こんにちは、今年はどんな日本酒の夏酒を楽しもうかなーと考え始めた、ワイン屋ながら日本酒も好きな船橋東武店の川島です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、2013年ビンテージの10年熟成ボルドーワインです。

2023年ということで、10年熟成の格付けワインを1級シャトーが多く造られているポイヤックから、2銘柄ご用意させていただきました。

□参加費　各60ml　4,180円(税込)

□定員　11名

□Tasting Item

①2013　シャトー・クレール・ミロン 

（フランス　ボルドー　ポイヤック）

［ 赤　フルボディ ／ カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ他 ／ ボトル販売価格 15,400円(税込) ］

②2013　シャトー・ランシュ・バージュ

（フランス　ボルドー　ポイヤック）

［ 赤　フルボディ ／ カベルネ・ソーヴィニヨン他 ／ ボトル販売価格 24,200円(税込) ］

■カベルネ・ソーヴィニヨンの聖地“ポイヤック”

ポイヤックは、ジロンド河沿いから内陸まで競い合うようにシャトーがひしめく村です。5大シャトーのラフィットロスチャイルド、ムートンロスチャイルド、ラトゥールの3つが存在し、他にも格付けシャトーが数多く存在しています。

アペラシオン全体に存在する大きな砂利が水はけをよくし熱を蓄えるため、ブドウの果実がしっかりと成熟し、出来の良いカベルネ・ソーヴィニヨンが育ちます。清涼感のある杉の木のヒントにスミレの香り、そして濃密なボディの気品あるワインを生み出す言わずと知れた銘醸地です。

■ムートン・ファミリーの中で次男と称されるシャトー“シャトー・クレール・ミロン”

シャトー・ムートン・ロスチャイルドを手掛けるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが所有するメドック格付け第五級シャトー。 2011年には醸造施設の新設などを行い、近年品質が向上し、今後更なる飛躍が期待されるシャトーです。ムートン･ロスチャイルドとラフィット･ロスチャイルドに隣接する、絶好のロケーションに位置した畑から生み出されるポイヤックらしいしっかりとしたタンニンに、凝縮した果実味と綺麗に溶け込んだ樽の風味、酸、エレガンスが絶妙に調和。ブレンドの卓越したハーモニーをお楽しみください。

■スーパーセカンド“シャトー・ランシュ・バージュ”

メドック格付け第五級ながら、その品質の高さからときにスーパーセカンド（メドック格付け1級シャトーに匹敵する品質のワイン）とも呼ばれるシャトー、ランシュ・バージュ。

畑はランシュ･バージュを頂点としてその周囲に広がる、通称「バージュの丘」と呼ばれる場所に位置。ガロンヌ川に浸食されたピレネー山脈からの砂利を中心に構成された土壌は、粘土質が少ないことにより日中に吸収した熱を夜間に発散できるという好条件を備えていることから、古くから出来の良いカベルネ・ソーヴィニヨンが収穫される土地として知られていました。

造られるワインは、カベルネ･ソーヴィニヨンの比率が高いことにより、タンニンが豊富でまろやかさの中にも厚みがあり、力強い味わい。また開放的で率直、とっつきやすいながらもポイヤックらしさや品格を失わないスタイルは、「貧者のムートン・ロスチャイルド」とも評されるほどのシャトーです。

「典型的な長期熟成型のワイン」と評されているランシュ・バージュ。 決して侮ること出来ないその実力をご体験ください。