こんにちは、紫外線アレルギーゆえにこの時期からは「気紛れに体育祭の練習に参加した保健室の先生」みたいな恰好をしている船橋東武店の川島です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、川島の推し品種ヴィオニエを使用した上級白ワインの造り手としても有名な生産者の赤ワインです。

コート・ロティ最高の生産者。石灰質土壌から生まれる華やかなアロマと甘美な味わいが魅力の極上のコート・ロティ 2種比較テイスティングご用意いたしました。

□Tasting Item

①2017年　コート・ロティ・アンポジウム

　／ルネ・ロスタン (フランス　ローヌ　北ローヌ)

［ 赤 ／ シラー(100%) ／ ボトル販売価格 12,100円(税込) ］

②2018年　コート・ロティ・コート・ブロンド

　／ルネ・ロスタン (フランス　ローヌ　北ローヌ)

［ 赤 ／ シラー(95%)、ヴィオニエ(5%) ／ ボトル販売価格 26,400円(税込) ］

□開催日　2023年5月19日(金)～21日(日)

□参加費　各50ml　3,520円(税込)

□定員　13名

■美しいシラーを生み出す、テロワールの表現者

ルネ・ロスタンは、コート・ロティでギガルと並んでトップドメーヌとして知られている偉大な造り手です。1980年代にギガルがスター生産者として注目を集め、新樽を効かせた濃厚なスタイルがトレンドになった時代においても、一代目ルネ氏はテロワールをリスペクトし続け、アペラシオンのエッセンスを表現することを重視。繊細に注意深く抽出を行い、新樽の使用も控えめにして、彼らは常にエレガントで熟成向きのワインを造り続けてきました。

ブドウ本来の風味や味わいを最大限に活かせるよう、伝統的な製法と革新的な製法を見事に融合させたこだわりのワイン造り。さらに2015年から世代交代経て新たなスタートも切り、今後の活躍も目が離せません。

■25以上の区画のブドウをブレンドして造られた“アンポジウム”

こちらのアンポジウムは、ルネ・ロスタンが所有する畑から、それぞれ斜面の異なる25以上の区画のブドウをブレンドして造られています。

彼らは、こちらのアンポジウムの品質を高く保つことが、ドメーヌの最重要事項の一つと考え、様々な素晴らしい区画のシラーを惜しみなく使用。

雲母片岩を中心に、火打ち石、粘土、石灰岩、酸化鉄など、コート・ロティの多様な土壌が、ブドウにミネラル感や複雑味、果実の鮮明さなどをワインへ与えてくれます。

■生産者一番のお気に入り“ブロンド”

こちらのコート・ブロンドの区画は、ロスタン氏が“コート・ロティのトップテロワール” と呼ぶ花崗岩質と石灰質土壌からなり、 エレガントなワインを生み出します。 

リリースの度にパーカーポイント90点以上の高得点を獲得し、1999年にはパーカー100点満点を獲得しました。

完璧主義者であるロスタン氏は、自分が納得のいかないヴィンテージにはコート・ブロンドのブドウを、通常キュヴェの「コート・ロティ」に混ぜてしまうとのこと。つまり、コート・ブロンドはロスタン氏が納得したヴィンテージのみの少量生産キュヴェ。

華やかなアロマ、口当たりの滑らかさと力強いタンニン、長い余韻。まさに最上のテロワールが生んだ傑作と言うべきワインです。