こんにちは、船橋東武店の田口です！

さて、今回ご紹介する週末スペシャルテイスティングは、オールド・バスタード・シラーズです。

バロッサ・ヴァレーを代表する生産者のトップキュヴェ。

樹齢125年以上の古樹から生み出される、凝縮した果実味と酸味が調和したエレガントな味わいが余韻まで長く続きます。

□開催日　2024年11月16日(土)～17日(日)

□参加費　1杯60ml　　2,200円(税込)

□定員　11名

□Tasting Item

①2018　オールド・バスタード・シラーズ

／ ケーズラー（オーストラリア　バロッサヴァレー）

［ 赤　フルボディ ／ カベルネ ／ ボトル販売価格　19,800円(税込) ］

■バロッサ・ヴァレーの老舗ワイナリー

南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーに位置する、老舗ワイナリーケーズラー。

1840年代にケーズラー家がシレジア（現在のポーランド南西部からチェコ北東部）より移住し、1893年に最初のブドウ樹を植樹したことから、ワイン造りが始まりました。

その後1999年に、古樹を擁するケーズラーの畑にレイド・ボスワード氏が目を付け、ワイナリーを購入したことで、新たな歴史が始まったのです。

彼らは、樹齢100年を超える古樹シラーズを使用して高品質なワインを造り、各評価誌から一貫して高い評価を獲得しています。

ワイン・スペクテーターでは、オーストラリアのベンチマークとして紹介されるなど、オーストラリア国内のみならず、世界的に認められている注目生産者です。

その中でも彼らを一躍有名にしたのが、このオールド・バスタード・シラーズという上級キュヴェ。

著名な評価誌でもリリースの度に高得点を獲得している、ワインラヴァー必見のワインです。

醸造では「エレガンスを求め、果実の明快さを引き出す」ことを心掛け、低めの温度で発酵。

アメリカンオークはすべての素材の質感を同じにしてしまうとしてあまり使用せず、主にフレンチオークを採用しています。

■愛好家垂涎のシラーズ

ブドウは樹齢が高くなるほど、自然と収量が限られ、より凝縮したブドウが結実するため、より複雑な風味を持ったワインが出来上がるとされています。

こちらのワインは、単一畑オールド・バスタードに1893年に植樹された古樹のシラーズを使用したトップキュヴェ。

バロッサの歴史、土壌の「真の証」と呼ばれ、愛好家垂涎のバロッサ・シラーズです。

ブドウを手摘みで収穫後、破砕せずに天然酵母を用いて10日間かけ発酵。

その後、新樽率80%のフレンチオークで12～16ヵ月熟成しリリースされます。

こうして造られたワインは、古樹由来の凝縮した果実味と複雑な風味が特長。多層的で深みのある味わいをお愉しみいただけます。

■バロッサ・ヴァレーとは？

バロッサ・ヴァレーとは南オーストラリアに位置する産地。

ここはシラーズの首都ともいえる産地で、シラーズの栽培面積が5割を占め圧倒的な生産量を誇っています。

標高は250m～350m程度と比較的低く、畑はなだらかな平坦地に多いことが特徴。

降雨量も少なく、暑く乾燥した気候から、凝縮度の高いブドウが収穫されます。