインの長期熟成には、温度、湿度、光、臭い、振動などあらゆる面に気を配らないといけません。

どんなに高級なワインでもその保管状態が良くなければ、素晴らしい熟成を遂げることは難しいでしょう。ワインは「呼吸する」とも言われるほどデリケートなお酒なのです。

そんなワインを安心して保管するため、エイジング・ワインセラーにはいくつものこだわりが詰まっています。

まずは建物自体の構造です。定温倉庫として設計されており、一部の外壁にはコンクリートよりも断熱効果があると言われる大谷石が使われています。また、地下倉庫のため気温を保つことができるのです。

温度と湿度の管理も毎日欠かさず、適切な温度・湿度をキープ。無振動で遮光が守られたまさにワインに最適な環境となっています。

さらに緊急時への備えも万全です。停電した時でも発電機での自家発電が可能です。

ワインセラーは地下にあるため地震の揺れにも強く、震度6強の揺れでも1本もワインが割れませんでした。また、落下を防止するための滑り止めやストッパー、ネットの設置もしています。

このようなワインに最適な場所で24時間365日、安心安全に大切なワインを保管することができるのです。

そしてこのエイジング・ワインセラーのもう一つの特徴がアートとの融合です。

創業者の廣瀬恭久氏が設計時、モデルとしたのがフランス・ボルドーのワイン商Joanne社の倉庫で、アートを織り交ぜた空間を目指しました。

倉庫内にはシャトー・ムートン・ロスチャイルドのエチケットが飾られていたり、庭にはシャトー・グラン・ピュイ・ラコストと同じオブジェ、ラウンジにも様々な絵画が飾られるなど、ワインとアートの親和性を体現するような空間になっています。

そんなエイジング・ワインセラーが位置する那須塩原市は、2018年より「アート」と「食（特産の酪農・畜産物）」をテーマにしたまちづくりに力を入れています。

その核となるのが「ART369」と呼ばれる県道369号線（板室街道）で、エイジング・ワインセラーもこの県道沿いに位置します。

ART369沿いには2020年にオープンした市立図書館「みるる」や奈良美智氏の私設美術館「N’sYard」、アートと保養の宿と呼ばれる「大黒屋」があり、今後もアートに関連した施設が開発されていくようです。

エノテカのエイジング・ワインセラーもその外観から美術館と勘違いして訪れてしまう人がいるほど、単なるワイン倉庫ではないアーティスティックなセラーなのです。

現在、エノテカではお客様の用途に合わせて2種類のプランをご用意しています。

一つはオンリーセラー。エノテカ（ワインショップ、オンラインどちらでも）で購入したワインをそのまま預けるサービスで、1本から入出庫できます。

ご自宅にあるワインをお預けしたい時はミックスセラー専用の箱を購入し、お手元にあるワインを梱包しお送りいただきます。箱のままセラーで保管し、1箱単位で出庫することが可能です。

2021年10月にサービスをリニューアルし、1本からより気軽にワインを預けられ、WEBで確認や出し入れができるようになりました。

オンリーセラーは月額1本66円から預けることができ、ミックスセラーはどこで購入したワインでも預けることが可能です。あなたの用途に合わせてご利用することができます。

10年目の結婚記念日やお子様が成人になった時のためなど、未来に向けて大切な1本を熟成させるのはワクワクしますね。エノテカのエイジング・ワインセラーではそんな大切なワインを安心安全にお守りいたします。

ワインの保管に困っているという方は、用途に合わせてレンタルセラーを活用すればワインの世界がさらに広がりますよ。

エイジング・ワインセラーは予約制（※）で訪問することもできます。ぜひアートのまちの散策を兼ねてお越しください。