こんにちは、滝行してるの？ってくらい水道から水を飲むのがド下手な猫を飼っている船橋東武店の川島です！

さて今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、思わず春の空を想像するような名のシャンパーニュです。

オランダ王室、オーストリア・ハンガリー帝国皇室の御用達の老舗シャンパーニュメゾン。

2018年より新たにリリースした、傑出した年のみ造られ、約12年の長期熟成シャンパーニュです。

□Tasting Item

2006年　アンリオ キュヴェ・エメラ

／アンリオ（フランス　シャンパーニュ）

［ 発泡白 ／ シャルドネ50%、ピノ・ノワール50% ／ ボトル販売価格 税込35,200円 ］

□参加費　50ml　税込2,860円

□定員　13名

エレガンスの真髄を究める200年に渡る家族経営メゾン

創業1808年以来、一貫して家族の名前を冠してシャンパーニュを作り続けてきたアンリオ家は、オランダ王室、オーストリア・ハンガリー帝国皇室の御用達シャンパーニュメゾンです。「家族の名前を汚すようなシャンパーニュはつくらない」という覚悟と、自負のもと、ブドウ栽培のノウハウやアッサンブラージュの技術、長期熟成へのこだわりは、父から子へと受け継がれ、品質を磨き続けてきました。

その大きな転機となったのが、19世紀末の当主　ポール・アンリオと、マリー・マルゲの結婚。マルゲ家がシュイィの最良の畑を所有しており、「貴重な嫁入り道具」として、アンリオ家に寄贈したことから、品質が大きく伸びました。現在のロゴマークは、アンリオ家のHとマルゲ家のMが組み合わされています。

そのスタイルは、「エレガント、洗練、レースのような繊細さ」。上述のシュイィをはじめコート・デ・ブランのシャルドネと、モンターニュ・ド・ランスの北向き斜面のピノ・ノワールの品質にこだわり、スタンダードキュヴェでも格付け率が95% 以上。ブレンドにおいては複数ヴィンテージのリザーヴワインを35〜40％ 使用。3〜4年の瓶熟と、例外的なこだわりがワイン造りに反映されています。上質を知る人の、上質な時間を演出するシャンパーニュ。それがアンリオの想いです。

エメラ＝昼の光の女神

こちらは2018年から新たに発売となった、アンリオのプレスティージュ・キュヴェ、エメラ。その仕上がりの素晴らしさから、「エメラ(ギリシャ神話の昼の光の女神)」と名づけられました。

エメラは傑出した年のみに造られる稀少なキュヴェ。アンリオ家が誇る最良のクリュから、シャルドネとピノ・ノワールを同量でアッサンブラージュし、12年の熟成を経てリリースします。

生み出されるシャンパーニュはフレッシュなアンリオスタイル。5g/Lというドサージュの低さにより、素材の素晴らしさが際立っています。ブレンドされるそれぞれのグラン・クリュの個性が見事に活きながらも、完璧なバランスで調和した逸品です。

2006年ヴィンテージ

年間を通して暖かい年となった2006 年。夏は雨も多く病害が懸念されましたが、 秋になり暖かく乾燥したことで凝縮したブドウが実りました。収穫したブドウの成熟度は素晴らしく、純度、濃厚さ、柔らかさ、すべてが最高の出来栄えとなりました。

あと5年以上熟成可能というこちらのキュヴェ。その奥深い味わいをどうぞお楽しみください。