こんにちは、先日ふぐの食べ納めをしてきた船橋東武店の川島です！

一般的にふぐの旬は秋のお彼岸から春のお彼岸と言われており、店主さん曰く「天然より養殖の方がプリプリしてて美味しい」のだとか。

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、ワイン３デイズ連動企画です。

職人技が光る、期待を裏切らない白ワインの名手。シャサーニュ・モンラッシェ1級畑のブドリオットとモルジョ2種比較テイスティングをご用意。

□Tasting Item

①2020年　シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ ラ・ブドリオット

　／ブラン・ガニャール（フランス　ブルゴーニュ）

［ 白 ／ シャルドネ100% ／ ボトル販売価格 税込14,300円 ］

②シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ モルジョ

　／ブラン・ガニャール（フランス　ブルゴーニュ）

［ 白 ／ シャルドネ100% ／ ボトル販売価格 税込14,300円 ］

□参加費　各50ml　税込2,530円

□定員　13名

職人技光るシャサーニュ・モンラッシェの名手

世界でも指折りの白ワインの1つ、ル・モンラッシェを所有するブルゴーニュの小さなドメーヌ、ブラン・ガニャール。グラン・クリュ、プルミエ・クリュの豪華なラインナップに加え、最高で樹齢約70年ものブドウ樹の植わった区画を多く所有しています。

ジャン・マルク氏曰く、「よくブドウを完熟させることばかりが強調されるが、大事なのは『正しいバランス』。完熟させてしまうとその分酸度が落ち、バランスのいいワインはできない。」とのこと。そのため例年、ブドウが熟し過ぎてしまうことを避けるために、他のドメーヌよりも少し早めの収穫を心掛けています。

長期熟成タイプの“ブドリオット”

こちらの一級畑ブドリオットは、石灰質、褐色の粘土、泥灰土という異なる土壌が存在し、バランスの良いブドウが生み出されるのが特徴。同じ一級畑でも力強さが特徴のモルジョに位置していますが、石灰質がより多いため、タイトでテンションのあるワインに仕上がります。今すぐ開けて飲むにはあまりにもったいない出来栄えで、すぐに召し上がるなら2～3時間前には抜栓をしてから、万全の状態で愉しむなら数年寝かせてから、その味わいを堪能するのがおすすめです。

力強い味わいの“モルジョ”

モルジョは、シャサーニュ・モンラッシェの南端付近に位置する1級畑。石灰粘土質土壌の畑から生まれる豊富なミネラル感と濃密なコクを備えた力強さが特徴です。

ブラン・ガニャールがモルジョに所有する畑は計0.6ha。最高で樹齢60年程のブドウ樹から収穫されたブドウが使用されています。どっしりとした骨格と厚みのある果実味が混じり合う、力強く芳醇な味わいが魅力です。

密度高く洗練された仕上がりの2020年ヴィンテージ

ブルゴーニュの2020年は、ブルゴーニュワイン委員会が「偉大なグレートヴィンテージになる。」と発表した注目のヴィンテージ。デキャンタにおいても「価値のあるヴィンテージ。」とコメントされています。

春は日照時間が多く4月末に開花が順調にスタート。夏は例年以上に暑く乾燥した気候となりました。猛暑とはなったものの、さらに、8月から9月に降った少量の雨のおかげで、ブドウにフレッシュな酸が備わったことが特徴。造られたワインは果実味と酸のバランスが素晴らしく、例年と比べてもワンランク上の品質を湛えた仕上がりです。