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ワインショップ・エノテカ 船橋東武店
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川島
こんにちは、天気が良く暖かい休日には昼間からワインを飲みたい衝動に駆られる船橋東武店の川島です!
さて今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、3月最終週に引き続き、ジャン・ピエール・ムエックス社が造る、今は幻となった畑のワインです。
サン・テミリオンの名だたるトップシャトーがひしめく南東の斜面にブドウ畑を所有する、シャトー・マグドレーヌ。現在は、ベレール・モナンジュに統合され生産されていない、大変稀少な銘柄です。
□Tasting Item
シャトー・マグドレーヌ
/ シャトー・マグドレーヌ(ジャン・ピエール・ムエックス)
(フランス ボルドー サン・テミリオン)
[ 赤 / メルロ(約90%)、カベルネ・フラン(約10%) / ボトル販売価格 税込30.800円 ]
□参加費 50ml 税込2,970円
□定員 13名
シャトー・マグドレーヌは、オーゾンヌ、ベレール・モナンジュなどサン・テミリオンの名だたるトップシャトーがひしめく、南東の斜面にブドウ畑を所有しています。
1952年からは、ペトリュス手掛けたジャン・ピエール・ムエックス社が経営にあたり、ブドウ樹の植え替えをはじめ、徹底した管理を実施。ジャン・ピエール・ムエックス社が経営するようになってからの10年ほどで、同地域では常に上位のシャトーとして定着しましたが、サン・テミリオン第一特別級Bの中では知名度はやや低く、その分手頃な価格が魅力でもあります。
現在では、同じくジャン・ピエール・ムエックス社が所有するベレール・モナンジュに統合され姿を消してしまいました。今後、手に入れることがますます困難になる大変稀少な銘柄です。
シャトー・マグドレーヌの畑は、ドルドーニュ渓谷を見下ろす美しい丘陵に広がる、11haほどの単一区画。サンテミリオンの中では最も古い敷地のひとつと言われており、今でもローマ時代に作られたという、排水路の溝の形跡があるのだとか。土壌は3分の2がミネラル質の多い石灰質、3分の1が粘土石灰質で構成されています。この粘土質が特に重要で、ワインへ深みと凝縮感を与える重要なポイントになるそうです。
樹齢の高い樹も多く、収穫量はやや少なめ。収穫されたブドウはステンレスタンクで発酵が行われ、木樽(新樽率約30%、ペトリュスで使用した樽を使用することも)へ移し替えて熟成。遅摘みのブドウと共に醸造することで、より深みを生み出します。
マグドレーヌは、サン・テミリオンの中でもメルロの比率が90%と、高いことで知られています。しかし、その味わいはタンニンがしっかりとした、飲み頃までに時間を要する骨格のしっかりとしたスタイルで、メルロの特徴である柔らかさはやや控えめ。力強いタンニンによる長熟のポテンシャルを備えた独自のスタイルに仕上がっています。
世紀のグレートヴィンテージと言われる2009年。夏は太陽に恵まれ、日中気温の高い日が続きました。その一方で、夜には気温が下がり、ブドウは熟しすぎず酸も綺麗に保つことができたことが特徴です。果実味、タンニン、酸、アルコールの全てにおいて見事にバランスのとれた、長期熟成向きのワインが多く造られました。
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