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今回のスペシャル・テイスティングは、「ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・エ・フィス」の特級畑ボンヌ・マールです。

シャンボール・ミュジニーのプルミエ・クリュ、レ・ザムルースの最大の所有者である、ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・エ・フィス 。ドメーヌはモレ・サン・ドニに拠点を置いていますが、シャンボール・ミュジニーの生産者として知られる珍しいドメーヌです。

特級畑のボンヌ・マールやシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、一級畑ではシャンボール・ミュジニー・レ・ザムルースなど、代表的な畑として挙げられる銘醸畑を所有しています。

グロフィエ家のワイン造りは、19世紀にフレデリック・グロフィエ氏が創業。

1933年に2代目ジュール氏が一級畑レ・ザムルースや特級畑ボンヌ・マールなど優良な畑を所有し、ネゴシアンに販売したことに始まります。

その畑を継いだジュール氏の息子、3代目ロベール氏は、畑でブドウを栽培していれば満足という実直な性格でしたが、妻であるジョルジェット氏がドメーヌ元詰めを勧め、1973年からは自分たちの手で瓶詰を開始。彼女の指揮の下、醸造設備を整え、最新のコンピュータやテイスティングルームを備えた、洗練されたドメーヌへと生まれ変わり、素晴らしいワインの数々を生み出すようになりました。

2007年には4代目ニコラ氏が伝統を重んじながらも、果実味がより前面に出るように新しい醸造を取り入れ、品質の向上を図っています。

こちらのボンヌ・マールは、シャンボール・ミュジニー村とモレ・サン・ドニ村に挟まれた特級畑のワインです。

醸造に関しては1984年以降はステンレス・タンクを使用し、破砕せずに低温のマセラシオンを実施。その後熟成に関しては、 新樽の使用は控え目で12～13か月の樽熟成を行っています。

若いうちは固く閉じた状態の多い特級畑ミュジニーとは対極的なスタイルで、こちらのボンヌ・マールはおおらかで豊満なボディを持つ男性的な印象に仕上がっています。

凝縮感を保ちながらアペラシオンの特徴である華やかなアロマ、深みのある果実味、豊富なタンニンが際立つ、研ぎ澄まされた美しい仕上がりです。

是非この大変貴重な機会をお見逃しなく！

【2020年 ボンヌ・マール・グラン・クリュ /ドメーヌ・ロベール・グロフィエ・ペール・エ・フィス】

ボトル販売価格：209,000円(税込)

＜テイスティング（40ml）＞

価格：12,540円(税込)

※なくなり次第終了となります。